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参院選の躍進

ご支援ありがとうございました

16年ぶりの勝利でした
 比例の5議席確保が決まったのは開票立会から帰ってから、それも22日になって午前2時過ぎでした。公示直前に始めたフェイスブックは活用に至らず写真を投稿しただけでしたが、5議席が決まった瞬間には「バンザイ!三唱」を投稿してしまいました。
 東京、大阪、京都で議席を獲得したことも快挙でしたが、もし主戦場の比例代表選挙で5議席が獲得できなければ「躍進は都会の現象」になりかねませんでした。
 二大政党、第3極などの目くらまし、共産党封じ込め策を打破しての前進です。「自共対決とは何か」を明らかにすることによって、さらに本格的な前進につなげたいものです。いっそうのご支援をお願いします。

メディアの劣化が進む
 開票速報の最終盤、NHKテレビの残りの比例議席獲得予測のイラストで、ゴールをめざす共産党のランナーはゼロでした。4議席止まりかと思った直後に獲得議席が7から8になったのです。結局NHKの予測に合理性がなかったということで、誤報と言わなければなりません。
 そればかりではありません。政策の違いを解明するのでなく獲得議席を報道の中心に据えて「自分が投票しても変わらない」という思いを広げ、有権者の投票意欲をそいだり、参議院の役割を無視し、選挙の焦点は「衆参のねじれ」という自民党の主張を垂れ流したり、メディアの堕落は極まりました。

選挙運動の自由化を
 新聞社、テレビ局が金もうけ目的の企業であるにしても、報道機関として最低限度の責任を自覚し、表現の自由拡大の役割は果たしてほしいものです。
 今回の選挙ではそのきっかけになることがありました。ネット選挙の解禁です。これを機に、今の選挙のくだらない規制もやめさせようではありませんか。
 たとえばポスターは決まった数の証紙を貼ったものしか掲示出来ません。それどころか候補者ビラにまで証紙を貼らなくてはならないのです。こんなバカな規制を有権者は知っているでしょうか。

共産党封じ込め、規制の歴史
 規制のはじまりは戸別訪問でしょう。「買収の防止」が理由だったと記憶しています。共産党に無縁の金権選挙を理由に個別の説得活動を困難にしたのです。宣伝の中心的手段である文書宣伝を「紙の爆弾」と恐れた勢力は、これを制限するために「法定ビラ」という制度を導入しました。加えて先述の証紙による規制です。音の宣伝ではたくさんの弁士(地方議員)を活用する共産党の宣伝カーを禁止しました。「赤旗」宣伝カー、パンフレット宣伝カーも次々に禁止しました。
 あらゆる規制で暗闇選挙にしたうえに「世界に冠たる巨大メディア」を使っての争点ぼかし、参院選はそれに抗して躍進したのです。ご支持いただいた「赤旗」読者のみなさん、重みを噛みしめようではありませんか。