ブレースは木造軸組工法で言うところの筋交いに当たります．
我が家の場合，母屋と離れをデッキ梁（構造材）で結合した構造になっているのですが，それぞれの棟に逆向きの力がかかると水平面上で歪みが生じてしまいます．
 （図の上にマウスを載せてみてください） |
そこで，ブレース（亜鉛メッキ処理した鉄筋）を梁の間にクロスして配することで，水平方向の歪みを小さくするように設計されています．
下図では，ブレースのない場合４角の結合部で歪みを生じてしまうところを，ブレースを配することにより張力が生じ，歪みを抑える効果があることを模式的に示してみました．
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| 梁の間にブレースが配されています． この部分の他に２箇所，計３箇所のブレースが施工されました． |
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| ブレースを梁に固定する接合部の金物です． ブレースを引っ張る力がかかった場合，この接合部にかなりの応力がかかります． 今回の施工を見ると，接合部は亜鉛メッキされたスチールの様でした． ３面から梁に打ち付けてありますので，強度的にはしっかりしていそうです． しっかりしていて頼もしい限りなのですが一つだけ不具合がありまして，２Ｆデッキを歩くとブレースが交差しているところがぶつかって金属音が響きます． 対応は簡単にできますので心配していないのですが，一応ご報告まで…． |
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