Planning35 【申請書等の確認】

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2002年10月初旬,N建築士のお宅で打合せを持ちました.
今回もHydeの母にHa-chanのシッターをお願いしてKumadonと二人でお出かけです.
最近Ha-chanはお留守番ばかりですが,同行すると打合せにならないので我慢してもらっています.

昼頃N建築士のお宅に到着し,早速打合せです.
まずは事務的な手続きで,建築確認申請の書類と財形融資の為に金融公庫へ提出する書類の説明を受け,捺印しました.
ここまではアッという間ですね.

次に見積方法やその条件についての説明を受けました.
これは”見積要項書”(下表参照)に詳細に書かれています.
関係書類だけで50枚以上あります.

Hyde邸新築工事
見積要項書(案)
工事種別 新築(一戸建て専用住宅)
計画地 神奈川県Y市○○
規模・構造 木造 地上2階建て
延床面積 ○○m2(○○坪)
工期(予定) 2002年11月○○(着工)〜2003年4月○○(引渡)
※工期については契約時に応談可
建築主 Hyde
神奈川県Y1市○○
建築設計監理 N建築設計事務所
現場説明会日時 2002年10月○○ 見積図書発送をもって現場説明に替える
現場説明会会場 -
持参資料 無し
選定方法 数社による見積合わせ
質疑受付 随時 e-Mail にて受付(FAXも可)
質疑宛先 ○○@○○.ne.jp
質疑回答 随時 e-MailまたはFAXにて質疑のあった会社に回答
見積提出締切 2002年10月○○日着
郵送または宅配便にて送付,持参も可
見積提出先 N建築設計事務所
神奈川県Y市○○
見積宛名 Hyde
提出書類 見積書2部(各1部づつ封緘封印)
見積図書の返却不要
施工業者決定 2002年11月○○日を予定(決定後速やかに通知)
工事条件 工事契約
着工
竣工引き渡し
2002年11月○○日
2002年11月○○日
2003年04月○○日
※上記を目安に施工業者内定後の協議により決定
支払条件※1 自己資金+財形融資
契約時と着工時に契約金額の1/3,12/**に1/3,融資実行時に1/3,引渡後1ヶ月時に追加工事等の精算
見積範囲※2 ・設計図書により本工事を完了するに当たって必要と思われる全工事
・図中指示のある家具・カーテン・ブラインドなど
・その他 見積図 計画概要書に記載の工事範囲に準拠,特記仕様書を参照のこと
別途工事※3 ・官庁等指導等による追加及び変更工事
・NTT,CATV引き込み工事
・各種設備負担金
・設計図書に記載無き家具・カーテン・ブラインド・汁器及び備品
・式典費
・その他 見積図中 建築概要書記載の工事範囲を参照
特記事項※4 ・指定メーカー,指定業者,指定工法が定めてある場合には特記仕様書に依るものとし,VE提案CD提案がある場合は別途参考資料として提出のこと.但し材料や工法の指定がない場合や同等品可と記載がある場合には適宜変更して良いものとする
・財形融資(住宅金融公庫)に伴う中間検査及び完了検査を受け,検査済証を取得する
・(財)住宅保証機構による10年保証制度または同等の制度を利用する
見積要領 ・見積書第1ページの見積金額は消費税込みの金額を表記し,どうページ内に内訳として公示価格と消費税額を明記すること
・見積書の項目及び順番は別紙の通りとする
・各項目を更に詳細に分類し数量及び単価を見積もること
・小項目の分類については見積図の特記仕様書の分類に従うこと
交付図面 見積要項書
図面(表紙・目次含む)
1部
1部(  枚)
見積費用 見積に要する費用は全て見積者の負担とする
見積内訳分類 別記 見積内訳分類表 による
※1 この部分はつなぎ資金(職場からの借り入れ)の申請及び実行によってスケジュールがタイトになる場合もあるので具体的な日程と金額を記載して貰う予定です.
※2 一応必要と思われるものは全て見積に入れて貰いましたが,実際には見積金額を見ながら施主支給あるいは後に購入ということになるかもしれません.
※3 NTTやCATVの引き込み工事はその事業者が直接工事をするそうです. 設備負担金として考えられるものは水道加入金だそうです.
※4 VE(バリューエンジニアリング)提案:性能・機能を維持または向上させつつコストダウンをはかる方法. CDはコストダウンです.
金融公庫の財形融資を利用するので検査を受けて検査済み証を取得することがうたわれています.
(財)住宅保証機構による10年保証制度はこちらで希望しました. これに加入することにより若干のコストアップは避けられないとのことでした. 確かこの保証制度は工事会社が加入するもので建築主の負担は表向きはないはずなのですが,結果的には施主が負担することになるという意味なのでしょうか? 保証料は建築費の0.5%程度ですから,仮に2,000万円の家の場合は約10万円ですね.

