★★ネタばれ注意★★

げえむの話

果てしない物語達に思いを馳せる。
●各項目評価度数は10点満点。
総合評価(気に入り度)は100点満点でレビューしています。●
 
 
21
「トゥームレイダー」(SS・ビクター インタラクティブ ソフトウエア)/アクションアドベンチャー
■満足度・・・10
■操作度・・・5(慣れたら10)
■グラフィック・・・4
■ストーリー・・・3
■オススメ度・・・8・5
 
絵もゲーム性もかなりクセのある作品です。
ものすごく良い意味で荒削り。他のどこにもない独特なセンスにあふれています。
有名すぎる名作洋ゲーの記念すべき第一弾。
セーブが決まった箇所でしか出来ないのに即死トラップが出会い頭に出没したりするので、とりあえず2度3度死んで見ながら繰り返し繰り返しベストルートを辿ってゆく・・・という問答無用のゴリ押しゲー。主人公の顔は怖いし(特にこの第一弾は)、何か敵はやたら四角いし。無意味なほどにマップは広いのに空の少ない(地下とかが多い)ステージの数々と静寂間が孤独と圧迫感をかもしだし・・(ここら辺“MYST”とかと共通するテイストがある気がします。)
あっらい荒い背景はゴッホの絵の中に飛び込んだかの様!(でも遠くから見ると名画にみえるのが不思議・・笑)
 
なんだか褒めてるんだか、けなしてるんだかわかりませんが(褒めてます)。
膨大なマップデーターと膨大な仕掛け、トリックを詰め込んだ世界を用意してこれ以上無いくらいの自由度を持たせたプレイキャラクターで「さあ、好きにやってみて!」と言う様なゲーム・・です。
日本のアドベンチャーゲームはプレイしていて自然とやるべき道が見えてくるのが良質な演出とされますがこのゲームはその反対。残酷なまでにプレイヤーに自由という名の孤独を与え、行き詰る人は始めて15分くらいで「もう何していいのかわからない」となるのではないでしょうか。でも気付いた人には掘り出しても掘り出してもまだ余りある限りなき「トゥーム・ワールド」がそこに存在しています。
惜しむらくはストーリーが・・少々単純な上にわかりづらい。(笑)ムービーでのあれこれの説明映像が何を指しているのか最初わかりませんでした(私だけ?)。
 
やりこみゲーや謎解きゲーが好きな人は是非一度プレイを!(私はサターン版でやりましたが、プレステ版、パソコン版も発売しています。
 
総合評価・・・95点
 
 
 
22
「トゥームレイダー2」(PS・ビクター インタラクティブ ソフトウエア)/アクションアドベンチャー
■満足度・・・10
■操作度・・・6(慣れたら10)
■グラフィック・・・5
■ストーリー・・・6
■オススメ度・・・9
 
武器を構えた時の敵サーチ機能とアクション時の操作性が若干良くなっている気がしました。
あとララの顔も若干美人に・・・。(笑)
髪も設定どおり長い三つ編みが表現されています。
ストーリー「6」としましたが、この手のゲームは話そのものよりもステージを進んでゆく過程が大切なのだから、この位の話設定がベストの様な気もします。
音楽演出が多少粗雑な気もしますが、でも欲を言えば、の範囲です。ベニスの音楽とか好きだなあ〜。
 
マップの完成度、ステージの豊富さ、システム(お坊さんとかもう最高!!)、何もかもがトゥームシリーズの中でも最高傑作の位置にくると思います。
シークレットが「1」の時は「謎場所」を見つける、というものでしたが今回は「龍の置物」を拾う、というアクションに変更。わかりやすい上に物語のモチーフとも合っていてすごく良いと思いました。
更にララがアイテムを拾う時に声を出すのが良いです。残念な事にそのシステムは「2」だけなのですが。(パソコン版は全部のシリーズで声が出るそうです?)
 
