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市政と3月議会のまわりで

 予算反対討論で触れた部分を振り返ってみました。

憲法を守る理由
 若いころ「物事は歴史的に見なければならない」と教わりました。最近の政治家の中には「今、この瞬間」しか見ない人が多いと感じます。
 日本は68年前、自らが起こした戦争に負け、平和国家として生まれ変わることを約束してアジア諸国に迎え入れられました。その証しとしての憲法9条は、アジア諸国民2千万人(中国人1千万人)と日本国民310万人の犠牲を償うという意味があることを忘れてはなりません。ところが、昨年12月に誕生した安倍内閣は憲法を変えることを公言しています。
 日本の戦争は歴史書をひも解かなければ分からないような古いことではありません。アジアには、日本軍に父や母、身内を殺され友人を殺された人たちが生存しています。簡単に忘れられることではありません。日本が憲法を変え、アメリカと一緒に戦争ができる国になろうとすることはアジア諸国には許せないことのはずです。
 このことを無視すれば日本は政治的にも経済的にもアジアで孤立せざるを得ません。
 参院選では「憲法」が最大の焦点です。

テングス病を各紙が報道
 先々週、お城山のサクラのテングス病の枝の除伐について書きましたが、3月議会の最中に民報テレビが放映し、新聞各紙も取り上げました。意外に思ったのはテングス病について知らない人がかなりいて、説明した後で「天狗の巣に見立てて名付けられた病名というが、誰が天狗の巣を見たか」などと笑いの種になりました。
 テングス病はあちこちに広がっており、寄せられる情報を担当課に伝えると職員はすぐに見に行きますが、完全処理には相当の時間がかかりそうです。

 城山のサクラは×ですが
 お城山にその後2度行ってみました。  一昨年の台風で崩落した部分のうち、登山道は業者が入って修復されていました。
 同僚議員が指摘した某団体の看板とペンキを塗った木の根のベンチは撤去されていました。切り落とされたテングス病の枝はあちこちにまとめられ、ビニールシートがかけられていました。
 そして、残念だったのは、昨年はきれいに咲いたサクラが今年はスカスカだったことです。サクラは前年の夏に花芽がつき、寒い冬の間はその花芽が咲くのを抑制し、春、一定の温度(15度位)になったところで開花する仕組みだそうです。今年はなにが障害になったのでしょう。
 それでも足元を見るといろいろな花が咲いていました。今を盛りのスミレ(アケボノスミレ?)、ノイチゴ、カントウタンポポ、マムシグサ(テンナンショウ)、その前にオオイヌノフグリです。これからはホウコグサ(平地では雑草)やホタルカズラが楽しみです。お城山は山野草の山でもあります。