Building34 【浴槽タイル下地・木塗装】 06/21/2003

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お待ちかねの土曜日です.
Kumadon・Ha-chanと3人で現場見学に行ってきました.
梅雨の最中ですが久しぶりに良い天気!
気温も30度を超え夏のような暑さでした.
途中N建築士も見えて,色々と話をしながら見学しました.

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家に入ると有機溶媒系のにおいが鼻をつきます.( ちなみにHydeもKumadonも化学系の出身なので,この手のにおいには慣れっこです.)
塗料の缶を見ると”脱トルエン・キシレン 木工用ウレタン塗料”と書いてありました.(下の写真)
上の写真は引き込み戸の縁を塗装しているところです.
話を聞くと,最終的に塗りは4〜5回行うそうで,この部分は2回目の塗りをしているんだそうです.
仕上がりはウレタンのクリアー塗装になるようです.
造作収納の表面を塗装するのは知っていましたが,それ以外の戸・窓などの縁全てを塗装するのは知りませんでした.
塗装された部分は,ちょうど水で塗らしたような色になり,無塗装の状態より艶やかになります.
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数時間後,造り付け収納部分に着手しました.
写真はマスキングが終わったところですね.
Hydeも車の補修で塗装とかしたことありますが,何が一番めんどくさいかというとこのマスキングです.
さすがプロ! マスキングもピシッとやってありました.
塗装は週明けからだそうです.

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浴室にタイル下地となるモルタルを塗っていました.
前日に1回目の塗りをしたそうで,この日は2度目の塗りを行っていました.
四角の部分に浴槽の足が設置されます.

見学時には気付かなかったのですが,家に帰って写真を見ていたら気になる点を発見!
写真には一つしか写っていませんがは洗い場の給水と給湯の配管です.は多分追い炊き用の配管です.
別に変わったところはないように見えますが,Hydeにとってはこの配置ではまずいのです.
通常浴槽内の追い炊きの口は足下に設置されると思うのですが,この風呂の足下は写真右下方向です.
このまま穴空け加工をされると腰の辺りから沸いた湯が出てきてしまうのです.
浴室内への引き込みは既に完了しちゃっているので気になりますが,追い炊きの口を足下に移設してもらえるようメールを送りました.
週明け早々浴槽を設置すると聞いていましたので,まだ穴空け加工は済んでいないはず.
穴あけしたら取り返しが付かないと思いますので,穴空けに待ったをかけましたが,現場に連絡がちゃんと伝わるかどうか心配です.

↑↑↑確認しました↑↑↑
月曜の朝,T社H氏の携帯に電話を入れました.
昨夜送ったメールを見たか確認したら見ていないとのこと….
電話しておいて良かった!
配管について確認したら取り回しは可能だとのこと.
Hydeの意向を伝えて電話を切りました.
少し後で,折り返し電話があり,この浴槽は足下に(シンメトリーなので腰の位置にも)追い炊き口を設置できないとのこと….
そういえばカタログに書いてあったような気がします.
…というわけで,Hydeの勘違いもありお騒がせしちゃいました.
でも,写真の2本のホース先端に金属製の丸い口金が取り付けられているところを見ると,この部分に追い炊き口を付けようとしたんだと思うんだけどな〜.

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デッキ梁の間から浴槽を2Fに上げています.
この浴槽,単体で65[kg]ありますので,引き上げるのも一苦労です.
3人がかりでようやく引き上げることができました.
部には足が付いていましたが,梁に引っかかって欠落しました.
ちゃんと直しておいてくださいね!

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2Fに持ち上げられた浴槽は梱包が外されていましたので早速入ってみました.
完璧に足を伸ばすことはできませんでしたが,ほぼまっすぐにして入浴できそうなので,サイズ的には及第点です.
この日は6/1からちょうど3週間目.
INAXの新製品:イデアトーン浴槽(SBR-1600)の受注開始が6/1で,納期は3週間だそうですから,そっちを発注していても間に合ったじゃん!
納期の関係であきらめたのに,結局間に合ったかもしれないと思うとガッカリです.

5.5[mm]間隔 20[mm]間隔
デッキ材が数本2Fに上げられており,間隔をどうするか検討しました.
幸いN建築士もいらしていたので,他の物件の話なども聞きながらじっくり検討することができました.
向かって左が5.5[mm]間隔,右が20[mm]間隔です.
20[mm]間隔だと下の梁やブルーシートがしっかり見えますので,ちょっと落ち着かないです.
デッキに乗っている時はデッキ材の間隔を狭くした方が安心感があるのですが,余り狭くしてしまうとデッキ下の居室に光が差し込まなくなってしまうことが危惧されました.
そこで下からも確認してみました.
全面にデッキが敷かれた状態ではないのですが,意外と5.5[mm]でも光は差し込んでくるものですね.
割付の関係で5[mm]にすると端切れもないとのことで,「じゃあ5[mm]でいきましょう.」って事になったのですが,棟梁が来て「これじゃ狭いな.(鉛筆を出して)この位がいいな.8[mm]…いや,7.5[mm]だな.」とのことで,棟梁の持っている鉛筆の太さに決定されました.(爆)
…と言うのは冗談ですが,7.5[mm]位にすることにはなりました.
なぜ7.5[mm]なのかというと,デッキ材自体が反ったり湾曲したりしているので,どこをとってもピッタリ7.5[mm]というようには施工できないのです.

