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小林義光市政4期目に(2)

 先週、市長選の総括めいた文章を載せましたが、それだけでは気がすまないという読者がいました。メールをいただきましので、そのまま掲載します。

 

「5期目がない」ことも心配
 先日の『手紙』の「(市長選挙における現職の得票率について)みなさんはどう受け止められたでしょうか。」との問いに、町で拾った声でお答えしたいと思います。
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 選挙結果について
★小俣氏はよく健闘した。久々に選挙の風が吹いた。立候補は勇気ある行動だった。しかし「多選阻止」を叫ぶ決意以外の政策に説得力が足りなかった。
★(新人候補が誰であっても)市長交替で現状を変えたいと期待した市民は大勢いた。
★幟(のぼり)合戦、二大料亭の戦い、組織力による票集めだった。政策が問われた選挙だったかは疑問。
★現職三期の実績が信任されたわけではない。

 今後4年間の小林市政について
★4年後に5選はないという「足かせ」がない立場、「マンネリ化」よりも、やりたい放題のほうが心配だ。
★親戚縁者、仕事でのつながり(特に建築・設計測量関係)、地域等など縦横様々な関係やしがらみで、どちらへの支持を表明するか悩んだひとが多かった。市役所の中では組合が現職支持を掲げたというが、幹部が決めたことで一般の職員にその意識はなかったようだ。今後市中でも役所でも、選挙のしこりが残らないか気がかりだ。
★新聞報道によれば、今後の政策について「エコタウン」や「エコをテーマとした観光振興」に意欲を示しているが、エコは今や当たり前。それを施策とするなら都留市の身の丈にあった(財政事情を鑑みた)内容と規模にすべき。「事業仕分け」にかけてみてはどうか。
★実態を伴わない空虚なプランや政策づくりに腐心するのではなく、「くらし」に直結した施策を。「子ども医療無料化」「市内循環バス」の公約は何をおいても実現すべきだ。

 最後に選挙結果についてではありませんが、
★この選挙で何よりも残念だったのは共産党の候補がいなかったこと。
★改めて共産党には国政同様「建設的野党」の立場での奮闘を期待する。
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 4年後の選挙に期待します。

 

大学の授業料減免1・5倍に
 11月17日、都留大の理事と議会の懇談が行われました。6ヵ年計画の進捗状況と今年度予算についての説明があり、質疑が行われました。私は独立行政法人化後半年という時点なので評価を控え、国立大学の奨学金制度、授業料減免の状況を示し、都留大の対応を質しました。これに対し理事側から、新年度に減免対象者を1・5倍程度に拡充したいという答弁がありました。