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千術は一誠に如かず

 あっという間に投票日です。最後までの努力が勝敗を分けます。どうぞ、支持拡大にご協力を、よろしくお願いします。

板倉さんの立候補のおかげ
 板倉やすあきさんの出陣式は、私にとってかけがえのないものとなりました。高校時代の親友 (葬儀などで顔を見ることはあったのですが)や国鉄の元同僚と何年かぶりの再会など、会いたいと思っていた人との再会を実現させてくれたのです。
 高校時代の親友は板倉候補の叔父さんで、半日ほど候補者カーの運転もしてくれました。参院選では電話で支持を要請し、「そのうち一緒に飲もう」と約束しました。しかし、その後続いた多忙のなかで「どうなる。本当に会う機会が作れるのか」と自問自答して来たのです。ある人から「歳なんだから、会いたい人にあっておかないと永久に会えなくなるよ」と言われ、それがいくつか現実になっているだけに気になっていました。
 ようやく会えた親友も大病を患ったのだそうで、冷や汗ものでした。ともかく板倉さんの立候補で会えたのですから、板倉さんは縁結びの神、最高の選挙です。

嘘が言えない人だから安心
 市議補選の焦点は「日本共産党が2議席目を獲得できるか」ではないでしょうか。
 出陣式には120人余りの人が集まり「地域を挙げての支援」を実感したのですが、圧巻だったのは6日に開かれた個人演説会でした。84人(よく数えた司会)が集いました。
 地元の元自治会長代表、親戚で元市の幹部、同級生代表、そして先輩教員の元校長先生が候補者像を語り励まし、支持の拡大をうったえました。みなさん、本当にいい話をされました。私は最後に選対責任者として訴えをしなければならず、その準備でメモを取れませんでしたが、「こういう人こそ議員にしたい」という一点で一致していました。

「共産党だからいい」
 自治会長さんが、板倉さんから立候補の話があったときからの経過を語り、地元から議員が出ることの意義を強調されたあとの話を簡単に報告します。というのは、その話の中に共産党が登場したからです。
 自治会長さんはありがたいことに「党派を超えて板倉やすあきの支持拡大を」と訴えました。それに対して元校長先生の話の結論は「共産党だからいい」でした。板倉さんが共産党と分かったとき、ご自分は社会党支持だったので、共産党をやめるよう説得し、応じなかった板倉さんを「信念の人と思った」そうです。それからご自身も共産党のことを勉強したようです。「アカを嫌うが日本でめでたい時の赤飯や鯛は赤。(私に)議員さん、何でも反対ですか?違いますね。暴力革命路線は六大会(六全協=もうちょっと複雑)で放棄した」などと語り、共産党こそ私たちの味方と強調されました。そして、実直な板倉さんの人柄をさまざまな言葉で語ったのち、「千術は一誠に如かず」という墨書を板倉さんに贈りました。普通は「百術」のようですから、板倉さんの「誠」はその十倍です。