Inside Farming Vol.179 ニュービートル、評価の時 さて、購入から半年を経過したニュービートルである。この購入劇は成功だったのか否か。ルーテシアの時のように、この6ヶ月にかかった経費を切り口に振り返ってみよう。 はじめに購入直後にかかった経費のおさらいである。オークションの車体落札費用にプラスして、陸送代が6万円。登録のために税金等含めて15万円。スタッドレス用に純正アルミ4本で6万円。そして、給油口が開かずに修理した費用および共振音修理で7万円、トータル34万円の費用が掛かっている。 さて、共振音の修理をしてからそれなりに快調だったニュービートルだが、笑えるトラブルに遭遇してしまった。な、なんと!助手席のウインドウが全開したまま閉じなくなってしまったのだ。これはウインドウを上下させるためのワイヤが切れたことによるトラブルで、聞けばそれなりの確率で発生しているらしい(国産車でこんなトラブルあり得ますか?)。しかし、この間が抜けたトラブルで掛った費用は4万円。これでも安く修理してもらったほうである。なお、助手席窓が全開状態で寒い信州の冬の夜道を走行したおかげで、翌日に発熱してしまったという笑えない事実もある。 そして、もうひとつトラブル。それはオイル交換後に2000km程度しか走行していないのに、オイルランプが点灯してしまったというもの。友人の自動車屋さんに点検してもらったが、機関にこれと言った異常は見当たらなかった。そこで、もう一度オイルを交換。同時に友人お勧めのオイル添加剤を注入することにした。この費用1万円。 原因が明確でなかった点は少し不安だが、その後のトラブルはない。いや、添加剤のおかげか、エンジンが絶好調になった!。それまではモアモアした感じの走りが、急にトルクを感じるキビキビ走りに変身した。オイルだけでこんなにも変わるの?と、ちょっとオドロキの結果である。災い転じて福となす。いきなり運転の楽しさが倍増である(チョー嬉しい)。 次に、購入したものを挙げよう。まずは、冬の必需品のスタッドレスタイヤ。私にしては珍しく夏にアルミを購入しておいたので、さぞかし廉価に揃えることができるのだろうと考えていたのだが・・・大間違であった。それは、ニュービートルのタイヤサイズ(205/55 16インチ)のせい。どうやら一般的にあまり流通していないサイズのようであり、量販店での「お買い得セール」に巡り合うことができなかった。結局、組み込みとセッティングを含めて9万円。国産ミニバンなどと共通するサイズならインチサイズが大きくても7万円くらいから購入できるのが相場であるから、少々割高という感じは否定できない。しかし、これが無くては通勤もできないのだから、受け入れるしかない。 さらに、時計である。ニュービートルのパネル周りのデザイン部分(ハンドル横の通気口やエアコンの操作パネル:写真参照)と共通するようなデザイン性を備えた腕時計をネットで発見!思わず、衝動的に購入してしまった。まさに、高額商品購入後に発生する金銭感覚麻痺状態の為せる技!。後先を考えない無謀な出費をしてしまった(余談ですが ・・・・X-centric)。 以上まとめると、陸送6万、登録費用15万。スタッドレス15万。トラブル対策が12万円。合計48万円となる(ギョエーッ!(叫び))。意味不明のまま「予備車検」の車を購入したことによる税金面での失策により掛った登録費用とトラブル対策費用が身にしみる。余計な出費は20万円前後(ギョエーッ!(更なる叫び))だったということか。落札価格(内緒)もそれなりだったことを考えると、ニュービートルのリスク対コストは?????(なにしろルーテシアの時は純正アルミスタッドレス込みで落札価格+15万円しかかかっていませんでしたから)。 いいんです。 心を和ませるユニークな車体を眺める時に感じる特別感。残暑の中をサンルーフとサイドウインドを全開にして走った時の開放感。信州の凍えるような冬の朝に、ヒータで温まった本皮シートに乗り込む時の幸福感。時々すれ違うニュービートルにさえも手を振りたくなるような不思議な連帯感。そして時計まで購入してしまう愛着感、を得られたのですから。 そして、この満足感を日々 Go to Inside farming index page kawai@wmail.plala.or.jp 写真、本文とも Copyright(C) 河合果樹園 |