Inside Farming Vol.78 年末に失意の秋葉原 私が所有するサブノートPC(BIBLO NC/S:1996年の近況参照)はB5サイズで1kg程度と車載も可能でなかなかパソナビには適しているように思える。しかし古いだけあって幾つかの問題もある。まずUSBがない。これでは必然的にGPSはPCMCIAカード接続に限定される。が、となるとカードスロットもTYPEUが1つしかないのでDVD-ROM/TVチューナ等の同時接続はできない。HDDも800MBと小さく圧縮しても多分地図データは入りきらない。そして、最悪なことは内蔵バッテリが再充電不可能になっていて、しかも、これをユーザが簡単に交換することができない。やはり、これはノートPCも買いか? 前回書いたようにパソナビが目的ならば最新の機種は必要ない。そこで中古ノートPCを6〜8万の価格を絞ってネットで検索(★激安パソコン情報★このページのリンクあたりで検索)。CPUがMMX200MHzクラスで1999-2000年あたりに販売されたサブノートのVAIO、LIBLETTO、FIVA、FMV、ThinkPad、Mebioの1〜2モデル古いくらいが候補となる。OSはWin98SEならUSBでも安心だ。ちょうど東京に行く用事があるから秋葉原でも行ってみよう。秋葉原に買い物なんて何年ぶりか・・と、いうか、大昔にNECのPC-9801F2を購入しに行った以来であると思う。よって、まずショップを把握しなくてはならない。ネットの検索で中古とかジャンクを扱っている店でメジャーどころを確認。それらを外さぬように徘徊するとしよう。ついでだから、ちょっと足を伸ばして万世橋近くの万世でパーコー麺でも食べてこよう。 2001/12/16日秋葉原。それにしても、なんという人、人(久々の都会はまず人に圧倒される)。今日のプランは「JRの電気街口から出て地下鉄末広町駅方向へジャンパラ2号店を探しながら向う。そしてカクタソフマップ、オットを中継しながら万世橋まで戻りパーコー麺」というもの。完璧だ。しかし、さすが秋葉原。ボーっと歩いているだけでも様々な中古ショップがあり、つい覗いてしまったりする。雑居ビルの1階から6階までそれぞれいろんなショップが入っていたりすると、エレベータで最上階まで上がって、階段で降りてきたりもしてしまう。 中古・ジャンクショップは総じて店舗が狭い。また、陳列されているカードやボード類には箱に型番が書いてあるのみでスペック等の詳細な説明はなく、かなりオタク心をそそっている。まあ、そのくらいの不親切さは経費節減のためと理解して許すとしても、応対が一般消費者向けのそれであるとは言いことも時としてあり、購買意欲が萎えることしばしば。そして、追い討ちをかけるように、例えお目当てのGPSやPCMCIAカードを見つけても次の店で安かったらどうしよう!とか、PCをどうするか決まってからじゃないとUSBかPCMCIAか決まらないとか、中古のPCを物色していると、どうしても近くに陳列してある新製品に目が行ってしまう!とか、いろいろ悩んでなかなか購入できない。そんなこんなを繰り返しで、のべ3時間半、歩きっぱなしだが結局収穫ゼロ。なにも買わず、何も得るところなし。グッタリして万世橋近くに来たが既に夕方、待ち合わせ時間近くてパーコー麺もおあずけ(泣)。 新宿伊勢丹にて妻と待ち合わせ。妻もなぜかグッタリ。聞けば、お目当てのお店は、バーゲンでもないのにバーゲンのような賑わい。お客さんはみんな商品を複数掴んで試着室に向っているので、ショップ内に展示されている商品点数が激減。ゆっくり見ることもできず、また、一着も試着できなかったとか。確かに今日の伊勢丹の人はスゴイ。 そうか、今日はボーナス後クリスマス前の特別な休日だったのか。不景気といっても今日だけは”特別”の買い物デー。そんな日に都会に繰り出すのに、我々は少々パワー不足だったのだ。もう、力尽きて全ての購買意欲は失ってしまった。唯一、伊勢丹地下のお惣菜屋さんで自分達の為に購入したのはレモンのスタッフドオリーブ100g450円。さあ、これをつまみにビールを飲みながら電車で松本へ向おう。 だから、パソナビの事を私に質問しないで下さい。そして、もう無駄使いはしません。 Go to Inside farming index page kawai@wmail.plala.or.jp 写真、本文とも Copyright(C) 河合果樹園 |