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Inside Farming Vol.114


欧州中古車の相場が理解できない!


 ネットでの中古車物色は、夜な夜なと続く。今度は長野県下の中古車を検索できるサイトで物件を検索するとしよう。県内だと、実車も見に行くことができるからちょっと安心。しかし、欧州車を出品しているお店は少ないようだ。このサイトからは、予算は大幅にオーバー(かなり高額)だがフィアットプントの現行モデルと、安全装備などは全く条件に合っていないが、予算内でおつりもくるローバーMINIをチョイスしてみた。
 
 県内なので、現物を見に行くことに決定。期待と不安でプントを見に行くと、なんと、ボンネットがかなり凹んでおり、大量の擦り傷がある。「修理できますよ」などと営業マンは対応するが、不信感がつのる。これほど大きくて目立つ凹みがあるのにサイトには記載が一切なかった。これでは価格が安くたって購入しないだろう。国産車系列販売店が扱っている中古車という安心感から、わざわざ時間をかけて見に来たのに・・・。
 失意の中で次はMINIを見学。価格がとにかく安いのが魅力。しかし・・形は可愛くて魅力的だけれど、塗装の古さが隠せない。バンパーも錆っぽい。こちらもちょっと落胆だ。それとも、この価格帯の中古車はこのようなレベルなのか、と妙に納得したりする。
 
 この僅かな実車見学の経験から園主が得た教訓は「園主には中古車市場に対する相場観がない」ということだ。「幾ら位ならこの程度」という判断の基準がない。その結果、園主が期待する中古車に対しての期待度と、実際に現物をみた程度とはかなりの開きがあることを悟った。いずれにしても、素人が輸入中古車を、短期間に、自力で探そうというのは無理な話なのだろうか。
 
 ここで、前回アドバイスをくれたプジョーブレイクに乗る友人の次なるアドバイスを思い出す。それは「今の車の車検を取って、時間をかけて探した方がいい」というもの。全くそのとおりだ(実感)。

 しかし、その場合には、2年後の今月今夜も、こんな状態のままで中古車物色中であることが予想される。なぜなら、園主にとっては、長期に渡って自動車エンスーを継続することは不可能なような気がするからだ。(続く) 
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