★★ネタばれ注意★★

げえむの話

果てしない物語達に思いを馳せる。
●各項目評価度数は10点満点。
総合評価(気に入り度)は100点満点でレビューしています。●
 
 
29
「バイオハザード〜コードベロニカ〜」(DC PS2・カプコン)/ホラー・アクションアドベンチャー
■満足度・・・7・5
■操作度・・・10
■グラフィック・・・8
■ストーリー・・・6.5
■オススメ度・・・8
 
飛躍的にグラフィックの美しくなった『ベロニカ」です。
ステージも大変細かく作りこまれていて、
ミニゲーム中に持っている武器のカメラズームで背景を見てみると通常確認の出来ないロッカーの名札やガラスケースの中の宝飾品がちゃんとそれぞれ作ってあるところは感動しました。
 
自分はこのゲームやるためにドリームキャスト買ったんですよね〜。元々は。(遠い目)
後にムービーを足す形でPS2版も出されますが、ゲーム世界そのもののバランスとしては少々ムービーが多すぎるかな?と思いました。(隊長大好きなのですが)
 
本編はともかくオマケゲームだけをとるならDC版の方が好きでした。とある場所での敵の行動が違う上に、アレクシアをDC版ならじーっくり武器の望遠レンズで眺める事が出来るので。
 
しかし「ストーリー」を重視したらしい(製作者談)このベロニカですが、もしこれがバイオスタッフのストーリー作りの最高到達点ならば、私はもうこの作品に「話の重み」は求めるまい。と思いました。すみません暴言・・でも・・・。
また毎回シリーズに盛り込まれている「プレイヤーキャラ・チェンジ」のシステムは今回少々無理やり入れた様な気がしました。
クレアでも攻略可能なマップを先走りのスティーブがクリアしてしまう、という展開はスティーブに代わる必要性を感じませんでした。余程使用武器の変化があるか、スティーブでしか行けないステージを用意するかして欲しかったです。
 
もちろんゲームとしては存分に楽しめる作品です。PS2版のムービーの足し部分は「隊長・ウェスカー」に関しては40%強、DC版とPS2版では描写が違います。更にラスト「あのキャラ」についてのオチ?もニュアンスが違います。比べてみるのも面白いかもしれません。
 
総合評価・・・83点あれだけの戦いを繰り広げ、犠牲も出しておきながら、ラストで「兄さん、もうどこへも行かないで」と言えてしまうクレアには正直唖然!
 
30
「バイオハザード〜ガンサバイバー〜」(PS・カプコン)/シューティングアドベンチャー
■満足度・・・6
■操作度・・・?
■グラフィック・・・4
■ストーリー・・・4
■オススメ度・・・3
 
完全に「自分の見た目」でステージを進んでゆくゲームです。(シューティングゲームだから当然ですが)
実の所、私は普通のコントローラーでクリアしてしまいました。
シューティングゲーム用コントローラー(ガンコン)でやらない事自体間違っていると思うし、私自身がシューティングゲームのすごいファンというわけではないので「操作性」の良し悪しとかは判断できないですし、このゲームの正しい評価も出来てないと思うのですが。
勝手に相手をサーチしてくれる機能があるのは下手くそな私には良かったです。ただ撃つのを楽しみたい人にはいらない機能かもしれません。、サーチしなければ間に合わないほど敵がいるわけでもないので。(爆)
 
この作品、後のバイオの歴史から笑えるくらい抹消されているのが泣けてきます。バイオ誕生10周年記念に出版された本にも書かれてなかったしなあ・・・南無〜。
 
多分、シューティングというジャンルから見れば「バイオ」の名を背負ってはいけない位色々バランスの悪い作品なのだと思います。
何故か自分の視界以外からの攻撃をカウントしないのでラスボス相手にも撃ってリロードする間自分が回転してまた撃つ・・を繰り返しているだけで勝てると言う・・(超爆)
だったら自分が360度見渡すような機能いらないじゃないか、という話ですがこのゲーム、バイオの面影を残そうとして「ステージ探索」のシステムもいれているので結果ちぐはぐなことになってしまったのだと思います。
・・・・・・とはいえ、私はその「探索」の部分が結構好きだったのですが。(シューティングゲーがやりたかったのではなくバイオシリーズという事で飛びついたので・・・。)
 
