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共産党が伸びてこその選挙ですB

こんな場面にも共産党の役割

 12月2日の朝でした。テレビ画面のテロップで中央道の笹子トンネルの事故を知り、甲府へ向かう妻に「中央道は通行止めだよ」と告げました。妻が高速道路を使わないことは百も承知です。妻は「事故なの。でも中央道では行かないから」と、これも百も承知の受け答え、熟年だなぁの感慨です。

県議と「赤旗」記者から電話
 しばらくして、小越智子県議から「笹子トンネルで事故があったらしいけど、大事故ならようすをつかんでおいたほうがいいかなぁ」と電話。続いて「赤旗」志村清記者から「親戚の法事で取材に行けない」と。
 こんな電話をもらって、行かないわけにはいきません。所用でわが家に来ていた兄に「行く?」と聞くと、一も二もなく「行く」と。フットワークの良さはなかなかです。というわけで大月市笹子町の事故現場が見える場所に向かいました。

事故は見えなかったが…
 笹子町の、地名でいえば黒野田から追分にさしかかるあたりに中央道の上に通じる坂道があります。そこを車で登ると、すでに何人かの人がいて、NHKの記者など報道関係者と分かりました。写真は中央道をまたぐ橋の上からのものです。
 トンネルから煙が出ているようすはありません。テレビニュースなどの映像はトンネルの西側と分かりました。
 写真を撮って帰り、志村「赤旗」記者にメールで送りました。

笹子トンネル上り線大月側

土台がはっきりしている談話
 担当者とのやり取りで載せるらしいとは思っていましたが、翌日の「赤旗」に二段見出しで「小林都留市議が駆けつける」にびっくりしました。「写真提供小林義孝」を想定していました。翌々日は市田書記局長の談話が載りました。
 市田書記局長は、「点検が会社の内部規定に任され、検査は目視だった。検査結果を公的機関に報告する義務もない。大型開発に熱心な国が、その老朽化対策に不熱心」を明らかにしました。おだてられて撮影に行った私とは、かなり違う内容でした。

「安全二の次」のネクスコ中日本
 12月6日付「赤旗」は中日本高速道路が改修費用を惜しんで対策を先延ばしにしていた疑惑を報じました。
 同紙によると「(笹子)トンネルと同じ構造だった小仏トンネル(東京都八王子市、神奈川県相模原市)では、中日本高速道路の前身、旧道路公団が、2001年と03年に天井板を撤去していたことが5日、本紙の調べでわかりました。関係者などの証言からは、改修費用への懸念から中日本高速が対策を先延ばし、維持保全の経費を抑制する…」。
 警察発表だけの他紙との違い、歴然です。