カレンダー表
■ Excel豆知識2 |
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2-1 Excelの画面構成
「シート見出し」には「シート名」が表示されています。この「シート見出し」をクリックす
るとシートの切り替えが出来ます。
ダウンロードしたブックの「Excelの画面構成」シートの見出しをクリックしてそのシートを
ご覧ください。
[図00201]
Excelの画面構成はバージョンや個人の設定で、配置や表示されているものは違うと思いま
すが、大体は[図00202]のようになっていると思います。
[図00202]
表示されているウィンドウのサイズを変えたり、閉じたりするボタンは[図00203]のように
画面右上にあります。
[図00203]
2-2 セルの書式設定(ダイアログボックスの出し方)
Excelのセルには書式を設定することが出来ますが、まずはその書式を設定するダイアログ
ボックスの出し方です。
「ダイアログボックス」とは「対話形式で設定を助けてくれるウィンドウ」です。
<出し方その1>
メニューバーの「書式」-「セル」をクリックすると出てきます。
[図00204]
<出し方その2>
選択しているセルのところで、「右クリック」して出てくるショートカットメニューから
「セルの書式設定」を選んでも出てきます。
[図00205]
<出し方その3>
Ctrlキーを押しながら「1」(テンキーではなく!マークと一緒のキーの1です)を押して
も出てきます。
出てきたこのダイアログボックスで設定をします。
[図00206]
2-3 セルの書式設定(単位を表示)
さて、セルの書式設定ではいろいろな設定をすることができますが、そのうちのひとつの
単位を表示させることについて説明をしてみたいと思います。
[図00207]の「↑A」の濃い黄色のセルを表す時に「C7セル」という言い方をします。「列番
号のアルファベットと行番号の数字」で表します。「↑B」の緑色のセルは「E7セル」です。
このC7セルにもE7セルにも同じように =SUM(C2:C6) =SUM(E2:E6) という合計を求める
SUM関数が入っています。でも、C7セルには「0」と表示され、E7セルにはちゃんと「110人」
という合計人数が表示されています。
この違いはどこからくるのでしょうか?
これは、C2からC6までのセルには直接「10人」などと入力してあり、E2からE6までのセルに
は「10」などの数字を入力してあるだけだからです。
[図00207]
エクセルは表計算ソフトと言われ、計算が得意です。でも「10人」のように数字と漢字が
混じっていては、計算することが出来ません。
そこで、見た目は「10人」に見えるけれど、実際には「10」という数値がセルに入っている、
という状態を作ってやります。
そこで、「セルの書式設定」の出番です。
まず、H2からH7の水色のセルを選択してください。そうしておいて2-2のやり方で「セルの
書式設定」のダイアログボックスを出し、「表示形式」の「ユーザー定義」を選択します。
すると[図00208]のように「種類」という所にいろいろなものが表示されます。
「ここに入力」とある四角の部分に「0"人"」と入力してください。
[図00208]
図00209のように「0"人"」と入力し、「OK」とします。そうすると水色部分のセルの表示が
薄緑部分のセルの表示と同じように「100人」などとなります。
[図00209]
そのあと、H2からH7を選択したそのままの状態でΣボタンをクリックしてSUM関数を入れて
合計を出してみてください。
[図00210]
[図00211]
表示には単位がついて、計算も出来るという状態を作ることが、このようにして出来ます。
なお、ユーザー定義の種類のところのリストボックスには、見えているもののほかにもたく
さんの表示形式が入っています。自分で設定もできますし、いらないものは削除することも
出来ます。
#,##0 というのは3桁ごとに区切りを入れるものです。
#,##0.00 というのは3桁ごとに区切りが入り、小数点以下2桁まで表示されます。
#,### とすると、3桁ごとに区切りが入りますが、ゼロのときは何も表示されません。
#,###, とすれば四捨五入して千単位になります。
など、さまざまな表示形式があり、いろいろ便利に使えます。
普段の仕事でも、「円」「人」「点」「件」など単位を表示させたい場合がよくあると思い
ます。そういうときに、この方法を使えば、入力した数字を計算データとして使用しながら、
ちゃんと単位も表示出来るというわけです。
前置きが長くなりましたが、カレンダー表のA1セルには、セルの書式設定のユーザー定義
で[$-411]ge"."m"月分"という設定をしてあります。
セルには2005/4/1という日付がシリアル値という形で入っていて、それを「H17.4月分」
という表示にさせるものですが、日付の書式設定にはまたいろいろありますので、それは
次回ということにしたいと思います。
[図00212]