3rdDay
 早くも最終の3日目になった。ホテルの窓から見る景色もとても美しい。今日の朝食は昨日ローソンで購入したハムと玉子焼きサンドなどなど。今回の旅行はLCCのピーチエアなので、飛行機に有料で荷物を預けるよりはと、往復ゆうパックを利用した。ホテルには午前中、郵便局とヤマト運輸のカウンターが開設されており荷物の発送はとても便利。
 家族で2度目となる今回の大阪旅行は、前回行かなかった「大阪城」を見学することにした。大阪城に行くには、JRでも地下鉄でも最寄駅からそれなりに歩くようなので、乗り換えがスムーズなJRの環状線で行くことにした。日曜日の朝なので、ユニバーサルシティ駅に到着する電車は混んでいたものの、逆方向に向かう電車はガラガラで快適な移動だった。西9条駅で大阪環状線に乗り換え森ノ宮駅へ。
 天守閣に行くにはどのように行くのが一番便利なのだろうと頭を悩ませていたが、JR、地下鉄のどちらで行ってもそれなりに歩くようだった。ちょうど天気がよかったからなのだろうか、札幌で考えると4月上旬ぐらいの感じがした。広い公園の中は散歩する人、ランニングをする人とのどかな雰囲気だった。
 大阪城公園はとても広い公園で、天守閣まではのんびり歩くと20分ほど。入場料は大人600円で子供(中学生以下)は無料だった。もしかすると数年後には大阪市外の子供は有料になるのだろうか。お城に入ると周りは外国人ばかりだった。
 お城と行ってもエレベータで上がることができ、8階が展望台になっている。お城の周辺には高い建物がないので素晴らしい景色を堪能することができる。
お城から出ると 「カキツバターズ」のお二人が大道芸のパフォーマンスをしているところで、見学させていただいた。
 城内にはいろいろな出店もあり、ちょうどお腹もすいてきたので「みたらしだんご」をいただいた。昼になったので、ガイドブックで探した天王寺動物園近くの「八重勝」さんへ向かうことに。
地下鉄を乗り継いで天王寺動物園駅に到着したところまではよかったが、どこの出口から出ればよいのか全くわからず、駅員さんに教えてもらった。教えてもらったとおりに歩いてジャンジャン横丁に到着した。中を歩くと呼び込みをしている店もあれば、列ができている店もあった。「八重勝」さんの前にも長い列ができていた。せっかくなのでと並んで待っていたものの、列もあまり進まず、店の中を見るとカウンターしかないので家族4人が並んで座ることも難しそうなので他の店へ行くことにした。少し先の串カツの店に入ったところ、そこもカウンターの店だった。空いていたのに「もう少し行くと家族連れでも入りやすい店がありますよ」と、親切にも他店を紹介してくれた。
 そしてこちらが紹介してもらった「ヤマハチ商店」さん。こちらは確かにテーブル席、お座敷完備で家族連れには向いているのかもしれない。ちなみに「串かつ」はお腹いっぱい食べるとそれなりに値段になるようで、普段節約生活をしている我が家にとっては想像以上の高級料理だった。
 「ヤマハチ商店」さんにて、「ところで(ガイドブックで探した)スマートボールの店はこの近くですか」とお聞きしたところ、「えっ、お子さんは入れないですよ」と。実は札幌にはスマートボールのお店はないので「ゲームセンター」に類似するものばかり思っていた。そんなわけで時間もあいてしまったので新世界をブラブラとしていたものの食べるところしか目に入らないので「通天閣のおみやげでも見るか」と通天閣へ。しかし2階に行くのも有料だということであきらめてさて何をしようかと。
 ボキャブラリーもなければ時間もないので、「よしなんばに行こう」と、地下鉄駅に歩き始めたところお店の前で「どこ行きはるの」「なんばまでです」「それならそこから無料のバスでとるよ」と。こちらから聞いていないのに親切に教えてくれた。
 そんなわけで通天閣の前から無料バスに乗車してなんばまで。ビックカメラの前で降車して道頓堀へ。ここまで来たら空港へはもちろん「南海電鉄」。駅の方向へアーケードの中を歩いていくと中華まんじゅうの看板を見つけた。「蓬莱」さんで豚まんを購入してさあ食べようと思ったものの座る場所もない。よく見ると隣に同じ店名「蓬莱」さんを発見した。店の横に椅子があったので「まあ、同じ店だからよいだろう」と食べ始めたところ、わざわざお茶をだしてくれて「お隣の
「蓬莱」さんで買ったんですか。うちとは違う店なんですよ。」「えっ、すみません」「ゆっくりしていってください」と。う〜紛らわしい。同じ店名でとなり同士とは。さすがにテンションが下がりそそくさと退散。
 でも、一宿一飯の恩義もあるので、お隣の「蓬莱」さんでも中華ポテトなどを購入してなんば駅へ。逆算して時間をみれば関西空港へ行かなくてはいけない時間になっていたので、駅で関西空港への時間を確認する。特急「ラピート」にも乗ってみたかったけれど、最速の時間を見ると急行が一番早く空港へ到着するとのこと。
 40分ほどの乗車で関西空港へ到着した。北海道には私鉄がないので南海電鉄に乗れただけでなぜかうれしい。ピーチが発着する第2ターミナルは電車の駅がある第1ターミナルからバスで10分ほどの第2ターミナルとなる。おみやげの最終調整をしたかったので、第1ターミナルへ。第2ターミナルにもそれなりのショップがあるようだが、やはり品ぞろえでは第1ターミナルにはかなわない。お目当てのおみやげを購入して第2ターミナルへ。
 余裕を持って行動してきたつもりだが気が付くと搭乗手続きぎりぎりの時間になってしまった。17:45のフライトのなので30分前までには搭乗手続きを終了しなくてはいけない。何といってもLCCには安いなりのリスクがあるので注意が必要だ。第2ターミナルに到着すると、千歳行は150分ほどデレィになっていた。そんなわけで第2ターミナルのおみやげものショップもひととおり見て回ったところ、定番おみやげは第2ターミナルでも購入できるような感じがした。
 時間い余裕ができたけれど、することもないので搭乗待合室でのんびりすごすことに。ゲート前でも軽食の販売やおみやげの販売をしていた。LCC用のターミナルとはいえローカル空港の施設よりははるか利便性も内容もよい印象だった。もちろんあえて作る必要があるのかは疑問もあるが。
 結局、後発の沖縄行よりも遅く搭乗が開始された。関西空港では千歳空港の案内とは異なり座席のABCから搭乗が始まる。我が家はABC(通路)Dなのでまじめに2回に分けて搭乗をする。まあ、一緒に行っても問題もなさそうだったがルールはルールなので。
 そんなわけでPAPAのみが一人歩いて飛行機に向かう。夜の空港は本当にきれいだ。晴れていればボーディングブリッジから搭乗するよりもこちらの方がはるかによいのではと感じた。 
 途中で少しがんばったのか千歳へは定刻から30分ほど遅れて到着した。千歳空港では、一番端にあるゲートであること以外は大手の航空会社と変わらない(ように見える)。サン駐車場のお迎えの車に乗ってサン駐車場へ。大した話でもないけれど節電の影響なのかサン駐車場の看板も真っ暗で撮影することができなかった。
 今回はLCCに初搭乗で大阪へ。天候にも恵まれて楽しい旅行だった。
 「旅行記を読んでいただきありがとうございます。」

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