小水力発電の可能性(3)
(「小水力発電って?」のつづき)
小水力の規模は世界で統一されていませんが、ヨーロッパ小水力発電協会では1万キロワット以下としています。日本では、電力業界が1000キロワット以下を小水力として扱ってきました。新エネルギー法の施行令改定(2008年4月施行)で1000キロワット以下を「新エネルギー」に認定したこともあって、これを小水力としているところもあります。(全国小水力利用推進協議会ホームページから作成)
日本共産党の予算組み替え案
2020年までに温室効果ガスを1990年度比で25%削減するとした国際公約を果たすためには、産業界との公的削減協定の締結が不可欠である。住宅用太陽光発電パネルの設置補助金の増額にとどまらず、その他の再生可能エネルギーの利用に関する補助金も大幅に拡大する。自然エネルギーの利用拡大にあたっては、周辺住民に被害を及ぼす新たな公害を引き起こさないようルールを確立する。
視察、問い合わせが相次ぐ
3週にわたっておつきあいいただきました。この間に3月議会も開会され11日には一般質問が行われました。
この間、日刊「しんぶん赤旗」を読んだ議員や民主団体からの問い合わせが相次ぎました。阿蘇の麓の村の議員からは「清流が湧き、滝となって流れる地でありながら、小水力発電について何ら取り組んでいません。もったいないことです」という手紙をいただきました。茨城県の市議からは「どの程度の落差で発電は可能か」と問い合わせがありました。「急なことですが…」と、遠く石川県から直接視察に来られた議員もいました。
小水力は矛盾が少ない
この議員は、風力発電は再三の落雷で発電機の修理に多額の費用がかかり廃止したと、その市の経験を語りました。また、「赤旗」のベテラン記者の話でも、自然エネルギーのなかで小水力発電がもっとも日本の地形と風土に合っているということでした。
ということで、一般質問の最初のテーマにこの小水力(マイクロ)発電を取り上げました。これを含め、来週から一般質問を連載する予定です。
都留市の小水力発電を全国に紹介した2月22日付「しんぶん赤旗」