令和元年11月18日に北海道大学臨床遺伝診療部の認定遺伝カウンセラーである加藤ももこさん(写真右側)に「遺伝カウンセラーという仕事」というタイトルで看護2年生に講義をしてもらいました.加藤さんは今年3月にお茶の水大学大学院の遺伝カウンセリングコースを修了後,4月から同診療部に勤務されています.「自己紹介と遺伝カウンセラーになったきっかけですが,北海道出身であり,平成29年の3月まで北海道大学看護学専攻の学生でした.大学2年生の時,現在の職場の先輩である柴田有花さん(写真左側)の講義を聞いたことがきっかけとなり,今,遺伝カウンセラーとして働くに至っております」と述べています.
柴田有花さん(写真左側)は,京都大学の看護学専攻を卒業後,京都大学大学院の遺伝カウンセラーコースを修了し,平成26年4月より同診療部で勤務しております.平成26年から昨年まで,「遺伝カウンセラーという仕事」を看護2年生に講義をしてもらい,今年から加藤ももこさんに講義のバトンを渡しました.柴田さんが講義をしていなければ,加藤さんは認定遺伝カウンセラーという職業を知ることはなかったはずで,その講義が加藤さんの人生を変えたといっても過言ではないと思います.
「人間あるところに教育あり,教育あるところに人間あり」
特任教授
佐川 正
来春から北大の大学院に進学します。日本では現在、痩せ願望の強い妊婦が増えていて、それが低出生体重児増加の要因になっていることに注目し、それに関連した研究を行いたいと考えています。助産師となるべく勉学も研究も努力していきたいと思います。(看護学科4年 水口実咲:左)
私は、HPVワクチンをテーマに卒業研究を行いました。卒研では、日本や海外で実施された副反応に関する調査や母親の意識調査に関する論文を読み、日本において今後HPVワクチンの接種率を回復させるためにはどうすればよいかを考察しました。卒業後は、助産師の資格取得を目指し、東京医療保健大学助産学専攻科に進学します。自分の目指す助産師像に少しでも近づけるよう、来年度以降も勉学・実習に励みたいと考えております。(看護学科4年 中村夏奈子:左から2番目)
卒業研究では「子宮頸癌検診受診の影響要因と受診率向上のための取り組みについて」をテーマとしました。尊敬できる先生方や先輩方の元で研究を行えて心強かったです。卒業後は助産学専攻科がある大学に進学し、女性にとって身近な存在である助産師になりたいと考えています。(看護学科4年 野原樹里子:右から2番目)
遺伝子をテーマにした研究もできると聞き、ここの研究室を選択しました。先生、院生の方々はとても研究熱心で、毎回の研究室の時間が楽しく心強かったです。私は、来春から遺伝カウンセラーになるために京都大学・大学院に進学することになりました。成長した姿をお見せできるよう日々精進していこうと思います。(看護学科4年 佐々木佑菜:右)
「助産外来における超音波検査」をテーマに研究しています。学部4年生の頃からこちらの研究室でお世話になっていますが、社会人の方も参加しており、とても和やかに和気あいあいとした雰囲気のゼミです。来年の4月からは助産師として働きはじめるので、このゼミで学んだことを活かしていきたいと思います。(修士課程2年 秋元彩花:後列右から2番目)
現在、英語教材の開発に関する研究をしています。新渡戸スクールと家庭教師も私の大事な一部です。佐川先生はとても学生思いで優しい先生です。ぜひここで本当に自分がやりたいことに向き合ってください。(修士課程1年 山本千尋:後列中央)
来春から北大大学院保健科学院修士課程に進学します。これまでの臨床経験と、自身の妊娠、出産、育児の経験を踏まえて、地域に根差した助産師活動について研究を進めていきたいと考えています。(来春より修士課程に入学予定 大川加奈:後列左から2番目)
3年次の母性看護学実習で母性看護に興味を持ち、この研究室を希望させていただきました。卒業研究は日本ではあまり行われていない無痛分娩を妊婦が選択する時の理由や、その満足度についてをテーマにしています。(看護学科4年 柴田明果:前列左から2番目)