【余談】
鉛筆の太さが気になったのでちょっと調べてきたら,日本工業規格(JIS)で,”長さ172[mm]以上 太さ8[mm]以下”と決められているんですね.
棟梁の持っていた鉛筆の太さが7.5[mm]だったかどうかは分かりませんが,棟梁のサイズ感には驚かされました.


以下,前回の見学から工事が進行した部分の紹介です.
(先週デジカメ不調で撮影できなかった部分を含みます.)

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キッチンのガスコンロ前にガラスが入っていました.
油煙の処理は計画段階で色々悩みました.
油煙をレンジフードに導く壁は欲しいけれど,壁を立ち上げてしまうとせっかくのオープンキッチンの開放感が無くなってしまいます.
そこで,強化ガラスで施工してもらうようリクエストしてあった物です.
実際に入っていたガラスは10[mm]厚の耐熱強化ガラス.
耐熱ガラスでなくても大丈夫であると某キッチンメーカから聞いていたのですが,ガラス屋さんが耐熱ガラスにした方がよいと判断して,このガラスを入れてくれたようです.
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デッキ上の梁も全て金物に接合されていました.
この梁は強度計算で使われているものだそうです.
梁がハイサイドライトに反射していますが,内側から貼った熱反飛散防止フィルムのせいです.
隣地擁壁上のお宅からの視線が気になっていましたが,日中に関しては室内が見られることはなさそうです.(夜間室内で点灯した時は見える可能性大ですが….)

梁と金物との接合部です.
左の写真は上から見たところ,左の写真は横から見たところです.
特に右の写真では,金物と梁の隙間がほとんど無いのが分かります.
右の写真の二つの穴にはピンが入っているのですが,ちょっとずれただけでもピンは穴を通りません.
前回作業を見学したHydeとしては,この施工が如何に困難か分かっているだけに,T社H氏をして「神業ですね.」と言わしめるのも理解できます.

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名前何ていうのでしょうか?鼻隠しでいいのかな?…が付いていました.

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雪止め金具ですね.
一直線にきれいに並んでいました.

左の写真は光ファイバーの引き込み,右はその配管です.
インターネットはB FLET'Sの予定で,引き込み口から書斎まで光ファイバーを引いてくる必要があるのですが,引き込み口からすぐ隠蔽配管にすると曲がりが多くなり,NTTが難色を示すかもしれないということで,基礎の部分に這わせて建物の外周を取りまわすようにしたそうです.
電気担当のUさん曰く,「これならNTTも文句を言わないでしょう.」との事です.

左の写真は電力線の引き込み口.
右の写真は電力メーターの設置部分だそうです.
メーターは玄関に近すぎず,検針の際に余り奥まで人が入ってこず,通路を通行する際の邪魔にならない箇所に設置してくれたといっていました.
Hydeも色々考えますが,このようなことまで気付きません.
色々配慮してくれて感謝です.

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書斎のコンセントです.
…が,これってアースターミナル付のコンセントです.
この部分は主にPCへの電力供給に使うコンセントですから,アース付抜け止めコンセントをお願いしてあったはず….
早速修正を依頼しました.


この日ははっきり言って暑かった!
現場に行く前からKumadonと,「ハイサイドライトの影響が分かるかも…」という話をしていました.
1Fはさほど暑さは感じませんでした.
2Fに上がると多少暑く感じましたが,窓を開けていると気持ちよい風が吹き抜けていきますので,風さえ吹いていればエアコンを入れなくても我慢できないことはないという感じでしょうか.
現在の賃貸の2Fは風の抜けが悪いからかもしれませんが,それに比べると思ったほど暑くなかったです.
N建築士と2Fリビングで話をしていたら,「熱反フィルムの効果出ていますね.」といわれました.
大枚はたいた甲斐があったかな?

この日は夏至で南中高度が高いせいか,ハイサイドライトから直接日射しはありませんでした.
これから徐々に南中高度が下がっていき,日が傾いてきた頃が夏本番.
その時ハイサイドライトからの日射しがどうなっているかですね….
熱反フィルム…頑張ってくれ!


ちょっと寂しいことですが,2月末の上棟からずっと我が家を担当してくださっていた棟梁が,この日でおしまいとのことです.
「もう大工仕事残ってないからさ.」と言うけれど,まだデッキ残ってるよ〜.
誰よりもこの家のことを知っているのは棟梁をおいて他にいないんですから,最後まで面倒見て欲しかった!
家が完成したら招待するから遊びに来てね!
棟梁! 今までありがとう!!

Gallery
Photo Image 浴室に塗るモルタルを準備しています.
動画では混ぜているだけのようですが,微妙な加減を調整していたのでしょう.

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Photo Image モルタルを塗っているところです.
簡単そうに見えるのですが,熟年の業なんでしょうね.
滑らかな表面に仕上がっています..

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Photo Image 板の厚さを出すための電動工具です.
目的の厚さに近づいたら,機械に頼らず手でカンナをかけて仕上げます.

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