カメラの苦しみ方 2

ニコマートEL
 ニコンFは露出計が付いておりません。
 セコニックの入射式と反射式の両方使える露出計を買って露出を決めておりました。
 露出計内臓のニコマートFTnを使っていたから、いちいち露出計を取り出して露出を決めるニコンFは使いづらかった。
 それに、フィルム巻上げレバーの肉厚が薄く、しかも親指の腹が当たるところに滑り止めが刻まれていてフィルム巻上げは楽しくなかった。シャッター音は「ぱたらっ」っていう音で柔らかくて良かった。

 そんな時発売されたのがニコマートELで、絞り優先自動露出が使えた。ニコンFと出番の少ない200ミリF4が下取りに出された。


ニコンニューFM2
 マニュアルカメラがなくなるという、もっともらしい「うわさ」があって手に入れた。カメラ店で在庫があるかどうか尋ねた時、店員は、これを出して良いかどうか店長に伺いをたてているのを聞いた。店長は、仕方がないなーというような態度でOKを出した。内心「もうけー」って思った。

 あとでわかったことだが、ハニカム構造のチタン製シャッターがアルミニュウム平板のシャッターに変わるということだった。前期の末期?製品を手に入れたわけ。このカメラも手離せない。今はたいした出番がなくても… 

ニコンFA
 ペンタックスSPは開放平均測光、ニコマートFTn・EL・ニューFM2は開放中央部重点測光だった。

 現像後のフィルムに露出の当り外れがあって、どーしてかなーって思っていた。適正露出になるように絞りとシャッター速度を合わせているし、ELはAEだし、それこそ「何でかなー」であった。

 そんな時5分割マルチパターン測光と中央部重点測光を備えたFAの中古に出会った。これでもう私は露出で苦労しなくても良いのだ。重たいELはこのとき下取りに出された。

ニコンF801
 マルチパターン測光とAF。そして35〜70mmズームレンズ。これで露出、ピント合わせ、レンズ交換のわずらわしさから開放されて撮影に専念できる、と思った。フィルムはネガカラーISO100を使っていた。

 そのうち、リバーサルフィルムというのを使うともっときれいに写真を撮れると言われたような・・・。プロはリバーサルを使っているんだ。だからあんなに綺麗に撮れるんだ・・・。そっかー、やらねば。

 F801を使っていて広角側に不満があった。35mmでは足りない。
 そんな時28〜70mmのレンズが発売になり入れ替える。
 望遠側も70mmではチョトたりない。他メーカーでは28〜105mmのレンズがあったがニコンにはなく、35〜105mmを入れる。

 35〜105mmの出番は少なく、コンパクトな28〜70mmを良く使っていた。
 でも、出かける時はどっちを持って行くかいつも迷っていた。
 写りは28〜70mmよりも35〜70mmのほうが良かった。

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