結構お話自体もグレードアップをしているしムービーもドラマティックなので(エピローグもいいです!)欲をいうならムービー部分をまとめて観れるオマケモードとかあったらもう、最高かも・・・。なんて思いました。
 
総合評価・・・98点
 
 
23
「トゥームレイダー3」(PS・エニックス)/アクションアドベンチャー
■満足度・・・8.5
■操作度・・・7(慣れたら10)
■グラフィック・・・6
■ストーリー・・・5
■オススメ度・・・9
 
格段にキャラクター、背景のグラフィックが美しくなり「水」の表現も素晴らしいです。絵が大雑把・・・というかダイナミックタッチなのは相変わらずなのですが、それが味でもあり絵画的な風格さえ出していると思います。
システム的にも世界観演出的にもシリーズ中一番こなれた、というか安定性のある作品だと思います。初めてトゥームをやる人にはこの「3」が一番オススメ・・・かな?
お宝を探すため(奪うためともいう)ステージに立った自分を排除するため(当然)槍もってやってくる現地の人間を撃ち殺さなければ進めないというシステムに慣れさえすれば。(話し合いはナシですか!・・笑)
 
またお話的にも世界中を回るので旅行している気分になれるかも?!ステージを選択する時に出る地球儀がいいですv
更にこの「3」においては正規ルートを飛び越えて超先のルートに割り込む・・なんて荒業もできたりします。(背景が絵でなく全てポリゴンで立体として作ってあるので)通常の日本のゲームでは考えられない事なのですが、こんな裏技ができると「この世界にいるんだー!」と打ち震えたくなります。
 
私の買ったPSバージョンは日本語吹き替え版と原語版の2枚組みだったのでお得感がありました。
一つだけ難をいうなら拾ったアイテムが確認表示をされないこと。これはちょっとツライ(だって何を拾ったのか絵的にもライティング的にも判らない事が多いから・・笑)
 
総合評価・・・90点
24
「トゥームレイダー4〜ラストレべレーション〜」(DC・カプコン)/アクションアドベンチャー
■満足度・・・7
■操作度・・・7(慣れたら10)
■グラフィック・・・7
■ストーリー・・・5
■オススメ度・・・6(初心者にはキツイかも)
 
サブタイトルからして何やら不穏な空気が漂うシリーズ第4作目。(笑)
ネタばれになるのですが、物語の最後になって「俺たちの戦いはこれからだ!」とか、「更に深まる謎・・全ての結末は次シリーズにて!」
みたいなオチって、よーっぽどそのオチ自体に意味があるとか、「そういうオチ」にしたくて作品を作っているとかでなければ・・・あまり好きでないです。線引きは微妙なんですけれど、大体の場合「安易」な印象を受けます。ビッグタイトルのシリーズに割りと見られる傾向のような気がするのが残念です。
 
グラフィックは格段にアップ。特にララの顔の美しさにオオッと驚きました。(笑)
ララ自身のキャラクター性にも血が通ってきたというかゲストキャラとの心の交流的なストーリーが組みこまれてきたのは新鮮でした。ララ様も殺戮者ってわけではないのね〜。と、シリーズ4にして初めて思ってみたり。(笑)
あと、この「4」での重要アイテムが前作「3」の隠しお遊びで既に顔見せしているのは心憎い演出だと思いました。
 
ゲーム内容的には「無敵」のクリーチャーが何気に多いです。なのに相手のスピードが速かったり、こちらの受けるダメージが多かったりと「こいつは無敵だからどう対処しよう」と考える余裕があまりなく・・・。初心者にはかーなりキツイ作品かも。
ほんの少しバグが多いのも気になりました。ゲーム進行には差し障りないのですが
片腕が変なポーズで固まったりするんですよね・・・時々。
 
「3」の時非表示だった拾ったアイテムを確認できるシステムが今回あったかどうかはドリームキャストが臨終あそばしたので現在確認できません。(泣)確認とれたら記述を追加しようと思います。
 
おまけ要素もなくてオチが「あれ」だし、少々プレイヤーとしては不完全燃焼感の残る「4」かもしれません。
でも「スノーモービル」とか楽しかったです。
 
総合評価・・・75点
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Last updated: 2005/7/1