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参院選の躍進

ご支援ありがとうございましたA

 「選挙は勝たなければダメですね」と語りかけると、返ってくるのはこの上ない笑顔です。選挙後の「赤旗」紙代の集金で、15年ぶりの楽しい対話です。「日頃の努力が実ったんですよ」と労(ねぎら)ってくださる読者が大勢いて、本当に励まされました。

多かった力強い反応
 投票日前日、支持を依頼する電話をかけていました。「都留にあまりいないで、子どもの住む東京に行っているらしい」という同級生のM子さんに電話をしました。「いないだろうな」と思ったのですが、意外にも2回ほどのコールで出ました。「あれ、いたかい」という私に、帰ってきた答えが秀逸でした。「ナニ言ってんのよ。義孝クンのハガキが東京に転送されてきたから期日前投票をしに帰って来たんじゃない」。恐縮するしかありませんでした。私は彼女の反応を有権者の変化の象徴的なものと受け止めました。
 明らかに年配と分かる女性に「自民党などが憲法を変えて戦争が出来る国にしようとしています。戦争を知っている年配のみなさんの一票が大切です。比例代表は戦争に反対してきた日本共産党と書いてください」と支持を訴えると「わかりました。おじいさんにも言います」という答えが返ってきました。若い人が「うちの人たちにも言います」と答えた例もありました。

投票しなければ何も変わらない
 年配のTさん御夫妻、集金時にはいつも上がり込んで話します。私が座るや「初めてお金をかけて投票した」と話し始めました。
 Tさんは若いころは選挙にかなり関わったようです。しかし、この10数年は選挙活動とは距離を置いてきたそうです。「赤旗」読者になってからかなりたったある時、「いままで土建屋の応援をしてきたのかな」と述懐されました。鼻っ柱の強いことで有名なTさんも高齢になり、最近は思うように体が動かないといい、投票に福祉タクシーを使ったそうです。これが初めの言葉です。
 ご自分の言葉に触発されたように、あらためて国民の選挙権=投票する権利を行使する意義について「投票に行かなければ何も変わらない。政治を語る権利も資格もない」と熱く語りました。

マスコミの責任と若い政治家
 「無責任なマスコミの影響だ。国民は後悔することになる」。自民党の大勝ちに憤りを隠さなかったのはOさんです。「若いボンボン、ご苦労無しが憲法を変えるという」と、戦争を知らない若い政治家の主張の危険さを語りました。戦争を知らない世代でも、国民にとって戦争に勝者も敗者もないことはすぐにわかるはずです。そこに思いが至らないのは安倍首相などが戦争になっても何の被害も受けない立場にいるからでしょう

日本共産党をもっと大きく
 自民党の政治はすべての分野で賞味期限を超えています。これを根本的に変えるには日本中で東京、大阪、京都のような躍進が必要です。これからが正念場です。