ストーリーもお決まりといえばそうなのですが「話にリキを入れました!」と豪語されていた「ベロニカ」よりも、この「ガンサバ」のほうが物語としては好きでした。
ステージの分岐を自分で選べるところも好みでした。
 
 
総合評価・・・57点
31
「ファイナルファンタジー8」(PS2・スクエア)/RPG
■満足度・・・4
■操作性・・・7
■グラフィック・・・7
■ストーリー・・・5
■オススメ度・・・5
 
主人公のリノアとスコール両氏の恋愛育みゲーと言っても過言ではない程、強力&強烈に二人のラブシナリオが繰り広げられるので二人のキャラクターが好きか嫌いかでゲームそのものに入れ込めるか否かが大きく分かれる作品だと思いました。
 
私は主人公達よりも横にいるお友達や「もう一人の主人公(?)」が気に入ってしまっていたので、申し訳ないですがスコールの恋とか果てしなくどうでもいい感じでした。
 
プレイ中一度も「彼女」と戦いを共にしていない自分と、ムービー中の親密度MAXの彼女&スコールの距離がどんどん離れていく、そんな印象でした。
更にゲームシナリオそのものに自由性がなく、「次はあそこ、それが終わったらそこ。」といった風にやる事が提示され、中にはステージ内の自由度すらない「ミニゲー」もたくさんあったりして「ムービーを観るためのつなぎをやらされている」気分でした。
 
また攻略本の中で開発スタッフがムービーの内容について「時間がなかったから一部のキャラは描けなかった」発言をしていたのは大変残念でした。
その「一部のキャラ」が自分的にとても気に入っていたキャラだっただけに特に強く思うのかもしれませんが、作品として100パーセントの完成ではない風な物言いを例え、こぼれ話であっても公言するべきではないのではないか、と思います。
 
バトルシステムそのものはやりやすく、ゲーム内のお遊び「カード・ゲーム」もなかなか面白かったです。
ムービーがあそこまで多く、長くなかったら(しかも飛ばせない)もっと素直に楽しめたかもしれません。
これはあくまで個人的な意見なので気にならない人も、もちろんいるかと思います。
 
総合評価・・・60点
ファイナルファンタジー好きを自負する方は「スクエアの踏み絵」として試しにプレイしてみるのも一興かも・・・しれません。
32
「ファイナルファンタジー9」(PS 2・スクエア)/RPG
■満足度・・・6
■操作性・・・7
■グラフィック・・・7
■ストーリー・・・6
■オススメ度・・・6
 
全体的に安定したシステムとシナリオで、安心して遊べる優良作だと思います。
キャラクターの相互関係や伏線など、王道で手堅すぎるので、ある意味突き抜けた部分がないというか目新しい所がないともいえますが・・・。
 
難をいうなら各ステージのマップ(特に街中)が無意味?に広く、移動に不便を感じたことが度々あった事でした。また、演出が所々過多、というか「ここは哀しくて切ないシーンだよ〜。泣けよ〜・・・泣けよ〜。」・・・と、制作側に言われている気がしたこともしばしば、^^;(感覚の問題だとは思いますが)
 
更に、キャラクターの設定に関わる大切なストーリーの大部分が「隠れネタ」になっているのですが、とても面白いシナリオばかりなのでもう少しヒントとか、わかりやすくても良いかな?と感じました。(コイン集めやチョコボの宝探し等のミニゲームも含めて)
この作品が他のF・Fシリーズと比べて一般向けに作られている気がするので尚そう思うのかもしれません・・・。
 
映像の美しさやボリュームは満点でさすがスクエア!と毎回思います。
あと、久々にファンタジーだと思いました。(笑・・・)
 
総合評価・・・75点
 
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Last updated: 2005/7/1