kawai fruits banner

Inside Farming Vol.90



無線ルータにPCを有線接続させる


 前回、少々手間取ったものの無線ルータに無線LANカードを認識させることに成功した。そこで、今度はデスクトップPCのCeleron450を無線ルータに認識させるとしよう。今度は無線接続ではなく、Celeron450の内蔵LANボードと無線ルータのLANポートをストレートケーブルでつなぐ有線接続だ。

 無線ルータはデフォルトでは、無線LANカードが接続されているPCに対して自動的にIP(LAN上のPCの住所)を割り振ってくれる。すなわち、無線LANカードがインストールされたPCが、無線ルータの電波の範囲にあれば、自動的にIPを割り振ってLANを構成するPCの一つとして認識してくれるのだ。だから、前回のように、PCに無線LANカードが正常にインストールされた段階で、その後は何一つ設定することなく、PCは無線LANの一員として認識されたわけだ。(ホットスポットの仕組みもこれと一緒で、ホットスポットの無線電波の範囲内に自由に出入りするPCの無線LAN用のデバイスを、無線ルータが自動的に検出し、動的にIPを割り振って、無線LANの一員として認識することでインターネット接続を可能にしている)。

 しかし、今回は、PCを有線で無線ルータに接続するというケースだ。この場合は、上記のようにデフォルトではルータが自動的にIPを割り振ってくれないようだから(ルータの設定により、自動的に振ってもらうことも可能)、有線接続のパソコンには手動でIPを割り振ることになる。具体的には、無線ルータ設定ユーティリティで有線接続するPCのIPを設定し、PC側では「ファイル名を指定して実行」からWINIPCFG を起動して、そのIP取得すればよい。(このへんはルータのマニュアルをよく読むことが肝心だ)。

 IPが設定されれば、Celeron450は無線ルータから容易に認識された。今回はなんのトラブルもなかったようだ(笑)。どれどれ、早速、前回無線LANカードをインストールしたDynabook SSも立ち上げて、構築されたLANの状態を見てみるとしよう。おっと、その前にCeleron450のFD,CD,HDドライブ,プリンタを共有に設定しよう。これでSSからのフルアクセスが可能なはずだ。
 SSのデスクトップにあるネットワークPCをダブルクリックして開くと、ちゃんとCeleron450のデバイスにアクセス可能になっている。Oh!素晴らしい!もちろんCeleron450からSSも見えている。無線LANに付属のユーティリティで速度を調べると規格どおりの11Mbps出ている。なかなか速いぞ。試しにCeleron450にあるMp3ファイルをSSのWinampで再生してみたが全く違和感がない。これはかなり使えるか・・も(続く)。

Inside Farming Index
Go to Inside farming index page


kawai@wmail.plala.or.jp

写真、本文とも Copyright(C) 河合果樹園