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No.31 6月市議会(第2回定例会)のご報告
議会報告



2008年(平成20年)6月議会は、6月11日開会、6月26日閉会しました。

6月議会では、常任委員会、議会運営委員会、議会広報委員会の改選と正副委員長互選がおこなわれました。私は、文教委員会、議会広報委員会、会派代表委員会に所属します。

一般質問は26議員中、21議員が質問しました。私は、「耐震改修を受けやすくするために」「避難所について」「外環の2について」の3点を、6月12日(木)、11番目に質問しました。

※一般質問の全文をご覧になりたい方はこちら


1.耐震診断・耐震改修を受けやすくするために

武蔵野市は、「武蔵野市耐震改修促進計画」を策定しました。民間・公共の住宅の現状耐震化率78%を90%に、防災上重要な市有建築物の現状耐震化率85%を100%にすることを基本方針にしています。

そこで災害から市民の命と財産を守るため、以下のことを質問しました。

梶雅子の質問
(1)耐震診断・耐震改修の助成の増額について
「武蔵野市耐震改修促進計画」では、武蔵野市内の1戸建て住宅の42%が昭和56年以前に建築されたもので、7850棟あり、耐震診断・耐震改修の必要性は高いとしています。
耐震診断、耐震改修を受けやすくするために、木造住宅の耐震診断、耐震改修助成を増額するべきと考えます。
(1)助成は、他市よりいいと考えているが、自助を促す補助として支援の充実を考えていきたい。
 
(2)耐震診断アドバイザーをうけやすくするために。
耐震診断を受けやすくするためには、積極的に制度を知らせ、働きかけることが必要です。そのためには、
@該当する市民全員に直接お知らせを送るなど、ふみこんで取り組むこと。
A現在の制度では、建物の所有者を確認できる書類、建築時期を確認できる書類を添えることになっていますが、手続きの簡素化をすること。
の2点が必要と思われますがいかがでしょうか?
(2)@今年は、西部地区について、昭和56年以前の建築物の現況調査を行い該当する住宅にチラシの配布を行なっていく。
A申請上のトラブルを防ぐための重要な書類だと認識している。
  
(3)住宅の倒壊による圧死を回避する対策について
地震で住宅が倒壊しても命を守ってくれる装置として、耐震シェルター、耐震ベッド、押入れ・クローゼットなどの耐震シェルター家具が開発されています。
市の計画では住宅の耐震化目標は90%です。
残り10%の人の命と安全を守るため、耐震シェルターなどの助成制度を創設してください。特に高齢者・障害者世帯に補助をして普及するべきだと考えます。
(3)これからも家の耐震強化をすすめていきたいが、効果的であるということであれば、研究してみたい。
 
(4)実態の把握について
@特定建築物の実態の把握はこれからだということですが、いつまでに終わらせるのか伺います。
A市内の、特定建築物からもれている、昭和56年以前の旧耐震基準の民間の幼稚園、保育園、診療所、個人医院、雑居ビルなどの実態把握と、耐震化の支援策の検討も同時に行なうべきと考えます。
(4)@今年度、来年度に作業を進め、平成21年度中には台帳を整備、まとめる予定。
A今後は特定建築物以外の非住宅建物についても耐震化に取り組んでいく方針。財政的支援、技術的支援なども含めて幅広いメニューを検討していきたい。
 
(5)コンクリートブロック塀の耐震化、生垣化について
 武蔵野市には、どちらにも助成制度があります。家屋の耐震化と同時に塀の耐震化についても実態調査をし、耐震化を進めるべきです。
(5)当面は、助成制度の周知徹底を積極的に行ない改善指導を推進していきたい。
 
(6)高齢者の防災総合相談窓口・訪問相談アドバイスの設置について
 武蔵野市には、いろいろな助成制度があります。高齢者が安心して利用できるように、防災・震災に関することが相談できる窓口、訪問して相談にのってくれる制度など、懇切丁寧な仕組みを考える必要があると思います。
(6)さまざまな助成制度を持っているが、一元化されていないという課題は認識している。
すぐに一元化は難しいが、行く行くは、1ヵ所で情報をすべて集約し提供できるように、研究していきたい。


2.避難所について質問します。

災害時の防災トイレとペットの対策について2つの要求をしました。

梶雅子の質問
(1)防災トイレについて
災害発生後の避難所などで、一番必要なのは、トイレといわれています。現在、防災トイレは、防災公園と、いくつかの公園にあるだけです。
一時避難所の小・中学校の校庭や、公園に防災トイレの設置をするべきです。
(1)学校についても今年からスタート。各住宅についても簡易トイレの備蓄のPRを進めていく予定。
 
(2))災害時のペットについて
市内には、およそ1万匹の犬、1万匹の猫がいます。ペットとして、室内で飼われているものが多くいます。
地震対策の項目の中にペットの対策も考え、飼い主にPRするべきだと思います。
(2)ペット問題は大きな課題、現在獣医師会と検討を始めているところ。


 
3.「外環ノ2」について質問します。
梶雅子の質問
(1)地元住民は、外環本線、「外環の2」に一貫して反対してきました。
3月31日発行の東京都のパンフ「外環の地上部の街路について」は、「外環の2」について廃止を含めた3案の表記はなく、「外環の2」の必要性を強調しています。
住民無視、地元自治体無視のやり方に対して抗議すべきです。
(1)外環の地上部街路に関しては、検討のプロセスが示され、議論するためのデータの公表、地元との話し合いを行なうことを示したものと理解している。
 
(2)地域PIが、各地で行なわれようとしていますが、どこでも都市計画変更をふまえ、外環本線の建設が前提となっています。
住民は外環本線の必要性の有無からの議論を求めています。
地域PIが外環建設を前提としたものにならないよう、市として国・都に対応していくべきだと考えます。
(2)地域PIについては、今回行なわれているもので完結するものではなく、今後も段階ごと、分野ごとに地域の課題に対して議論していく場というふうに認識している。
  
(3)「外環の2の整備の必要性は認識していない」というのが武蔵野市長の意見です。
この立場で、外環の2を廃止することを国・都に対して、積極的に働きかけていくことを強く要求します。
(3)必要性については、これまでの東京都からの説明では納得できるものではない。
議論するための必要なデータを示していただいて、必要性の有無から議論していくべきだというふうに考えている。
 



議案第43号「武蔵野市市税条例の一部を改正する条例」〜公的年金等から市民税の特別徴収制度の創設〜討論して反対しました。

反対したのは、日本共産党市議団だけです。来年の10月から市民税も年金から天引きされます。。


 


今定例会に、意見書を提出したのは、日本共産党市議団の3本だけでした。

@地球温暖化対策に関する意見書・・全会派賛成で可決されました。
Aだれもが安心できる持続可能な医療制度を求める事に関する意見書。
B労働者派遣法の抜本解決を求める意見書。

A、Bは、自由・民主ク(6)、市議会市民ク(4)、市議会公明党(3)の野党が反対し、賛成12・反対13で否決されました。








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