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Inside Farming Vol.77



ナビはどうする?年末に物欲炸裂


 家計逼迫中によくぞ車を購入したものだが、購入決断の理由はおおむね4つ。8年乗った愛車が”実は”かなり不調だった事(下取り屋さんゴメン!)、通勤という新たな労働が毎日ある事(兼業農家になったんだもんね)、子供ができた事(後部座席のチャイルドシートに子供を乗せるには2ドアの車は本当に不便でした)、そして超低金利ローン(キャンペーンの金利はなんと0.9%)だ。特に超低金利ローンはとっても素敵。例えば、5年払いで100万円借りても利子は2万円前後。なんだか貯金するよりもお得(錯覚だが)な感じがする。また、ローン審査も身分が「会社員」となれば比較的簡単というのも素敵。ある意味、現在自分が会社員という立場になったことを試してみるつもりで(なんちゃって)初めて農業設備以外のローンを組んでみた。しかし、ローンというシステムを発明した人は偉いなあ(実感)。楽しみを先取りにして、かつ、支払いの苦痛は徐々にすることができるんだから。一方で、この経済不安定のご時世に私にローンを認めたローン会社も偉い!。
 
 さて、そんなローンだが、たいへんに恐ろしい。慣れていないせいなのか、納車時点でもうお金を払ったような気分(まさに錯覚)。加えて、高額商品購入後に特有の金銭感覚マヒ状態のためなのか、ここ数年間の倹約生活の反動が一挙にやってきているのか、スタッドレス・タイヤ買う?ナビゲーション・システム買う?といったさらなる自動車関係商品の購入の意欲が一向に衰えない。冬の長野県ではスタッドレスは必需品なので購入せざるを得ないが、ナビは一歩間違えば購入してしまいそうで、自分の事ながらハラハラしている。
 
 ナビが最近”すごい”らしいという噂に購買意欲はもはやピークに達しているが、価格は20万前後と、まさに高額商品。我が家では毎日、妻を交えて「ナビを購入してドライブを我慢する」のか「ドライブを我慢してナビを購入するのか」大論争である(<---完全に購買モードです)。
 
 しかし、そこに家計を救う素晴らしいアイディアが登場。ナビについて雑誌を見るたびに「ナビってノートPCそのものだ」って思っていたので、試しにネットで調べてみたら、ノートPCに地図ソフトとGPSを搭載してナビにする「パソナビ」を実践しているという情報を発見。そりゃ携帯電話もGPS搭載の時代なのだから、PCで出来ないわけが無いよね。
 ネットで得た情報を総合すると
@USBまたはPCMCIA接続するGPSシステムがSONY、I/Oデータ機器等から販売されている(実売20000円前後)ACPUは486DXクラス以上から、OSも@が対応していればWindows95から利用できるB地図ソフトをHDDに入れるなら800MB程度の容量が必要CPCへの電源の供給はサブバッテリーを購入するか、または、シガーライターから100V電源を出せるものが数社から出ていて、カーショップ等で購入可能(5000〜7000円程度)D音声はPCのヘッドホンジャックからFMトランスミッタ(3000円)でカーオーディオに飛ばすE機能的には、一般のナビと同等の性能が期待できる。F拡張としてはDVD-ROMドライブとかを接続することが可能(16000円〜)。この場合のインタフェースはUSBでもPCMCIAでもよいが電源をPCから供給する形態の機器が望ましい。GTVチューナカードを用意すればでTVも見ることができる(PCMCIAカードは結構高めの35000円前後)HPCだからMP3プレーヤとして機能するデメリットとしては、いちいちPCを立ち上げなくてはならない、PCを立ち上げた時にGPSが自分の場所を認識するのに数分かかる、ノートPCのサイズによって車載場所(通常はダッシュボード上に配置する)が限定される、等々があるが、ナビでワープロはできないこととのトレード・オフともいえる。

 すなわち、ノートPCさえあれば、電源、トランスミッタ含めてもミニマム30000円でナビができる。該当する性能のノートが無くても、中古ノートPCを7万円で購入すれば10万円ナビが出来上がるというのが結論だ。さあ、どうする?どうする?(続く・・・パソナビに関するお勧めHPは「パソコンカーナビの部屋」。ここはすごい情報だ。)。

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