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9月議会報告 決算認定反対討論A

転換が求められる諸課題

 (前号から)一言付言すれば、職員の待遇を改善することは、すべての職員が住みよい都留市、魅力ある都留市について考え、発信する意欲を引き出す前提です。また、市内経済の活気を取り戻す重要な手段でもあります。
 次に、市政に対する意見、要望を挙げます。

★自治会へしっかり援助を
 自治会にたいする援助は再三の指摘にもかかわらず具体化がありません。市政の土台をなすという位置づけが弱いようです。自主防災会とあわせて、生きた組織となるよう援助を求めます。
 ★太郎・次郎滝を間違って太郎滝・次郎滝と表示した説明板を設置した事実は、職員の関心が行政のテーマに集中していない事実を示しています。目の前の仕事をこなすだけで手一杯だからと思います。

★リニアはまったく不要
 リニア中央新幹線計画についての認識を聞きました。東海道新幹線の老朽化と大地震があった場合の迂回路といった理解のようです。しかし、東海道新幹線が老朽化したならその対策強化を優先すべきであり、迂回ルートは大量の電気を消費するリニアでなくてもよいはずです。赤字を理由に国鉄を解体したはずなのに、リニアを建設する巨額の費用をどうして短期間に作りだせたのでしょう。お金は国民に押し付けた赤字清算のために使うべきです。

★フランスの高齢者が幸せなわけ
 年金の保険料の収納率が64%台というのは市民生活の将来と日本の社会保障の崩壊を示す数字です。こうした現実に危機感をもたず、国政を信頼するだけでは市民の生活を守ることはできません。1カ月ほど前、NHKのラジオ深夜便でフランスからの情報で、世論調査で高齢者の89%、恐らく病気などの人を除くすべての高齢者が幸せだと答え、30%の高齢者は大変幸せだと答えたそうです。最低保障年金制度で老後の暮らしが守られているからです。
 市民・国民とじかに接する市町村こそ行政のイニシアチブを握るべきであり、国のいいなりでは市民生活を守れません。

★地域経済に無頓着でいいか
 公用車のリース先は全部市外資本のディーラー、購入先も3分の1はメーカー系のディーラーと報告されました。市内ディーラーからの購入で地元業者を潤し、お金を地域で回そうという意識、行政自体が最大の消費者という意識が欠けており、地域経済にたいする無頓着を示すもので強く改善を求めます。

★教室にエアコン設置を
 学校の普通教室にエアコン設置を計画的に進めるよう、あらためて求めます。猛暑はこれからも続くと思いますし、子どもにこれ以上我慢を強いる理由はありません。

★看護師の待遇改善を
 看護師不足は深刻です。職員以上に真剣な待遇改善を求めます。