9月議会報告 一般質問@
市政の課題と市長の関与について
先週の議員定数の記事から上杉実議員が抜けていました。読者の議員から指摘されて気がつきました。お詫びして訂正します。上杉議員は定数2減の16を主張しました。
今週から9月議会の報告です。先ず一般質問ですが、すでに小林市長は引退を表明していますので2点にしぼつて質問しました。
開会日、市長はこの任期で引退し後進に道を委ねると表明しました。4期16年間、組織、特に公的機関のトップに居続けることの重圧は相当のものだろうと拝察します。立場や見解は違いますが、そのご苦労に対しては心から敬意を表したいと思います。ご苦労さまでした。
小林市政の評価につきましては議会最終日に決算認定討論の中で述べたいと思っています。その上で、引退する市長に対して2点について質したいと思います。
その第一は今後の市政の課題についてどう考えるかということと新市政に対する小林市長の関与についてです。
実績は述べたが課題は
市長は引退表明の中で、4期16年の実績を述べましたが、残した課題は何だと思っているのか、そして今後市政を担当する新しい市長に何を期待しているか伺います。
また市長は、自らを高齢者と呼ばれる年齢となったと言っていますが、60代半ばは政治家としては高齢とはいえないのではないでしょうか。引退後、小林市長は新市政にどう関与するのか、しないのか。院政を敷くのではないかと危惧する市民もいると思われますので、今後の政治活動についてどう考えているか問うものです。
【市長答弁】
残した課題と新しい市長に何を期待するかですが、時代は少子高齢化の進行による人口構成の変化や人口減少社会への突入、経済のグローバル化や次の大収斂(だいしゅうれん)の進行、地球規模での環境・エネルギー問題、さらに、経済の低迷や財政の悪化、地方分権の進展等、激的な変化が進む中、政治の主要な課題が、成長の果実の分配から負担の公平な分かち合いへと変わり、次々と新しい課題や解決すべき課題が惹起(じゃっき)しております。
そうした中、新たに誕生する市長には、今後、それらに対応し、自らの描いた本市の将来ビジョンを示し、それを実現するための政策を立て、情熱と忍耐をもって実行して頂くよう願うものであります。
私も人生において白秋=林住期(※)と呼ばれる時を迎え、様々なくびきから自由になり、じっくり自分の人生を振り返り、改めて公職を離れた後の自分の生きる時と処、そして、自分の置かれている位置を考え、自分の役割や責任・使命を自覚し、二度とない人生を今後愛惜(あいじゃく)尊重の念を持って、生きてまいりたいと考えております。
※白秋=人生の秋。林住期=ヒンドゥー教の言葉、ヴァーナプラスタ - 森林に隠棲して修行する時期(ウィキペディアより)。
国語辞典には載っていません。参考=林棲(りんせい)。