★★ネタばれ注意★★

げえむの話

果てしない物語達に思いを馳せる。
●各項目評価度数は10点満点。
総合評価(気に入り度)は100点満点でレビューしています。●
 
 
1
「ワイルド・アームス〜アルターコードF〜」(PS2・ソニー)/RPG
■満足度・・・7
■操作性・・・6
■グラフィック・・・7.3
■ストーリー・・・8.2
■オススメ度・・・7
 
過去に製作された同タイトルのカスタマイズバージョンです。
グラフィックを全面リニューアルし、ステージやマップもかなりカスタマイズされています。
あちらこちらが変わっているので新しいゲームのようでした。
前作を確かめプレイしたくなるほど。(笑)
 
けれど前作を無視して作り直しているわけではなく、全体の物語構成や世界観はきちんと抑えています。
なによりも特筆すべきは各キャラクターのエピソードの作りこみ。
全てのメイン登場キャラクターが丁寧かつ魅力に作りこまれ、前作で不完全燃焼だった部分が全てと言って良いほど消化されていました。
 
当初キャラクターデザインが馴染めなかったのですが、プレイしているうちにしっくりきました。
(キャラデザの絵と作中グラフィックがあまり似ていないのは良いのか悪いのか・・・苦笑)
 
ただ、ストーリーを重視しているためムービーが長くて多いです。
(1時停止や早送りが出来れば良いのですが)
また、マップが広くなった分各エリアがわかりにくくなった気がします。
自分が持つ地図の表示と別枠でひらく現在位置の表示が微妙に違うのも道に迷う要因でした。
 
全体を通してゲームの進行テンポは前作の方がよかった気がします。
オマケ要素(隠しエピソードやミニゲーム)が多いのはお得な気がするのですが、それをクリアして出現するお楽しみコーナーの出現条件が厳しすぎる気がしました。
 
ゲームののめり込み度は前作の方が強かったのですが、それを補ってあまりあるキャラクターへの愛着感に大満足だったので、前作をプレイしてキャラクターの描きこみに物足りなさを感じた人にはオススメです。
 
製作者側の前作に対する愛を感じる作品です。
 
総合評価・・・68点
↑オマケ要素をやりつくせなかった負け犬のひがみ評価なので(−▽−;
本当はもう少し高い点数で良いゲームです。
2
「ICO」(PS2・ソニー)/3Dアドベンチャー
■満足度・・・7・5
■操作性・・・6
■グラフィック・・・8・5
■ストーリー・・・6
■オススメ度・・・9
 
光と影、静寂と風の音の圧倒的な存在感。
どこか物悲しく、どこまでも美しい、物語というよりは一遍の詩の中に迷い込んだかのような、「ICO」の世界。
 
システムやテイストが一番似ているのは意外な所で「トゥーム・レイダース」かも・・・?
(説明のない放っておき感とかやたら高い場所が多いところとか。)
 
角の生えた少年が「生贄」として連れてこられた絶海の孤島に立つ古い城。
そこで出会った「少女」の手を引き少年は(多分名前はICO)島の出口を探します。
 
とにかく「世界感」の完成度が素晴らしいです。光と風、木々のさざめき、木漏れ日、全てが本物以上に美しいです。
なんか目的を忘れて少女と二人ボケーッと草の上で空を眺めていたくなりました。
 
「閉ざされた城からの脱出」という目的はごく単純なものですが、独特の世界設定、美しいキャラクター、「いままでにない」感じの、製作者のこだわりと熱意を感じる作品です。
 
惜しむらくは操作の中で「ぶら下がった状態で飛び移る」という行動が私にはかなり難しかった点です。
何べんも失敗して半泣きになりながらプレイした所も。
結構ゲーム不慣れの人には難易度が少し高めかも・・・?
 
