暮らしをまもる総反撃の選挙に
6月28日のことです。大月駅22時55分発上り各駅停車が事故で遅れました。富士急の最終に接続する電車で、わが家に同居している娘の夫が乗っています。甲府駅から携帯で「富士急に接続するかわからない」という連絡が入りました。
大月駅に電話がない!?
接続しなければ大月駅に迎えに行くか、今日から中央道がタダになったし、それもいいかなどと考えてみましたが、接続すればその必要もないわけで、とりあえず大月駅に問い合わせてみようと、かつての職場の電話番号をプッシュしてみました。ところが「この電話は現在使われていません」です。結局104に問い合わせました。
ところが104の返事は予想外でした。「大月駅には登録された電話はありません」「えっ、富士急はどうですか」「富士急もありません」。わかったのは、JRは時刻・運賃などの「問い合わせセンター」で050-2016-1600、富士急行は富士吉田駅で0555-22-7133がそれぞれ大月駅を管轄しているということでした。
富士吉田駅が電話に出ないので、「問い合わせセンター」に電話してみました。
「富士急に接続するでしょうか」「調べてみます」。しばらくたって「11時16分まで待つそうです」。あきれました。「中央線の遅れが何分かわからないのに、『16分まで待つ』じゃ接続するかどうか、わからないじゃないですか」「もう一度聞いてみます」。そのまま何分待ったでしょうか。なかなか出ないのでこちらから切ってしまいました。
接続の連絡調整もしない
結局、接続はなく、富士急沿線の客はJR負担のタクシーに乗り合わせて帰りました。
国鉄時代には富士急電車の運行に国鉄の大月駅構内本部が関わっていました。ホームに富士急の連絡所があり、打ち合わせをして接続などの調整をしていました。今回の出来事でわかったのはJRになってからこうした調整はしていないということです。
駅に電話がないというのも驚きですが、サービスの基本である接続も調整しないというのはそれ以上の驚きでした。サービス切捨て、利益第一の現場の実態です。
JRはリニアを自前で建設するといいます。分割・民営化の理由とされた「200兆円の借金」は国民に押しつけたままです。
ぜひ支持拡大にご協力を
「郵政民営化は改革の本丸」というペテンが国民に見抜かれ、自民党政治の終わりに道をひらいたのは小泉首相でした。
ところが期待を集めて登場した鳩山・菅政権は基地問題と消費税アップでアメリカと財界いいなり、たちまち自民党と同じ立場に立ち、一年足らずで民主党に期待できないことを立証しました。大きな「実績」です。
国鉄の分割・民営化を含め、これまでの政治の害悪はあらゆる分野に及んでいます。共産党を伸ばし、国民生活のすみずみにあたたかい政治の光を当てたいものです。ぜひ、最後の一瞬までご支援の輪を広げてください。