参考までに別紙の”見積内訳分類表”も転記しておきました.

見積内訳分類表
大項目 中項目 小項目・内訳
A 建築工事  1 直接架設工事
 2 土工事
 3 地業工事
 4 コンクリート工事
 5 鉄筋工事
 6 鉄骨工事
 7 組積工事
 8 防水工事
 9 石工事
10 タイル工事
11 屋根・樋・防水工事
12 金属工事
13 木工事
14 左官工事
15 金属製建具工事
16 木製建具工事
17 ガラス工事
18 塗装工事
19 内装工事
20 断熱工事
21 造作家具工事
22 雑工事
見積図中の
特記仕様書の
分類に従う
B 電気設備工事  1 電気引込設備工事
 2 受変電設備工事
 3 電灯電力幹線設備工事
 4 電灯コンセント設備工事
 5 動力設備工事
 6 電話設備工事
 7 インターホン設備工事
 8 テレビ共調設備工事
 9 防災設備工事
 
C 給排水衛生設備工事  1 給水設備工事
 2 給湯設備工事
 3 排水通気設備工事
 4 衛生機器設備工事
 5 ガス設備工事
 
D 空調換気設備工事  1 換気設備工事
 2 空調設備工事
 
E 共通仮設工事    
F その他  1 外構工事
 2 解体工事
 3 造成整地工事
 
G 諸経費  1 現場経費
 2 一般管理費等
 
  各項目別内訳小計
  合計(消費税抜き)
  総合計(消費税込み)
   
・見積書の項目及び順番は上記分類を厳守のこと
 (建築工事の小項目・分類は特記仕様書の分類に従うこと)
・見積書第1ページの見積金額は消費税込みの金額を表記し,同ページ内に内訳として工事価格と消費税額を明記すること
・各項目を更に詳細に分類し数量及び単価の内訳を記載すること
・小項目の分類については見積図の特記仕様書の分類に従うこと

これらの説明を受けている時に,Y建築士が刷りたての図面をもって登場しました.
ここから”計画概要書”に沿っての説明を開始です.
以前からの変更点を主に説明していただいたのですが,これが結構変わっているんですよね.
また,この段になって「○○と書いてありますが,これは高いから△△にしましょうか?」なんて提案してくれちゃうもんだから,「それってどういうものですか?」とか「それに変えるとどうなりますか?」なんて質問がいっぱい出ちゃって全然打合せが進まない!
特にはまってしまったのが【実施設計打合せ#3】でも問題になっていたビルトインガレージへのスロープで,ここの方向性を出すだけで1時間以上かかってしまいました.
結局この日は9時間以上打合せをしましたが,さすがにかなり遅い時間になってしまい,Ha-chanも心配だし,シッターをしてくれているHydeの母の帰宅の問題もあり,また,Hyde自身翌日から泊まりで出張ということもあり,中途半端ですが打合せは中断しました.(通常こんなにかからないそうです…. いつもいつも遅くなってしまい申し訳ないです….)

建築確認申請の方は,今までさんざんに詰めてきた内容を今更変更することはないであろうとのことからお願いしてきました.
公庫の財形融資の書類も問題なさそうです.
見積要項書については図面上の変更もありますし,仕様が確定していない部分もあるという理由から,Hydeが出張から帰ってきてから,書類一式を送付して貰って確認し,それから見積を取るということになりそうです.


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