満足度が「7・5」なのは多少ボリューム感にかけるところもあったので。
反対にストーリーを「6」としましたがこのゲームは作品が「語る」物語ではなくプレイヤーが「感じる」物語なので、こういう評価の付け方は適当ではないかもしれません。
 
ICOの運命は?少女と一緒に城を出る事は出来るのか否か?
是非是非機会がありましたらご自身の手で結末を確かめてみてください。
 
ちなみに・・・ソニーの商品ですが「子供さん」よりは「大人」がやって楽しめる(というか感じれる)ゲームかも、と思いました。
 
更に2週目は色々とお遊び?が入っています。ある物を見つけることによってEDが変わったり、字幕が変わっていたり。(重要!)
またある場所にある「隠し武器」も2週目は違うものが手に入ります。●ター●ォー●??(笑)
 
総合評価・・・83点 2週目の別EDがすごい好きです。
3
「弟切草」(SFC・チュンソフト)/サウンド・ノベル
■満足度・・・6・7
■操作性・・・5
■グラフィック・・・4
■ストーリー・・・6
■オススメ度・・・5
 
サウンドノベル・ジャンルの草分け的な存在となった作品。
後にPSで完全版が出されたので初めてやる人はそちらの方がいいかも・・・です。多分、チャート確認やシナリオスキップ機能など便利なシステムが追加されているのではないでしょうか。(未確認です。すみません)
 
SFC版でやったのですが、こちらは上記の便利機能がまったく付いていません。
ただ、当時ゲーム自体初めてやるに近い私にとってはこの作品はとても面白かったです。実の所選んだ選択肢によって飛ぶシナリオポイントが決まっているので、やりこんでくると出現した選択肢のどれを選べば何のシナリオに行くのかわかってきます。
ある意味で変化球的なシナリオ・スキップ機能(笑)
 
ライター・我孫子武丸氏のシナリオセンスがキラリと光る作品です。
ホラー的な要素を出していますが、なみだあり、笑いありのシナリオの豊富さ、自由さは当時では秀逸の出来です。
 
総合評価・・・65点しかし「弟切草」なのに双子姉妹ネタとは、こはいかに。いえ、大した突込み部分ではないのですが。
4
「学校のコワイうわさ 花子さんが来た!!」(PS・カプコン)/ミニゲーム・アドベンチャー
■満足度・・・5.3
■操作性・・・4.5
■グラフィック・・・4
■ストーリー・・・5.5
■オススメ度・・・5
 
夜の学校を探索しながらミニゲームクリアによって次のステージに進む、という構成の作品です。
対象年齢は小学生だと思うのですが(出自がポンキッキーだし)、ミニゲームの難易度が中々のもので大人でも十分に歯ごたえのあるレベルだと思います。
 
と、いうより難しすぎるパズルゲームや早押しゲームが結構あります。(←死ぬほど苦しみました^^;)
 
<映画版・花子さんが来た!!>をゲームで読み解くみたいな感覚のストーリー内容です。
設定は基本的にTVと同じなのですが、より花子さんの活躍に特化されたムービーを楽しむ事ができます。
“ポンキッキーズ版・花子さん”が好きだった自分には、かなり美味しい作品でした。
 
ただ画面移動をクリック重ねで進んでいかなければいけないとか、
(ミストとかと同じシステム。)
更に建物間の移動の際入り口がわかりにくいのでクリックし続けてぐるぐる無駄な行動をしてしまいやすいのが少し面倒くさかったです。
ゲームシステム上仕方のない事かもしれませんが・・・。
 
 
ミニゲームの種類はパズル物有り、早押しもの有り、謎解き言葉もの有り、で頭の体操に役立ちます。(笑)
校舎内に散らばっているフロッピーディスクを集めるとTVで放映されたシリーズを何作か観る事ができます。(コワイ度の高い作品ばかり選ばれている気が。)
 
当時の他カプコン作品(バイオとか)と比べるとボリューム感に乏しい気がするのは否めませんが、花子さんファン的にはコレクションの一つとしてGET&プレイするのも良いのではないかと思います。
(2005.3.6)
 
総合評価・・・56点
花子さんのライバルキャラクターがTV版の「闇子」さんからゲーム版では「ヨミさん」
(顔も声もキャラ性も違っていて、色合いだけ似てる)
に変わっていたのが個人的にとても残念でした〜;。
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Last updated: 2005/7/1