毎週末の恒例となった現場見学に行ってきました.
本日はT社H氏にはお会いできませんでした.(午前中まではいたそうですが,入れ違いになることが多いんですよね….)
実は今日初めて現場から富士山を拝めました.
今までも「あっちの方に見えるはずなんだけど見えないネ〜.」とKumadonと話していたのですが,先日H氏に「朝方はよく見えますよ.」って言われていたので見えることは分かっていたんですが,いつも現場に行くのは午後になってしまうので見られなかったのかもしれません.
今日も現場に到着したのは昼過ぎだったのですが,意外に空気が澄んでいたのかな?
コンディションが良ければ展望台からは見えると思っていましたが,2Fリビングからでも見えるかな? 楽しみです.
内側の型枠が設置されていました.
いよいよ週明けにはコンクリート打設だそうです.
玄関部分を撮影したものです.
基礎部分だけで100[mm]の段差ができます.
コンクリートが流れ出ないようにここにも型枠が施工されています.
2点は内側の型枠に固定されていますが,左下の角は浮いているので斜めの木材2本で吊ってあるようです.
離れのビルトインガレージ奥の部分です.
型枠の左側までがビルトインガレージになります.
右側は1F部分には何も載らないのですが,2Fデッキから下りてくる2本のあらわし柱が接地するからでしょうか,配筋された上でコンクリートが打たれます.
母屋側のほぼ中央部分の鋼管杭周辺の配筋です.
36本打った鋼管杭の内(写真の杭を含めて)2本だけに地中梁が載らないので補強してあるのでしょう.
通常の配筋は200[mm]ピッチですが,ここだけ100[mm]ピッチになっているようです.
型枠が金属ではなく化粧合板ですから,コンクリートの自重で歪まないように金属パイプで剛性を高めているのでしょうか?
この部分は外側の型枠で,各面に6本の金属パイプが固定されていましたが,内側の型枠は木材4本で固定されていました.
中央にドーナツが設置されていますが,これは配筋が型枠に寄ってコンクリートのかぶり厚が不足しないようにするためのものです.
10[mm]の配筋に半径50[mm]のドーナツを設置しているようですから,ドーナツが取り付けられた配筋の表面から45[mm]のかぶり厚が確保されることになります.
左に見える化粧合板の表面に配筋が映っていますね.
手前の太くて長いものがホールダウン金物用のアンカーボルト(HD-B15),奥の短いものが通常のアンカーボルトです.
ネジの部分は損傷や錆の発生を防止するためにビニールテープで養生されています.
右奥に見えるのは水道水(耐衝撃性硬質塩化ビニ ル管:HIVP)と湯(同:HTVP)の配管(共に口径20[mm])です.
どっちがどっちか分かりませんね….
固定されたアンカーボルト(左)とホールダウン金物用アンカーボルト(右).
コンクリートが固まったら支持用の補助材を撤去するのでしょう.
差し金を当ててきっちり測りながら設置していました.
型枠内にデジカメをつっこんで撮影してみました.
手前が奥のホールダウン金物用のアンカーボルトが配筋と干渉して垂直に立ち上がっていないような….
作業途中の撮影ですから,この後ちゃんと修正されたと信じたいものです.
↑↑↑ T社H氏より修正写真頂きました ↑↑↑
後日メールで修正写真を送っていただけました.
下に記載した写真がそれです.
アンカーボルトが横の配筋にかむように修正され,垂直性も良くなっています.
離れ側のコンクリートに埋設されるCD管です.
この部分には8本来ています.
CD管はDM616-R(内径16[mm])です.
あれ? 内径16[mm]? 22[mm]じゃなかったのかな?
それとも数で稼ぐのかな?
分電盤は母屋側にあり,可能な限り多回路化して欲しい旨お伝えしていますので,この部分には回路数に応じた電力線が通ることになるはずです.
また電力線以外にもLAN・TEL・TV・電気錠・3路スイッチ等の配線が通ると思われます.
