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6月議会報告 一般質問(2)

電波(ラジオの受信)障害について

 車運転中にラジオのニュースでもたらされる情報はときに聞き逃せないものがあります。ところが地域によっては雑音がひどく聞き取れない場所があります。また市内のトンネルの中ではまったくラジオが聞こえません。国道都留バイパスの都留第一トンネルはわざわざ「ラジオが聞けます」という掲示があるにもかかわらず聞けません。ある受験生はラジオで受験講座を聞きたいのに近所に工場があるためか雑音で聞き取れず、真冬の寒いなか屋外で聞いたという例も耳にしました。
 災害発生時を想定すれば、車のラジオを含めてラジオは重要な情報源であり、全ての国民が良好な状態で聴くことができる必要があります。その対策について、市の考え方を問うものです。

 【市長答弁】
 議員ご指摘の通り、災害発生時の重要な情報源として、ラジオ放送が大きな役割を担うものであると認識いたしております。
 ラジオ放送には、中波を使用するAM放送、超短波を使用するFМ放送、短波を使用する短波放送の3種類がありますが、本市は、地理的、地形的な状況からAМ放送ラジオ、FМ放送ラジオの東京波とローカル波が混在し受信環境が必ずしも全地域良好な状態にあるとは言えません。
 ご質問の、国道都留バイパスの都留第一トンネル内のラジオの受信状況ですが、国土交通省に問い合わせたところAМ放送のNHK第一とYBSの2局のみに対応しているとのことであり、調査いたしましたところAМ放送の2局分受信できることを確認いたしております。また、工場の雑音による受信障害などについてはNHK受信相談窓口において受信全般の相談にあたっているとのことであります。
 地域によりラジオの受信状況は様々ですが、今後、様々な機会をとらえ、少しでも受信環境の改善に向けた方策を講じるよう関係機関に対し要請してまいりたいと考えております。

AMのNHK第一は1584?
 都留トンネルの中で、私の車ではNHK第一が入らないのに答弁では「入る」といっています。後日、職員の説明を聞くと、「NHK第一は周波数1584Khz(キロヘルツ=富士吉田局)で入る」といい、新しい車ではラジオが自動的に1584をキャッチするのだそうです。
 しかし、私のまわりの人たちに聞くとNHK第一は594Khzで聞いています。1584を知りませんでした。そして事実、市内では594の方がよく聞こえるのです。なぜでしょうか。それはラジオ局の出力の違いです。NHKの東京局の出力は300kw(キロワット)、地方局としての甲府局(927Khz)はわずか5kwです。富士吉田局は中継局なのでそれ以下、出力は公表されていません。
 中央道の笹子トンネルが594で聞けるのに、そして市内では594でよく聞こえるのに、都留トンネルだけ1584というのは違和感があるのではないでしょうか。私同様に古い車に乗っている方には…。