現金出納帳(小遣い帳):Excel2010

■ Excel豆知識112




 112-2 入力規則(リスト)
 入力規則の「リスト」とはセルの入力をリストから選択できるようにするものです。

 選びたいリストを直接「元の値」のボックスに入れる方法と、あらかじめどこかに
リストを用意しておいてそのセル範囲を「元の値」に利用する方法があります。

1.直接「元の値」に入力する方法	
 下図のように「元の値」のボックスに、選択肢を 半角のカンマで区切って入力し
ます。
 「OK」とすると、下図のようにセルの右に▼が表示され、それをクリックすると、
設定したリストから選択できるようになります。
 選択したあとで、別のセルを選択すると▼は消えます。
2.あらかじめ用意したリストのセル範囲を利用する方法	
 設定したいセルを選択し、入力規則の「入力値の種類」の「リスト」を選択。
 「元の値」のボックスにカーソルがある状態で、リストを入力してある範囲を
選択。下図のようにリスト範囲が絶対参照で表示されます。 マウスをはなすと、
 下図の状態に戻りますので、「OK」。
 これでリストから選択できるようになりました。


 次にこのリストが他のシートにある場合を練習してみましょう。
 この場合、Excel2007までは、「元の値」のところで他のシートを選択しようとし
ても出来ません。 (Excel2010からは他のシートでも選択できるようになりました。)

 そこで、「リスト」シートにある地名のところに「地名リスト」という「名前」を
つけます。(範囲を選択して、名前ボックスに名前を入力します。)範囲に名前をつ
けることに関しては豆知識109でご紹介しています。
 別シートのリストに名前をつけておいて、設定したいシートに戻り、セルを選択し
ます。	
 データの入力規則の「リスト」にして「元の値」に「=地名リスト」というふう
に入力します。この時、「=”地名リスト”」などとしないでください。イコールの
後にリスト範囲につけた名前をそのまま続けてください。
 「OK」をクリックすると、他のシートにある「地名リスト」から選べるようになります。
 設定するリストがたくさんある場合とか、データベースのようなシートでそこにリ
ストを置くのがちょっと無理などという場合は、このように他のシートにリストを置
いて、名前をつけて利用します。	




 112-3 小遣い帳にリストを設定
 さて、今度は小遣い帳の「費目」の欄にこのリストの設定をします。
 「入力値の種類」の「リスト」にして「元の値」でH3:H9の範囲を選択すると、下図
のようになります。
 これでリストから選択できるようになりました。^^
 今回はこれでおしまいです。
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