Hydeが見学していた時には母屋と繋がりそうなCD管は4本しかなかったようですが,本当にこれで足りるのでしょうか?
もしかしたらもっとCD管の本数が増えているかもしれないし,明日確認しに行くとしましょう.
上の写真は型枠上部から立ち上がりの配筋を撮影したものです.
ここで,1の配筋はほぼ垂直に立ち上がってきているのですが,2の配筋は外側の型枠側に開いてしまっています.
2の配筋はスラブ筋なのですが,どうやらスラブ筋に乗って作業をしていた為に鉄筋がたわみ,ハの字形に開いてしまったようです.
模式的に示すと以下のような状況でしょうか….
…で,この部分のかぶり厚が足りなくなると言うことで修正をすることになったようです.
(以上は職人さん達の会話を聞きながら判断したものです.)
これがその修正過程のようです.
スパッと思い切りがいいですね.(汗)
時間切れでここまでしか見られませんでした.
多分問題箇所を修正した後,重ね継手で繋ぎ直すのだと思いますが,修正後が気になるところです.
これは明日確認に行かねば!
本日のレポートはここまでですが,が気になるところですので,是非明日確認に行ってみたいと思います.
- ホールダウン金物用アンカーボルトと配筋の干渉
- CD管の本数
- スラブ筋の立ち上がり部分のかぶり厚と切断面の接続
Gallery 01/25/2003
ビルトインガレージ内から母屋側を臨んでいます.
この部分はデッキ下を通ってバイクを出し入れしたり,雨天時に玄関から直接ガレージにアクセスする時などに使いますので両引戸が入ります.
最初に配筋してあったらしく,型枠に切断する旨鉛筆で書かれていました.01/25/2003
ビルトインガレージ内から出入り口を臨んでいます.
車の出し入れしやすそうです.01/25/2003
給排水管が設置されていました.01/25/2003
立ち上がり部分を通るCD管を通している部分です.
この部分には4本通るみたいです.01/25/2003
アンカーボルト(ホールダウン金物用)の設置
上:差し金で測って位置決め
中:配筋を避けながら差し込んで
下:インパクトドライバーで固定01/25/2003
ただいま配筋切断中!
昨日の疑問・懸案箇所を確認しに行ってきました.
母屋側にもCD管が敷設されていました.
向かって右側に2本,左側に6本です.
右側の2本は書斎のEPS(Electric Pipe Space)の位置ですからTELやCATV等の引き込み用かな?
左の6本が離れ側へ繋がるのだと思いますが,離れ側の引き込みは4本しかありませんから,2本はデッキ下の照明か何かに使われるのではないかと思います.
ホールダウン金物用アンカーボルトと配筋の干渉箇所です.(前日掲載した写真とは違う場所です.)
特に対策がなされていないようです.
このままでも問題ないか確認してみたいと思います.
切断したスラブ筋に重ね継手でL字鋼を繋いだようです.
切断された左側部分は撤去されていました.
素人目には特に問題はなさそうです.
上のスラブ筋を切断した部分の型枠内の写真です.
以前はハの字に広がっていたスラブ筋がまっすぐに修正されていました.
これは離れ側の型枠内の写真です.
1本飛び出していますが,これは地中梁の横の配筋にとめられているべきものです.
番線が外れてしまったのかな?
母屋側でこのような症状が出ていたところを修正したのに,こちら側は直さなくて良いのでしょうか?
当然かぶり厚は足りていないと思われます.
重ね継手で繋いでいる箇所ですが,○部は明らかにかぶり厚が不足すると思われます.
本来ならRを付けて曲げた配筋より出っ張らせることはないような気がするのですが….
この鉄筋の錆が進行したら,他の配筋が貰い錆することはないのでしょうか?
また,L字に曲げられた配筋のかぶり厚も不足していると思われます.
↑↑↑ 修正写真頂きました ↑↑↑
飛び出していた配筋がカットされていました.
これでかぶり厚が不足することもないと思います.
