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小林義光市政4期目に

 小林義光市長が初めて市民の審判を受けた選挙でした。得票数1万1716票、得票率58%を読者のみなさんはどう受け止められたでしょうか。投票率79・36%で絶対得票率(有権者総数比)は45・6%です。最大の争点が4選の是非で政策の大きな違いが見られず、同じ派閥出身で組織力中心という選挙では現職に油断のない限り「こんなもの」とも思えます。数字の示すのは批判の大きさです。4期を最後と言明している小林市長ですが心してかかるべきでしょう。
 それにしても選挙はいいものです。選挙公報で小林市長の公約をみると「中学3年までの医療費無料化」や「市内循環バス」などが掲げられています。選挙がなくても打ち出されたかどうか、それだけでも小俣政英氏の功績は大きいという声があります。
 「くらし」や「中心市街地」対策などはいまひとつ具体的でありませんが、共産党としては国政同様に「建設的野党」の立場で対応したいと思います。

富士吉田市がワクチン補助
 この間、自治体で前進があったのは新型インフルエンザのワクチン接種に対する助成です。最新のニュースでは10日、富士吉田市がワクチン接種について「妊婦、乳幼児などに加え、市内在住の小・中学生、高校生までの全員を対象に1回目の接種費用3600円を助成する」と発表しました。27日の臨時市議会に必要な費用約4000万円の補正予算を提出する予定で、中高生まで対象を広げるのは県内初といいます。県が4日、富士・東部地域に感染拡大警報を発令したもとで機敏な対応です。
 このほか中学3年生まで、小学6年生まで助成とか季節性インフルエンザの助成制度の準用など、県内市町村が次々に助成の拡充策をこうじています。選挙で忙しかった都留市ですが、「医療・福祉の充実」を公約のトップに掲げた小林市長が後れを取らないよう期待したいものです。

珍しい事もあるものです
 10月中旬に妻の行きつけの理容店のご主人が「旅行券が当たりました。いい知らせなので」と3万円の旅行券を届けてくれました。妻は「いわれるままに名前を書いただけ」といいます。そもそも「人生うまい話はない。くじは当たらない」家系と決めてかかっているわが家にとってはまったくの棚ぼたです。せっかくだからということで、日刊「赤旗」の休刊日を使い一泊で日光に行ってきました。
 調子を取り戻したとはいえ長距離用でない自家用車を運転しての旅行ですから、それだけで頭も身体も一杯です。カーナビに導かれて高速道路を中心に往復600キロ余り、盛りを1週間ほど過ぎた紅葉と日光東照宮、華厳の滝をおざなりに見て写真を撮っただけのドライブでした。復路は日本ロマンチック街道経由で関越道を戻りましたが、金精峠トンネル付近では道の両側に雪があり、すでに初冬でした。
 ホテルで選挙結果を聞いたのは奇しくも39年前の同じ日、市議補選の結果を聞いた新婚旅行以来の体験でした。