新年あけましておめでとうございます
世界政治の流れに大きな希望
「赤旗」読者のみなさんにとって今年が良い年になることをお祈りします。
今年は地方選の年です。財界の要求にこたえて法人税の減税を決めた菅内閣に対して、地方から「くらしを守れ、消費税引き上げ反対」の声を上げていく年です。私もその先頭に立って奮闘する決意ですので、旧に倍するご支援をお願いします。
12月13日に甲府市で志位委員長を迎えて演説会が開かれました。その演説会で語ったアジア政党国際会議のようすは、世界政治の大きな流れとそれに沿っている日本共産党の指し示す展望に確信を与えました(全文は12月15日付「赤旗」)。
志位委員長が語ったのはアジア政党会議の意義とその会議への日本共産党の貢献、そして日本共産党にたいするアジア政党会議からの評価でした。
アジア政党国際会議とは
アジア政党国際会議はICAPP(アイカップ)と略称で呼ばれ、アジアで活動するすべての合法政党が与野党の別なく一堂に会する会議です。2000年にフィリピンのマニラで第1回が開かれ、今回が第6回総会です。12月1日から4日までカンボジアのプノンペンで開かれました。
この会議で志位委員長は、「アジアと世界の平和と繁栄をめざして」と題して、東南アジアから北東アジアに平和の流れを押し広げること、貧困と気候変動の解決にむけた先進国の責任、核兵器禁止条約の締結をめざす国際交渉の開始を呼びかけました。
核兵器廃絶へ前進
11月中旬に党に届けられた「プノンペン宣言」原案には核兵器の問題が取り上げられていませんでした。党はこれを重視し、アイカップの事務局長(共同議長の一人)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)氏が党本部を訪問し懇談した際、独自案を示しました。この提案は「国連事務総長の5項目提案を支持し、核兵器のない世界をめざす取り組みの発展を重ねて呼びかける」という文言で取り入れられました。これは今年5月にニューヨークで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議の最終文書で「5項目提案に注目」となっていたものをさらに発展させたものです。
紛争は対話と交渉で
この会議では韓国と北朝鮮の間で激しい論争が繰り広げられました。志位委員長は北朝鮮への名指しは避けつつも国連憲章に違反する行為を批判し、対話と交渉を通じて事態の鎮静化をはかるために緊急に対話のテーブルに着くことを提案しました。この提案も韓国、北朝鮮がともに出席した総会で「プノンペン宣言」に取り入れられました。
金メダルをもらう
総会後の晩さん会で、志位委員長は「ICAPP10周年貢献賞」を受賞しました。世界に通じる綱領を持つ日本共産党ならではです。アメリカしか見えない日本の他の党はこういう国際会議では無口になりがちとか…。