■満足度・・・7・5
■操作性・・・6
■グラフィック・・・8・5
■ストーリー・・・6
■オススメ度・・・9
光と影、静寂と風の音の圧倒的な存在感。
どこか物悲しく、どこまでも美しい、物語というよりは一遍の詩の中に迷い込んだかのような、「ICO」の世界。
システムやテイストが一番似ているのは意外な所で「トゥーム・レイダース」かも・・・?
(説明のない放っておき感とかやたら高い場所が多いところとか。)
角の生えた少年が「生贄」として連れてこられた絶海の孤島に立つ古い城。
そこで出会った「少女」の手を引き少年は(多分名前はICO)島の出口を探します。
とにかく「世界感」の完成度が素晴らしいです。光と風、木々のさざめき、木漏れ日、全てが本物以上に美しいです。
なんか目的を忘れて少女と二人ボケーッと草の上で空を眺めていたくなりました。
「閉ざされた城からの脱出」という目的はごく単純なものですが、独特の世界設定、美しいキャラクター、「いままでにない」感じの、製作者のこだわりと熱意を感じる作品です。
惜しむらくは操作の中で「ぶら下がった状態で飛び移る」という行動が私にはかなり難しかった点です。
何べんも失敗して半泣きになりながらプレイした所も。
結構ゲーム不慣れの人には難易度が少し高めかも・・・?
満足度が「7・5」なのは多少ボリューム感にかけるところもあったので。
反対にストーリーを「6」としましたがこのゲームは作品が「語る」物語ではなくプレイヤーが「感じる」物語なので、こういう評価の付け方は適当ではないかもしれません。
ICOの運命は?少女と一緒に城を出る事は出来るのか否か?
是非是非機会がありましたらご自身の手で結末を確かめてみてください。
ちなみに・・・ソニーの商品ですが「子供さん」よりは「大人」がやって楽しめる(というか感じれる)ゲームかも、と思いました。
更に2週目は色々とお遊び?が入っています。ある物を見つけることによってEDが変わったり、字幕が変わっていたり。(重要!)
またある場所にある「隠し武器」も2週目は違うものが手に入ります。●ター●ォー●??(笑)
総合評価・・・83点 2週目の別EDがすごい好きです。
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