○を付けた部分にはアンカーボルトが埋め込まれるようで,既に設置されています.
この写真ではよく分からないかもしれませんが,手前の○には支持用の補助材が取り付けられていますが,奥の○3箇所にはありません.
他の部分は全て補助材を使って固定されているのに,何でこの3箇所だけに使わなかったのか疑問です.
アンカーボルトの施工に関しては,契約書の”木造設計標準図(1)”に於いて,
と記載されていますが,この状態でよいのでしょうか?
- アンカーボルトの保持は,型板を用いるなどして正確に行い,移動,下部の振れなどのないように,十分固定する.
- アンカーボルトの保持及び埋込みは鉄筋などを用いて組み立て,適切な補助材で型枠の類に固定して,コンクリートの打ち込みを行う.
この部分はビルトインガレージの奥の部分で,芯−芯で3,640[mm]ありますが,アンカーボルトが見あたりません.
アンカーボルトの配置に関しては,契約書の”木造設計標準図(1)”に於いて,
と記載されていますが,この部分にはなくても良いのでしょうか?
- 間隔2[m]以内となるような位置とする.(抜粋)
↑↑↑ 後日確認しました ↑↑↑
ほぼ中間位置にアンカーボルトが固定されていました.
以上の内容をN建築士及びT社H氏に確認してみました.
その際このページ(のコピー)をそのまま見てもらいました.
このページをアップする前まで(連絡のメールを入れてから2時間程度)に,N建築士からは回答をいただけました.
相変わらずレスポンス速いですね.
頂いたメールの一部をご紹介します.
どうもHydeには「監理者が回答する内容ではない」の一文が良く理解できないのですが,「時間があえば立ち会おうと思います」と言っておられるので,これに期待したいと思います.
ご指摘の内容は監理者が回答する内容ではないので施工者から意見を聞きます。
施工業者が打設前に点検するので問題ないとは思いますが、念のため構造担当にも意見を聞いておきます。
ちなみに私は打設は27日の予定を28日に変更したとときいています。
住宅で打設に立ち会うことはほとんど無いのですが、もし時間があえば立ち会おうと思います。
夜,T社H氏から電話がありました.
内容は昨日送った懸案事項についての説明でした.
電話し始めてしばらくしてHa-chanがぐずり始めちゃったので,内容を完全に把握し切れていないところもあるのですが,私の頭に入っている内容は次のようなものです.(ちょっと予定と修正済みの部分を混同しているかもしれません.)実は01/25の時点で01/27の天気が雨になることが予想されていたので,コンクリートの打設は延期する予定であったそうです.
- アンカーボルトと配筋の干渉・かぶり厚不足等は修正したとのことです.
- アンカーボルトの支持用の補助材が未設置であった部分には補助材を設置したそうです.
- 離れ側のアンカーボルトが必要ではないかと懸念された場所についてはアンカーボルトを設置予定とのことです.
- CD管は16[mm]ものの他に22[mm]のものを敷設したそうです.母屋と離れの渡り部分には16[mm]×4+22[mm]×4,書斎横のEPS部には16[mm]×2+22[mm]×2と,私が確認した時のほぼ倍の数になったようです.
01/25に現場でH氏にお会いしておらず,作業していた職人さんから「01/27に打設予定」とお聞きしたところからHydeとしては焦ってしまい,ちょっと先走ってしまった部分もあろうかと思います.
上記の内容のいくつかについてはH氏自身把握しており,後日施工あるいは改善予定であったとのことでした.
修正後の写真は後日メールに添付して送ってくださるとのことでした.
迅速な対応ありがたいと思っております.↑↑↑一応基礎の配筋関係については胸のつかえが取れました.
02/04/2003 写真頂きました.
このページの該当箇所に頂いた写真を掲載しておきます.
どうせまたすぐに気になる箇所が出てきて,N建築士とH氏のお手をわずわせることになるような気もしますが….
それだけ思い入れが強いと言うことで勘弁してください. m(..)m
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