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Inside Farming Vol.161


中古車相場を知る〜その1〜(2006年上期)


さっそくカーセンサーにアクセスして検索してみるとしよう。さすがに予算が150万円前後の中古車となると選り取りみどりである。

園主の家は柵戸が狭い、また運転技術に格別の自信もないので、車体はコンパクトなもを探すとしよう。また、原油高の昨今であるから、大きな排気量の車を除外して燃費が10L/km前後のものを探すとしよう。そして、通勤途中であまり出会わないユニーク(unique)な車という条件から、輸入小型車を探すとしよう。
ここで、世の中の車好きには、「お金があっても国産車しか乗らないタイプの人」と、「お金が無くても輸入車に乗るタイプの人」がいるというが、園主は迷わず後者である。初めて小型欧州車に乗って以降、その気持ちは強く確固たるものになっている。輸入車の意匠の独自性なのか、塗装の質感なのか、車体の剛性なのか、その理由は明確に説明できないけれど、ハマってしまったという感じである。

今回は園主の通勤使用が主目的なので、ドア枚数や乗車人数を限定する必要はない。例えば、デザイン性に富んだ2シータでもOKである。よって、BMWのZ3が購入できる。メルセデスベンツのSLKならば、00年式となるが175万円前後から購入可能である。AUDIのTTクーペはまだこのレンジの中に中古車はなかった。

しかし、そこは家族想いの園主である。妻に意見される前に「2シータはちょとまずい」と思い直す。そこで、最低4人乗車が可能な車両から再び検索を開始してみた。

まずはBMW。3シリーズである。さすがに、目じりがキリリと上がった野性的な顔をした現行モデルは中古市場には殆どないが、目の下がうるうるした感じの先代モデルならば購入可能のものがある。しかし、3シリーズは大変に魅力的な車であるから、昨今の輸入車ブームも手伝って、園主の住むような田舎でもそれなりの台数が走っている。通勤途中にも2〜4台は見てしまう。そこで、BMWの3シリーズの中でも、特にレアなルックスの車体を探すとすれば、ハッチバックのtiモデルである。ヘッドランプが4つ並んだ可愛らしい顔をしており、これはあまり見ない。価格も02年式が150万円前後からで、良い程度のものが手に入る雰囲気である。

BMWの中のユニークな存在といえば、MINIである。「BMWが最新技術を投入してMINIを創ったらどうなる?」という世間の期待を裏切らず、かつ、期待を越えた優れたデザインに脱帽する。園主の中では、若いお洒落な人が乗っているという印象の車であり、休日に視界に飛び込んでくる車といえる。ONEというグレードならば購入レンジにあるが、上級グレードで本皮シートなどを採用したCOOPERは価格帯が上である。前記316tiなどよりも少し高いレンジにあり、01年式で165万円前後からか。園主が通勤に使うといっているのに、妻がこのCOOPERをいたくご推奨しているのが、謎である。(2006/4/26)(



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