islands in the stream |
海流の中の島々 〜復活編〜 |
会社を辞めて自由になったので、再び南海の島々を巡る旅に出たいと思います。 |
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沖縄定航埠頭ふたたび | 琉球エキスプレス |
というわけで、4年の時を経て沖縄定航埠頭へ戻ってきました。 しかし、寄る年波には勝てず、今回はバイクです。この4年の間に大島運輸の社名も変わり、宮崎寄港もなくなりました。 今回は沖永良部の和泊まで33時間の長旅なので、南港へ向かう途中のローソンで食料をがっつり買い込みます。 |
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2004年4月 | 2008年2月 |
4年前と同じように、デッキからさんふらわあが見えます。 |
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2等船室 | おにぎり |
シーズンオフのド平日ということで、さすがに今回は空いていて快適です。 『琉球エキスプレス』はレストランがないので、無人野菜スタイルでおにぎりを売っています。大きさがまちまちなのが手作りっぽく良い感じです。コップ10円も泣かせます。 |
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浮き輪 | 煙突 |
33時間あまりにもヒマなので船内をうろつきますが、これといって何もありません。 |
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和泊港旅客ターミナル | 真夜中の和泊 |
ひたすら寝転がり続けて床ずれになりかけた頃、やっと和泊港に到着です。 真夜中の3時というクレイジー・タイム着にもかかわらず、旅客ターミナルはフェリーが出ていくとすぐシャッターを閉めてしまい、仮眠もさせてくれず血も涙もありません。 |
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夜明けの沖永良部 | フーチャ |
しかたないので真夜中の島をバイクで走り回り、フーチャで夜明けを迎えます。 |
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玉城簡易局 | 沖永良部の街角 |
余多局 | みどりの島 |
夜が明ければ貯金です。沖永良部8局をちゃっちゃっと回ります。 |
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田皆岬の廃墟 | 廃墟内部 |
灯台 | ようこそヤグニャへ!感謝とご案内 |
貯金が終わってしまえば、明日の船までフリータイムです。 とりあえず、「沖永良部屈指の景勝地」田皆岬へ向かいますが、人っ子ひとりいません。 |
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南西航空・日本エ○システム代理店 | おにぎりサンド |
腹が減りましたので一度和泊に戻ります。 どこか店に入ろうかとも思いましたが、結局南西諸島名物スパムおにぎりを買いました。 |
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西郷隆盛謫居之地 | 南洲神社のどん |
バイクを停め、歩いて西郷隆盛謫居之地〜南洲神社と回ります。 奄美地方での西郷人気は異常で、西郷どんの行くところ全部名跡です。 |
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越山公園 | なみのうえが行く |
次はバイクで、細長いウ○コのようなモニュメントが印象的な越山公園に上ります。 展望台から沖を行くフェリーが見えます。おそらく那覇からの『フェリーなみのうえ』だと思われます。 |
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世之主神社の鳥居 | 世之主の墓 |
天気が悪くなってきましたが、世之主神社〜世之主の墓と回ります。 世之主というのは15世紀に琉球から来た領主で、勘違いで妻子ともども自害してしまったという何かさえない印象の人ですが、いくつか旧跡が残っています。 |
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冬のハイビスカス | 「西郷隆盛上陸之地」碑 |
どこに行くか迷い、バイクで島を周回します。 すると今度は「西郷隆盛上陸之地」碑があります。西郷どんが歩けばその足跡はすべて旧跡です。 |
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ある日の夢 | 居酒屋 |
再度和泊まで戻ってくると、雲が切れて虹がかかっていました。 夜は当然居酒屋です。豚足とゴーヤーをあてに生ビールをいただきます。 |
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何か気持ち悪い | 農地 |
和泊を遠望 | JAC3801便 |
笠石海浜公園展望シンボルタワー | 碧い海 |
男のロマン | 誰も居ない |
翌朝。 フェリーまで時間があるので、笠石海浜公園へ向かいます。 ここも誰も居なくて貸切状態。展望タワーに上れば、鹿児島からのJAC3801便(DHC8-Q400)が、島の北端にある空港に降りて行きました。 浜辺に下れば、どこまでも碧い海…ですが天気が悪いので爽快感は今ひとつです。 |
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和泊港 | 旅客ターミナル全景 |
沖永良部の旅もこれで終わりです。 12時のフェリーで次は与論島に向かいます。 |
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沖永良部 花き流通 センター | 特産品群 |
沖永良部は花卉の生産が盛んで、港には「沖永良部 花き流通 センター」のコンテナも見られます。 フェリーのお供に売店で沖永良部特産『えらぶかまぼこ』と『はしゃむち』を購入します。 『えらぶかまぼこ』はともかく、『はしゃむち』は、まぁ、なんと申しましょうか、名物にうまいものナントカという感じでした。 でもこの島ではきっと、昔はたいへんなご馳走だったのでしょう。 |
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フェリーあかつき登場 | だいぶくたびれ |
ダッシュで引っ張る | 今度はガラガラ |
11時45分、20分ほど遅れて、波のかなたに『フェリーあかつき』が現れます。 4年前に地獄の辛酸を舐めさせてくれた因縁浅からぬ船ですが、今回は与論まで1時間40分のおつきあいです。 船内はガラガラで、家畜運搬船だった前回よりはマシな船旅になりそうです。 と、思うもつかの間、定刻を30分以上過ぎても埠頭ではフォークがガシャガシャと行き交い、さっぱり動き出す気配がありません。 どうやらこの時期はさとうきび等の積荷が多く、遅れは常態化しているようです。こっちはスケジュールの都合上、どうしても今日中に与論3局を回ってしまわねばならないので焦りますが、毎度のことなので船員も地元乗客もケロケローってなもんです。 とても気をモミモミしましたが、それでも何とか約1時間の遅れで出航です。 |
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