| 前へ | Top |2007年〜 | 次へ |
今週の「赤旗」日曜版は永久保存版

中身がすごい、志位委員長の訪米

 議会報告はもう少し続ける予定ですが、今週はこのテーマを外すわけにはいきません。
 「赤旗」日曜版を待ちました。思ったとおり日曜版ならではの特集でした。「赤旗」の焼き直しは不本意ですが、今週は「歴史的事件」として残したいので、あえて書きます。
 核不拡散条約(NPT)再検討会議に核廃絶の道筋を明確にするための要請と米国に普天間基地撤去の働きかけることを目的として、志位委員長が米国に渡ったのは4月30日でした。当初、「日本の一野党が訪米して、どんな働きができるのか」という思いが頭をよぎりました。しかし、それは杞憂でした。

国連代表や反核NGOと会談
 「赤旗」日曜版は4〜6、18・19面で大特集していますので、じっくりご覧ください。すでに4月30日にセルジオ・ドォアルテ国連上級代表(軍縮担当)と会談しています。各国(4面)代表、反核NGO代表、広島・長崎市長と次々に会談しました。
 5月2日にはNPT再検討会議議長のリブラン・カバクチュラン国連大使と会談し、3日にはNPT再検討会議を傍聴し、国連原爆展でテープカットをしています。息つく間もない行動です。

バーモント州議会が熱烈歓迎
 バーモント州議会を訪問し、総立ち拍手の歓迎を受けたと知ったのは7日付日刊「赤旗」のトップ記事でした。驚きました。
 同議会の両院議長と懇談したあと、議場では議長席の隣の席で、同議会の「核兵器廃絶条約の交渉を米大統領に促す決議」を報じた4月2日付「赤旗」とともに紹介されました。「反共の国」の思い込みは捨てなければと思い、アメリカの民主主義にたいする信頼を深めました。

アメリカ政府と直談判
 最終日7日の日程を見てください。これが1面と5面の記事です。ついに米国務省でケビン・メア同省日本部長らと会談し、普天間基地問題で「無条件撤去しか解決の道はない」という考え方を伝えました。
 それに先だって民主、共和両党の下院議員と個別に懇談し、これからの交流にも道を開きました。最後には全米法律家協会ワシントン支部で講演までしています。
 これだけの日程をこなしたのですから、眦(まなじり)を決しての日々と思ったら、何とブロードウェイでミュージカルを鑑賞したといいます。さすがピアノ弾きの委員長…。

日本の政党としてのあるべき姿
 日本共産党は大会で「野党外交を重視する」としていますが、多彩な各国、団体との会談にくわえアメリカを相手に直談判すると誰が予想したでしょう。国民の声を代表して歯に衣着せず交渉する志位委員長の姿にあらためて思います。日本の首相として鳩山さんは説得する相手が違うと。
 11日付日刊「赤旗」1面で、なんと堀内茂富士吉田市長が「首相のやるべきことをやってくれた」と語っています。誰もがそう感じるのではないでしょうか。