カメラの苦しみ方8
フィルム装填(2)  '05/12/06
 New FM2、F3、FAとフィルムを入れて現像する。
 AFカメラほどではないがやはり傷は入る。
 ラボの技術者は、この程度の傷はプリントしても写らないという。

 山用の化学繊維の物を身に付けているから静電気が身体に溜まり、異物を手元に引き寄せるのであろうか。
 ほとんど、諦めの境地である。 疲れました。


フィルム装填  '05/11/23
 納得がいかないまま戻ってきたスキャナをしばらくは箱に入れたままにしておいた。
 −が、写真だけは撮り続けていた。

 半月が経過し、現像が終わったフィルムが2本になったので気は進まないがしぶしぶスキャンした。
 フィルムの最初の部分をスキャンすると端から横線が入っている。
 次の6コマのフィルムのその部分を見ると、ベース面にしっかりと横線が入っているのである。
 この時点で否応なくニコンの主張を受け入れざるを得なくなった。

 その足で行きつけのラボへ行き見解を求めた。
 フィルム室の圧版側に異物が入ったためという。
 ラボの技術者のアドバイスにより、フィルム装填時にフィルム室内の異物を吹き飛ばすためエアダスターを買い求め、細心の注意をしてフィルムを装填し、撮影後1本1本の様子を見ることにする。

 F100:傷の数は少なくなったが1箇所傷がある。
 EOS55:賑やかに傷が入っている。
 MZ-3:それなりに傷が入っている。

 AFカメラは、オートローディング機構にホコリが集まるのだろうか。
 それとも、フリースなどの化学繊維をみにつけているからなのか。
 次からは、MFのカメラにフィルムを入れることにする。


Nikon COOLSCAN V ED (2)  '05/10/29
 '05.09.30 スキャナをニコンカメラ販売サービス部に送る。
 理由:ストリップフィルムアダプタSA-21を使用してスキャンすると、フィルムに傷が入る。
 発生頻度:決まった場所に傷が入るということではなく、何時何処に傷ががいるか予測が付かない。
 原因予測:スキャン作動中の機器の不具合
 添付:傷が入ったフィルムと傷が入ったコマのCD-R

 '05.10.14 スキャナの「メカブロック部組」が交換されて返送される。アダプタは精度・動作点検するも不具合無く内部清掃実施

 '05.10.18 修理後のスキャンでもなお傷が入るため、傷付いたフィルムとどのように傷が入っているか図示して再度送付

 '05.10.29 文書にて「数回にわたりスキャンするも指摘現象再現せず。添付された傷が付いたフィルは、アダプタの構造上フィルムと接触する部分は無く従って本体の不具合で傷をつける可能性は少ない。そのうちの1本の傷はフェルトローラーが接触する部分だが当方では再現しなかった。が、念のため内部清掃と点検をした。スキャナについては内部清掃と点検を実施した。」と回答があった。

 つまり、傷はスキャナが原因ではない。と宣告されたわけである。

ペンタックス MZ-3 (2)  '05/10/10
 '05.10.07 修理が終わり、退院してきた。
 9月23日に店に持って行ったので、2週間で戻ってきたことになる。
 コダックDC4800の時は丁度1ヶ月かかった。
 その時はカメラ店の修理会社経由だった。今回は直接メーカーの修理センターへ送ったので早かったのかもしれない。
 修理内容は、フィルム送り部不具合の為、基板・巻上関連部品交換、各部点検となっている。
 工場出荷時からの不具合なので、私としては憤慨する気持より情けない気持の方が大きい。
 ペンタックス純正のレンズはフジカラーを使うとコントラストが強く現れるので、別なフィルムで試し撮りをしようと思う。

Nikon COOLSCAN V ED  '05/09/30

 フィルムに傷が入る。 これにはビックリした。

 カメラを買った時からのフィルムがある。
 写真は引き伸ばしてアルバムに貼ってあるものもあるが、人に進呈したものもある。
 過去の写真を見たい時、見当を付けてアルバムを取り出してページをめくるのだが、結構な冊数になっているので億劫になる。パソコンによる検索を考えるのは当然のことだろう。

 コンタクト作りのためにスキャナを購入した。付属ソフトもインストールし環境は整った。
 ぼちぼち始めたコンタクト作りであったが、スキャンした画像に横線が入っているのに気が付いた。フィルムを確認すると間違いなくフィルムに傷がある。

 自分の操作方法が間違っているのかと思い、説明書を一項目ごと確認しながら作業を進める。
 すべてのフィルムに傷が入るわけではない。入る傷の位置もまちまちである。フィルムアダプタを点検清掃してからスキャンしてみたが改善はされない。ニコンの質問コーナーに書き込んでみたがそういう不具合があったという回答は1件だけで、それもフィルムをよくブロアして解決できたとあった。

 アダプタの構造を見ても傷が入りそうにも無いし、1度フィルムケースから出したフィルムに既に傷が入っていたのかと思い、現像が上がったばかりのフィルムを光にかざして傷がないことを確認してスキャンする。スキャン後の画像を見る。横に線が入っているコマが複数あり、フィルムを見る。スキャン前には無かった傷がしっかりと確認できる。
 このまま作業を続けることは、すべてのフィルムをだめにするに等しいので到底出来ない。

 ニコンのサポートセンターへ電話をかける。空いているのかトラブルが無いのか待たずにつながる。相談の結果、点検のため送ることとした。

 F100. Optio WP. Nikon COOLSCAN V ED. 気が付かなかったとはいえMZ-3…
 ここんとこ立て続けに心を乱される事柄が起きる。人も世の中も気候も地球も変わり始めているのだろうか。 歴史的なその現場に私はいるのか。ならば今こそカメラを持っている者として記録せねば… すべてが無くなるのに記録なんかしてどうなるの…


ペンタックス MZ-3
(1)  '05/09/23

 MZ-3が入院することになった。

 購入時から今までまるっきり不具合を感じていなかったのである。
 事の発端はフィルムスキャナによるコンタクト作成作業であった。

 フィルムの管理をパソコンで行おうと、昨年3月にフィルムスキャナを購入したのである。
 このスキャナは、6コマのフィルムを自動的に引き込む方式であるが、フィルム先端のパーフォレーションが切れている場合は挿入できないのでフィルム端を切り落とさなければならないのである。

 MZ-3で撮影したフィルムを購入当時から調べてみると、すべてコマとコマの間にパーフォレーションが正確に位置しているのである。
 他メーカーのフィルムも調べたが、MZ-3だけの現象であった。

 私は、ペンタックス相談センターへ「コマとコマの間にパーフォレーションが位置しないフィルムの装填方法」を尋ねたところ、「撮影したフイルムのコマとコマの間には、フイルム送りのための穴(パーフォレーション)は存在いたしません」という回答で、私のMZ-3については、調整が必要とのことであった。

 既に保証期間を過ぎていたが、フィルムケースに撮影年月日を記録していたので、そのフィルムを添付して「初期不良のためメーカー保証適用」で取り扱ってもらうこととし、購入したカメラ店から調整のため送ってもらったところである。

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