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知事選の結果と議会報告のつづき

健闘した大久保候補

 知事選のご支援ありがとうございました。
 多くの読者の方から「大久保さんに入れてきましたよ」とねぎらいの言葉をかけていただきました。

信任といえない数字
 先の参院比例代表選挙の日本共産党の得票2万2548票対民主・自民・公明の得票総数32万5708票の比率は1対14。その力関係からいえば大久保さんの得票は1対5ですから健闘といってよいでしょう。結果が分かっているような論調をくり広げた新聞報道もあり、棄権した有権者の気持ちも理解できます。そうしたさまざまな条件をみれば横内県政が信任されたとは言いにくいのではないでしょうか。
 選挙中、「県民は小林さんたちに感謝しなきゃあね」と候補擁立を評価する声を寄せていただいたり、街頭からの訴えに車からたくさんの反応が寄せられ感激したりする場面がありました。これを励みにこれからもがんばりたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 年明けのあいさつや知事選もあり、議会報告が途切れていました。「市議会だより」も発行されましたので、重なることになりますが、けじめという意味で最後の質問の補足をさせていただきます。

自治会活動に理解を
 自治会は戦後、戦争の翼賛組織だということで占領軍の命令で解散させられました。その後、自治組織として再出発したのですが、その運営が近年なかなか難しくなっていることは御承知のとおりです。
 「民報」の補足でふれましたが、自治会にたいする市の対応は変わってきています。これは4年前に自治会連合会の会長を経験しての実感です。

自治会長活動費の改善
 おそらく20年近くも前のことですが、県党の議員団会議で自治会長の報酬が話題になり、市町村によって大きな差があることが分かりました。その論議を踏まえて当時、総務課長と交渉しました。自治会活動の費用は連合会から支給される形ですが原資は市からの補助金だからです。
 記憶にあるのは自治会長への報酬(活動費)だけですが一律の金額から一律プラス戸数割に変えることになりました。現在は自治会への補助金は一律1万円プラス戸数×300円、自治会長活動費は一律2万5千円プラス戸数×240円だそうです。自治会への補助金増額は行政の下請け化を強めるという意見もありますが、他市の例も参考にしながら検討する必要があるかもしれません。

生きた隣人関係をつくるために
 無縁社会が流行語になっているような地域社会で自治会活動の活性化は大切な視点ではないでしょうか。もちろん長時間労働でくたびれて自治会どころではないといった現実を視野に置かなければ根本的解決にはならないでしょうが…。