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6月議会報告 一般質問E

続・林業振興 道路・通りに愛称を

 (前号から)そのために林道整備で全国から大きく後れを取り、民有林の荒廃を招いています。当然のことですが、県産材の活用に主たる責任を負うのは県であり、そのための具体策を求めるべきです。ただ、桂川流域の民有林は特別に荒廃が進んでいると報道されたこともありました。市として、その認識は重要だと思います。

市に必要な構えと具体策
 その上で市としてどういう政策を打ちだすのかです。市は森林計画制度のもとで森林所有者の森林施業計画を設定し、所有者や森林組合とともに計画を実行する立場にあります。本気で実行しようとすれば現在の産業観光課の体制では無理と思います。それにふさわしい体制を整える気があるかどうかが問われます。また、地元産材の普及や間伐材の活用など具体的手立てが必要です。たとえばペレットストーブの普及には数値目標と支援策が求められるでしょう。
 さらに山林地主に何を期待するのかという点では山林地主がその気になるような対策と支援策が必要と思います。これらについて、現在検討している内容について明らかにするよう求めるものです。

「林業後継者育成制度」創設を
 いずれにしても仕事は人間がするものです。そこで働く人が、その仕事にやりがいを持ち、生活を維持できることが、必須条件だと思います。そのために、わが党は「林業後継者育成制度」の創設を提起しています。これについても見解を求めます。
 わが党が打ち出した林業・木材産業の再生策と市の打ち出す里山の保全活用がイコールかどうか分かりませんが、いずれにしても地域再生の大きな課題であるという立場で問うものです。


道路・通りに愛称を
 いうまでもなく都留市は城下町で、その名残として道路の呼び名に大手通り、家中通りなどの呼び名が残っています。しかし、それは全体からみればごく一部です。県道や市道の正式名称は行政に携わる人たちだけのものになっており、市道姥川通り線よりも赤坂バイパスや下谷バイパスの方が市民にはなじみがあるのではないでしょうか。高尾町通りを県道高畑谷村停車場線と呼ぶ人はいません。
 こうした現状や甲府市の例などを見て、道路・通りに親しみやすい名称をつけたらどうか、かねてから思っていたところです。自分の住むところは誰でも愛着があります。「家は〇〇通りのここ」と説明できれば良いと思います。
 公募の上、愛称をつけることを提案するものです。


 二つの質問の答弁については「議会だより」をご覧ください。
 立秋が過ぎましたが、それは暦の上、猛暑が続きます。読者のみなさんにはお体を大切にされ熱中症などになりませんように。