助産師を目指して北大看護に入り、来年からは大学院に進学します。同じ研究室の先輩に続き「超音波検査」に関する研究を行っています。研究室はたくさんの先輩方や先生方がいてとても心強いです。(看護学科4年 仲谷紗絺:前列右から2番目)
実習で母性看護学に興味を持ちました。研究テーマは母乳について行っています。今年から一人での卒業研究で不安もありましたが、院生の方々や外部から訪室してくださる方もいて安心して楽しく研究ができています。(看護学科4年 橋本あやめ:前列左)
私たち女性にとって身近である母性看護について興味を持ち、こちらの研究室に配属となりました。卒業研究では、近年トピックとなっている「遺伝性乳がん卵巣がん」について研究を進めています。(看護学科4年 森田有華:前列右)
毎週金曜日は、学生さん方と一緒に英語文献を読んだり、ディスカッションしたりしています。容赦なく襲ってくる更年期に負けず、「一生勉強」と銘じながら少しでも前に進みたいと思っております。(教員&助教 藤田和佳子)
毎年、メンバーが増えており、今年は学会会場で佐川チルドレン(?)が集合しました。現在、佐川先生以外は全員女子ですが、研究テーマは性別不問です。毎週金曜日の3講目には、貴重なディスカッションが繰り広げられています。(助産師OG 伊藤由美:後列左)
現在、北大保健科学院の院生です。助産を勉強しています。研究は、「助産師の超音波検査の実態調査」をテーマにしています。勉強や実習で疲れた時は、甘いもの巡りをしています。(大学院修士1年 秋元彩花:前列左)
佐川先生の研究室を卒業し、いまは勤務助産師ですが、時々研究室におじゃまして、一緒に勉強させていただいています!みんな一生懸命で、たくさん刺激をもらっています。(助産師 金子真弥:前列右)
佐川ゼミに参加して、3年目になります。母子の健康支援や助産師の専門性に関する調査研究、英論抄読、国際学会の伝達報告など、広い視点で取り組んでいます。ゼミは、ユニークな発想の宝庫です。(助産師 伊藤由美:後列左)
「よい助産師とは?」という壮大かつ難解なテーマに取り組んでいる研究室です。自身は東アフリカの助産の質に関するフィールドワークを行なっています。最近はリンガラ語を勉強中です。(助産師&助教 藤田和佳子:後列右)
北見市出身です。看護学の中で、唯一、生命の誕生という神秘に関係する母性看護学に興味を持ちました。卒業研究では、先進国の助産業務の国際比較をするために英語の文献と格闘しています。(看護学科4年 佐藤実咲:後列左から2番目)
出産は女性にとって大切で幸せな場面であることに魅力を感じ、助産師を目指しています。 来年度北大大学院の助産学科目群に入学予定です。バドミントンが大好きです。(看護学科4年 松原芽郁:後列左から3番目)
昨年までは佐川先生が顧問であるチアリーディング部に所属していました。研究室は他のどこにも負けないアットホームな雰囲気が魅力だと思います。気になる方は是非佐川研究室へ!(看護学科4年 太田百香:後列右から2番目)
3年生での母性看護学実習で、母性看護に興味を持ったことがきっかけでこちらの研究室に配属となりました。趣味は読書で、どんなジャンルでも読みます。よろしくお願いします。(看護学科4年 大江美優:後列右から3番目)
以上の「研究室メンバーからのメッセージ」のように,和気あいあいと楽しくやっております.
平成29年10月6-7日に神戸国際会議場で第58回日本母性衛生学会が開催され,修士2年の仲谷紗稀さんが「英語文献レビューによる諸外国の助産師が行う超音波検査に関する調査」を発表しました.質問も多く,大変に好評を博しました.産科医不足が社会問題となっておりますが,何とか日本の周産期医療が崩壊しないように支えているのは助産師の活躍によるところが大きいと思います.「より良い助産師」となって女性が安心・安全にお産のできる国を目指しましょう!
なお,左の写真は仲谷さんが同学会で発表した後に,学会に参加した研究メンバーで三ノ宮駅周辺のイタリア料理店で慰労を兼ねて食事をした時の様子です.(左列:手前から千歳市民病院産婦人科部長の津村先生,共同演者の看護4年の長井さん,発表者の仲谷さん,右列:手前から共同研究者の助産師の伊藤さん,佐川,今年修士を修了した助産師の松原さん,次男の洋)