Planning67 【財形住宅融資実行】 10/10/2003

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そろそろ08/28/2003に行った【財形住宅融資契約】が実行される頃だったと思い,取扱銀行に電話して確認してみたところ,記憶通りこの日が実行日でした.
契約から実行まで,約1ヶ月半かかった計算です.
今回振り込まれた金額は,借入金額から”協会保障による保証料”・”抵当権設定諸費用”・”一年目の団信保険料”・”残高証明書郵送用の切手代(\80×10年)”が差し引かれていました.

抵当権設定諸費用内訳
No 項目 金額
抵当権設定(公庫財形) 25,000
登記簿謄本(事前調査用) 1,000
登記簿謄本 2,000
交通費 1,200
消費税(No.1項目の5%) 1,375
  合計 33,075
抵当権設定登記に関わる司法書士の精算書の明細です.
自分でやれば交通費と登記簿謄本代だけで済んだかな?

振込の確認,工務店への支払い,一時的に借入したHyde母への返金等の手続きをしに,昼休みに銀行に行きました.
通帳に記帳して融資実行を確認してから整理券を取りましたが20人待ち!
昼休みの銀行って混んでますね…. (;^_^A
待ち時間に振込伝票を書いてしばらく待ち,伝票を出してまたしばらく待たされ,いつの間にか昼休みも終わる時間が近づいてきました.
ようやく返ってきた通帳を見ると残高がガクッと減っておりなんか寂しい….
でも,なんか数字だけが動いているので実感無いですね….

さて,「融資関係はこれでおしまい!」と言いたいところですが,まだ手続きが残っているんですよね….
上棟時の支払いに充てた職場からの融資(Hyde単独名義)を今回の財形住宅融資から一括返済する予定なのですが,今はもう10月.
あと約2ヶ月間,この職場からの借金を背負ったままにしておけば,年末には住宅取得等特別控除(いわゆる住宅ローン控除)に係わる”残高証明書”が送られてくるはずです.
一回こっきりですが職場からの融資についても住宅ローン控除の恩恵を受けることができるわけですが,返済を2ヶ月間遅らせれば当然その間にも利息を払うことになりますので,減税効果と利息を比較してどちらの方が得か計算してみました.

Hydeの場合,”平成13年7月1日から平成15年12月31日までの入居”が該当しますので”年末のローン残高(5,000万円が限度)×1%”が10年間に渡って控除されます.(但し”源泉徴収税額”が限度)
都市公団の割賦払いと財形住宅融資はHydeとKumadonの連帯債務ですから,お互い年末には持分比率(1/2ずつ)のローンを抱えている計算になります.
Hyde達の場合,

各自のローン残高×1% < 源泉徴収税額

になりますので,連帯債務分は最大限控除される計算です.
Hydeの場合は返済を遅らせると”職場からの融資の残高×1%”が加算されます.
昨年の源泉徴収税額を参考にすると,

( 連帯債務残高 + 職場融資残高 ) ×1% < 源泉徴収税額

となりそうですから,多分満額かそれに近い控除を受けることができそうです.
一方返済を2ヶ月遅らせた場合の利息ですが,これは”貸付金償還表”を見れば大体予想することができます.

償還 元金 利息 未償還元金
回数
n 2003 10 15,000 15,000 5,530,300
n+1 2003 11 15,100 14,900 5,515,200
n+2 2003 12 15,200 14,800 5,500,000
n+3 2004 1 15,300 14,700 5,484,700
月々の返済額が\30,000の架空の償還表(数字は適当です)

例えば上記のような償還表であった場合,2003年11月に一括返済をするところを2004年1月に一括返済したとすると,利息として \14,800 + \14,700 = \29,500 余計に支払う必要があります.
2003年12月時点でのローン残高の1%は \55,000 ですから,差し引き \25,500お得になるというわけですね.
実際には端数が生じると思いますが,目安としては充分でしょう.
実際の償還表により概算した結果,上記の例のような減税効果があると出ましたので,一括繰上返済は年明け早々に行おうと思っています.
手続きの締め切りを忘れないようにしなくっちゃ!

↑↑↑【追記】↑↑↑
単純に1%分控除額が増えるというものではないようです.
現在景気対策として所得税および住民税として納税する金額のうち,それぞれ20%および15%の割合について減税されています.( 但し,所得税は25万円,住民税は4万円が定率減税の上限)
今回の住宅ローン控除に関係する所得税の場合,”給与所得の源泉徴収票”の”年調定率控除額”が該当します.
所得税から20%の割合について減税される前の税額(=課税所得×税率)が例えば35万円であったとすると,年調定率控除額は35万円×20%=7万円で源泉徴収税額は35万円×80%=28万円と言うことになります.
ここで前年末にローン残高が2,500万円あったとすると,2,500万円×1%=25万円が税額から控除され,税額は35万円−25万円=10万円になる訳です.
定率減税額は10万円×20%=2万円となり,最終的に還付される税金は28万円−(35万円−25万円)+2万円=20万円と計算されます.
次にローン残高が3,050万円(=2,500万円+550万円)の場合も計算してみると,控除額は3,050万円×1%=30.5万円,税額が35万円−30.5万円=4.5万円,定率減税額が4.5万円×20%=0.9万円,最終的に還付される税金は28万円−(35万円−30.5万円)+0.9万円=24.4万円ですね.
ローンを残すことにより\55,000増えると思っていた減税額は\44,000に目減りしてしまいました.
まあこれでも差引き\14,500お得になる計算ですけれど….
う〜ん,ちょっと読みが甘かったな〜.


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