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No.33 12月市議会(第4回定例会)のご報告
議会報告



第4回定例会は、12月3日から17日まで開催されました。今回は12月4日、14番目に質問しました。

今回の質問は「深刻な景気悪化のもとで、市ができる支援策について」と「市立境幼稚園について」の2項目を質問しました。


※一般質問の全文をご覧になりたい方はこちら


1. 深刻な景気悪化のもとで市ができる支援策について

貧困と格差が広まり、さらに金融危機を引き金に景気悪化が一気に進み、市民生活が深刻な事態に追い込まれています。

そこで、市民生活を守る防波堤としての行政の役割をはたすため、以下のことを質問しました。

梶雅子の質問
(1)経済危機について、原因、日本経済への影響、市民生活への影響について市長の認識は。 (1)アメリカのサブプライムローンの不良債権化を契機に、対米輸出依存型の経済発展を中心に進めている日本の経済構造全般に大変大きな影響を及ぼしていると認識している。金融資本主義というべきシステムの破綻と思っている。
我が国の経済に対する影響は、金融機関のバランスシートの悪化により、多岐にわたって不況が日本全般に広がってきた。国の緊急補償制度の認定も通常は年間で1桁が10月末から11月末までで167件にも達しており、不況関連融資も昨年度を大幅に上回っているなど、市民生活にも大変厳しいと認識している。
 
(2)景気悪化に対して、どのような対策が必要だと考えますか。 (2)市においては、利子補給の拡大、小規模企業資金特別融資あっせんなどの充実をはかり、中小企業を支援していく必要がある。市民の雇用を守るためハローワークと連携した雇用対策にもこれまで以上に力を入れていく。。
  
(3)中小企業・小規模業者の営業を守るため、
@実態の調査をし、支援策を講じること。
A年末決済に向け、市としてどのような対策を考えていますか。
(3)@商店会連合会が、各商店会にアンケート調査を行い商店会の状況調査を準備しているので、一定程度の情報をつかめると考えている。
A商工会議所を窓口とするマル経融資の申請者には利子補てんを行なう予定、手続きは可能な限り即日での認定を実施している。
 
(4)悪化する雇用環境への対策として
@大企業や商工会議所に「雇い止め」「首切り」をさせないよう働きかけてください。
A都の「東京緊急対策U」に連携して、具体的に取り組みを考えていますか。
B労働相談事業の拡充を求めます。
(4)@労働基準法を遵守してほしいといった働きかけは行なっていきたい。
A効果的な連携ができるよう関係各課に検討させていきたい。
BホームページやチラシなどでPRなどに努めていく。
  
(5)生活保護受給者、生活保護基準すれすれの低所得者に市民に生活支援策を求めます
@1月から電気・ガス代もあがる、対策は。
A市独自の冬の見舞金のような補助を求めます。
B市民が気軽に相談できるよう手立てをつくすこと。
(5)@市として支援するのは難しい。
A市民社会福祉協議会で行なっている低所得者世帯への歳末見舞金として1世帯2万円を支給する事業を支援していく。
B生活福祉課の窓口に相談員を配置している、また市民社会福祉協議会にも相談員を配置しているので、市報等で周知を図りたい。


2.市立境幼稚園について

市立境幼稚園は、市の幼児教育をリードするかけがえのない役割を果たしています。市は発展的解消として「認定こども園」とする方針を打ち出しています。

市がこれまでどおり市立幼稚園を存続させ、幼児教育に責任と役割を果たすべきであるという立場から、以下のことを質問しました。

梶雅子の質問
(1)市立境幼稚園が幼児教育で果たしている役割についての認識は。 (1)地域と一体となった教育を推進してきた。今後の施設にも境幼稚園が培ってきたノウハウを生かしていく。


 
(2)存続の声に、どう応えようとしていますか。 (2)保育所保育指針において、保育所も幼稚園と同じ内容・目標とすることになったので、新しい子育て支援施設については市立境幼稚園の幼児教育を発展的に継承するものと考えている。


 
(3)「認定こども園」は四つの型がありますが、どのタイプを検討していますか。 (3)保育所型が検討の中心になる


 
(4)待機児対策は別の方法を考えるべきです。 (4)新しい施設では、4,5歳児については就学前の子どもに保育機能、幼児期の教育機能、子育て支援機能の3つの機能を持つもの。。


 
(5)「認定こども園」は保護者と園が直接契約、問題点をどのように認識しているか。 (5)詳細は今後の検討。


 
(6)保育の質の保障についてどう考えているのか。 (6)認証保育所と幼稚園という組み合わせは考えていない。保育の質としては、市としてきちんと指導・助言を行なっていく。。


 
(7)保護者や職員の意見を聞くこと。 (7)当然のことながらよく聞いた上で、新しい子育て施設の検討に生かしていきたい。
 






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