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情勢は変わってきているA

 10月・11月を振り返ってみました。

画期的な選挙結果…笛吹市
 10月21日投票で笛吹市の市長選と市議選がありました。翌日の新聞に、隣の西桂町の「町長と議会ダブルリコール」の記事と並んで大きな見出しになりました。
 応援に行った市議選で現職2議席を守ることができたのでバンザイなのですが、市長選の結果は衝撃的でした。2週間前に急きょ立候補を決めた新人の倉嶋氏が現職に7364票という大差をつけて当選したのです。箱モノの象徴=多機能アリーナ建設反対が圧勝の原因でした。「アリーナよりくらしを」。分かりやすいスローガンでした。
 選挙後、アリーナ建設を「中止する」と明言した倉嶋氏が今後市政をどうリードするか、注視したいと思います。

対政府交渉に参加しました 
 10月24日、県民要求実現大運動実行委員会の交渉に参加しました。(写真上 発言する植村道隆山梨一区候補)
 志位和夫衆院議員事務所を通じて七つの省に29項目の要求項目を提出し、その回答を聞くところから交渉が始まります。要求項目が多いのはやはり厚生労働省で11項目に及びました。
 最初の「自治体独自の医療費窓口無料制度に対するペナルティーを廃止すること」という項目の説明には「山梨県では、5年間続いた重度心身障害者医療費窓口無料制度が廃止されようとしています。その最大の理由は国のペナルティー制度にあります。国は、市町村国保に対して8億7千万円のペナルティーを科していますが、こうした制裁措置を中止し、必要な財政支援を要望します」とあります。
 この項目は国の姿勢を示す象徴的なもので、厚生労働省の仕事は国民生活をまもるのでなく、逆に福祉を重視する自治体に圧力をかけることなのです。この日の回答でも「自治体間のバランスをとるためのペナルティー」と木で鼻をくくったような回答でした。重要なのは民主党政権になってからもこういう姿勢に変化がないことです。
 ただ、省ごとに見ると変化もあり、「都留大への交付税の増額」について、文科省は「文学部への交付税は低過ぎる。引き上げのために総務省と本腰を入れて交渉する」と明言、長年の要求が届いたと感じました。

 米軍は北富士演習やめよ
 10日から米軍の演習が始まり、山中湖の親水公園で抗議集会が開かれました。(写真下) 「アメリカ従属は安保条約が根源」が実感される発言が続きました。


交渉

抗議集会