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Inside Farming Vol.127


ルーテシア、評価の時


 妻のために購入と言いながら、結局、園主が通勤に使用しているルーテシア。オークションでリーズナブルに購入してからもう5ヶ月が経過した。ちょっと前に、オークションサイトでの自動車販売に関連する常習詐欺事件が明るみに出たりして「車が来ただけでもよかった!」などと考えることさえあるのだが(笑)、皆様への事後報告も兼ねて、そろそろルーテシア購入の是非を評価する時が来たようだ。この5ヶ月を、ルーテシアにかかった経費を切り口に振り返ってみよう。

 まず、購入直後にかかった経費から。車運搬のための陸送に5万円弱、純正アルミ付きスタッドレス3万円。これらは必要経費といったところだ。車庫証明や名義変更は自分でやったので実費のみ(皆さんは最寄の行政書士にお願いしてね)。名義変更に際しては、新車登録から4年経過している車なので、名義変更時に重量税などがかかることがなく、超ラッキー気分。中古車は、新車よりも、少なくとも税金分はお得だったのね(嬉)。

 次にかかった経費は部品の交換によるものだ。購入当初、特にトラブルもなかったが、友人の自動車屋さんのアドバイスによりタイミングベルトを交換することにした。タイミングベルトが何なのか、園主に問われても説明に窮すが、タイミングベルト関連で故障が発生するとエンジンに致命的なダメージを与えることがあるらしい。そこで、ネットで高速道路上で発生する自動車のトラブルの原因を検索すると、その上位にタイミングベルトの故障が入っている。それならば、交換した方が良いだろうという判断した。噂では、国産車の場合には10万キロ程度の走行距離でもまず問題はないらしい。しかし、欧州車なら6万キロを超えたあたりで交換するのが妥当ということである(90年代後半の欧州者は大丈夫だとも言われては、いる)。
 経費は工賃を含めて5万円弱。相場がわからないが、園主的には「安心料」としては、少々予算オーバーといったところか?。国産車の場合はタイミングベルトとテンショナーがユニットになっているので、簡単に交換できる構造であるらしいのだが、ルーテシアはそうではなく、思いのほか工賃がかかったという印象である。友人は、半分冗談を込めながら「外車乗るなら、部品と工賃は2、3倍覚悟しなくっちゃ!」とのこと。ふーん、そうなの?

 その次は、ついにトラブル発生!。と、いっても、このトラブルは園主のミス。なんと、果樹園での作業中、車中に鍵を閉じ込めてしまったのだ(アホです)。慌てて所謂「鍵屋さん」に電話して、果樹園まで来てもらい、なんとか開錠。1万2000円である。「外車ですか、2000円増しです」などと、ここでも外車は特別待遇(笑)。
 自分のミスはさておいて、そもそも、園主のルーテシアには「スペアキー」がついていなかったから、こんな事になってしまったのだ!と、さっそくスペアキーを作ることに。しかし、松本にあるルノーのディーラに問い合わせたところ、イモビライザつきのキーはフランスから取り寄せるため2ヶ月かかるとのこと。これも外車待遇か(笑)。

 そして、一度だけ本当のトラブル発生。購入から3ヶ月経過時点で、マフラーが異常な振動。車体に共振して交差点で停車していると恥ずかしい程、うるさくなってしまった。ネットで調べると99年産のルーテシアにはありがちなトラブルのようである。3年間の保証期間内なら無償でマフラー交換とか、整備がなされるトラブルのようである。しかし、そこは悲しき中古車。なんだか、出費の予感・・・。しかし、友人にお願いしての修理は4000円(ホッ)。こんなもんで、直ってよかった。

 他には、消耗品、ワイパーブレードを交換したり、気になっていた中古車特有の臭いを消すために業者に脱臭をお願いしたりと、細々した事に出費はあるが、5ヶ月間を、経費の面からまとめると、スタッドレスまで含めて、オークションの本体価格+15万円というところ。現状渡しのリーズナブル中古車ならば、妥当な線でしょうか。

 小型車でも外車待遇があることを知って参るが(笑)、走る事、止まる事、乗り心地、車の基本性能に関するトラブルは発生せず、まずまず好調。結論としては、かなり、いい買い物だったってことでしょうね(自慢)。
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