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不思議な動物たちの夜の生態

 夜、クルマで走っているといろいろな動物と出会うことは以前にも書きました。

人を化かす動物の話
 これまで見た動物はタヌキ、イノシシ、シカなどですが、先日は大月市側の沢井でテンと思われる動物を見ました。クルマの直前を横断し、あやうく轢きそうになり、急ブレーキで難を逃れました。
 ネットで調べるとテンはイタチ科の動物でイタチよりずっと大型です。今の時期、鮮やかな黄色とあります。大きさ色とも私の見たものと一致しているので、まちがいないでしょう。これまで見た記憶がありませんから、この辺りにも住んでいるのかなぁというのが率直な感想です。「狐七化け狸八化け貂(テン)九化け」など、各地の言い伝えに共通するのはキツネ、タヌキとともに「テンは化ける、人を化かす」などです。
 子どもの頃、「○○のおじさんがキツネに化かされて、一晩中歩き回って朝になって帰ってきた」などという大人の話を聞き、子ども同士でよく話題にしました。時代が下がってそんな話も聞かなくなってから「よからぬところに泊ってその言い訳に使ったのさ」と知らされました。大人が「キツネは化かす」と信じていたかどうかは知りませんが、出しに使われたキツネはいい迷惑です。
 悲惨なのは車にひかれた動物を見ることです。最近はタヌキの事故死をよく見ます。若いイノシシの事故死も目撃し写真に撮りましたが、この「手紙」に掲載するにはかわいそう過ぎます。
 それにしても彼らは、なぜ夜、クルマの前に飛び出すのでしょうか。今泉吉晴先生に教えを請いたいところです。

わが家のまわりにタヌキ?
 20年ほど前には、夜、よく出会ったのはキツネでした。先日は週に2度続けてキツネに出会いました。1年ぶりの出会いでした。キツネの復活を感じさせる出来事でしたが、まだ大きい手ごたえではありません。
 それに対して大繁殖を感じさせるのはタヌキです。タヌキを話題にすると夜行性の人たちの間で「オレも見た」と盛り上がります。
 先日、わが家のまわりでタヌキが掘ったと思われる穴がいくつも見つかりました。直径15センチほど、奥行きは数センチから15センチほど、何のために掘ったのかわかりませんが、糞がしてある穴もありました。隣家の畑にもありました。害というほどのことではありませんが、放っておいてよいのか気になるところです。

大盛況だった林業シンポ
 21日付の日刊「赤旗」と今週の「赤旗」日曜版折り込みの「山梨民報」で報じていますが、林業・木材産業の再生をめざすシンポジウムは大変盛況でした。当初100人規模を予定したのですが、準備段階から反響が広がり、当日の参加者は170人に達しました。
 県林業団体協議会の辻一幸会長(早川町長)は「時宜を得たシンポ」と評価しましたが、県の林務長や甲府市長、関係諸団体役員の出席は十分にそれを実感させました。