■満足度・・・5.3
■操作性・・・6
■グラフィック・・・6
■ストーリー・・・6・5
■オススメ度・・・5(ゲーム初心者向け?)
1995年に発売されたゲームです。
当時一般人の知人から「変な所があるよ」と言われながら借りてプレイしました。
プレイヤーが入力する性別でお見合いキャラの性別も変わります。
相手キャラクターは5人。各人男性バージョン、女性バージョンがあります。
キャラクターの名前は「志村」、「新井」、「加藤」、「中本」、「高城」
ドリフターズのメンバーの名前が使われています。
知人の言っていた変な所というのはここの部分なようです。
本編の内容はというと、普通に社会人を送り、結婚を考える「自分」は、「お見合いセンター」で上記の5人を紹介される。
と、言うところからゲームが始まります。
後は1年という時間期限の間、
●デートのお金をためるため「仕事」をしたり、
●自己スキルを高めるため「修練」をしたり、
●愛を育むため「デート」をしたり
・・・と忙しくも楽しいお見合いライフを送ります。
BUTぶっちゃけデートの回数を規定数こなせば自動的にゴールインするので「ゲーム性」は皆無に等しいと思います。
上で挙げた「修練」という項目は、なんと全くゲームクリアに必要がない数値のため何のためにあるのか謎のコマンドです。
「相手との恋愛は順調だけれど、見えない部分の自分を磨きたいな♪結婚を考えるなら当然でしょう!」
みたいな、自己満足ゴコロを満たすためのオシャレコマンドでしょうか。
更にお金をためるための「仕事」も、自分の職業をプレイ前に設定できるので「社長」にでも設定しておけば当然お給料も高いのでほとんど働く必要がありません。
しかも職業や役職は相手との恋愛数値には全く関係がありません。
こちらの職種やスキルを全く厭わず、常に結婚に前向きで呼べばデートを重ねてくれ、自分の目をまっすぐ見て微笑んでくれる。
そんな夢の結婚前提ピュア恋愛を具現化した意欲作「マリッジ」
・・・・・・・・と、いうわけでは絶対ナイ。と思いますが。
良いところもあります。
相手の5人は男版も女版もそれぞれ個性的かつ好感の持てるキャラクターで、絵柄もシナリオも嫌味が無く割と結婚前提恋愛を育くんでいる気分になれました。(ええええっっ?!)
セガサターンを初めて買って、初めてプレイしたゲームだったので他の作品と比べる知識が無かったから素直に(?)楽しめたのかもしれません。
とはいえ新品価格7千円以上は高い・・・かも。
開発者様や発売元様には申し訳ないですが中古購入推奨です。200円か300円なら。(ヒドイ)
このセガサターン版発売、半年後にプレイステーションからも発売されますが、SS版のあまりのゲーム性のなさに怒ったユーザーに気を使ったのか、定かではありませんが取ってつけたようなスキルアップシステムが導入されていて、意味無く難易度が高くなっているようです。
PS版は未プレイなので人から聞いた話なのですが。
ゲームをほとんどやった事のない一般の人とか、すごく幼い子供(5歳以上12歳未満)か、いっそお年寄りの暇つぶしとかに・・・どうでしょう?(自分的基準)
というゲームです。
総合評価・・・48点
ちなみにこの作品発売の3年後位に相手キャラクターの“学生時代編”が
男性向けゲーム「卒業 〜Graduation〜」
や
女性向けゲーム「卒業M」
として出し直されています。
出し直しといっても全て発売元が違う点やキャラデザインも大分違う点からみても「別作品」としてみた方が良いみたいですが。
しかし「卒業M 」の企画自体は“マリッジ”が発売された1995年ごろからあったそうで、どのような経緯で3つの世界でキャラクターが活躍する事になったのかは不明です。
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