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消費税増税法成立と…

 志位委員長が消費税増税法案成立を受けて談話を発表しました。
 ―@民意を無視した民自公の法案強行に強く抗議するA増税法案実施は2014年4月であり、実施を許さないたたかいをよびかけるB実施前には必ず衆院選、参院選があり、民自公に厳しい審判をくだそう。日本共産党は消費税増税によらない道を提起しており、日本共産党が伸びれば増税実施阻止の力になる―

深刻さが伝わらない報道
 法案成立を受けた新聞の論調は相変わらずです。新聞報道の落としどころは「国民は『賛成できないが国の財政も大変だからやむを得ない。そのかわり国も節約してくれ』と思っている」というところのようです。年収200万円以下の人が1045万人もいる現実や、東日本大震災からの復興や国民生活の各分野にどのくらい困難をもたらすか、そもそも財政再建につながるかという観点や主体的判断は伝わってきません。
 志位委員長が指摘するように、増税実施まで1年7カ月、たたかいはこれからです。

セミ―国民的規模の誤解
 夏休みのNHKラジオ「子ども電話相談室」でセミの生態についての質問を聞きました。「『地中に7年、地上で7日』は正しくない、セミ学会で訂正している」といいます。
 ネットで調べてみると地中(幼虫)で3年から5年、特に長いアメリカのセミで17年というのがあるそうです。これは「ああそうか」で済みますが、問題は「地上で7日」の方です。これはセミの飼い方の難しさを示すもので、当初調べた人が餌を摂れない状態で飼ったために1週間ほどで死んでしまい、それが定説になったということでした。実際は成虫になったセミは3週間から1カ月ほど生きるそうです。
 お盆に集まった子どもたちにこの話をすると一様に驚いていました。ネットでもセミを特集していました。それによると「セミは逃げるときにおしっこをかける」も人間の思い込みで、セミに「報復」の意思はないようです。もっとも親しまれている昆虫だけに思い込みも全国民的でしょう。

送られてきた2冊の冊子
 盆入りを前に2冊の冊子が届きました。
 1冊は月刊誌「婦人通信」9月号で、特集「自然エネルギー社会への転換を」で都留市の「元気くん」が取り上げられていました。原稿を寄せたのは市の職員です。一緒に取り上げられていたのは長野県飯田市と高知県梼原(ゆすはら)町で、それぞれ自然エネルギー活用の先進です。私は同誌編集部の要請にこたえて担当課を紹介しただけですが、丁寧な礼状が添えられていました。
 もう1冊は「鉄路に生きて」創刊号です。こちらは手作りの文集で「国鉄・JR東京OB親睦会」の発行です。22人の文章の中に、送ってくれた友人の名前とともになんと87歳になった金子満広元党書記局長の名前もありました。私に活動人生の原点を思い起こさせた文集でした。