1StDay

 冬期間の旅行は、気にしても仕方がないのだがやっぱり天気が気になる。特に今シーズンは例年になく雪も多く降っているので余計に心配してしまった。しかも今回はLCCのピーチでのフライト。なぜかと言うと、千歳空港の出発状況を見ているとANA、JALの関西便が普通に飛んでいる時にもピーチは早々に全便欠航などとなっていることがあったから。
 そんなわけで当日はまず、ピーチのWebを見てみた。関西を通常どおり出発するようなので一安心。
 フライトは千歳発9:20。ピーチからのメールを見ると「30分前までに搭乗手続きをお済ませくだい。」とある。いつもぎりぎりに行くことはないのであまり心配はしていないものの、ピーチは時間に厳しそうなので少し早めに自宅を出発した。
 自宅から札幌北IC経由でサン駐車場までの時間を1時間と予想して余裕をもって自宅を出発したところ、なんと朝の通勤ラッシュなのか高速道路は渋滞していた。ちょっと心配しながらも札幌南ICからはスムーズでサン駐車場には8:15に到着した。
  千歳空港には8:30に到着。渋滞であせったわりには余裕をもって到着することができた。ピーチの搭乗カウンターは空港1階の到着ロビーのはずれにある団体カウンターの付近にある。サン駐車場の送迎は一般車の乗降場があるセンタービルで行われるので、空港ターミナル1階にある到着ロビーまではいわゆるAレーンと言われるバス・タクシーの乗降場を横断して空港ターミナルへ行くことになる。そんなわけで、空港ターミナルのエスカレーターで一度2階へ上がりANA、JALなどの出発カウンターを見ながらもう一度1階に行くことになる。面倒なのだが、安いのでそんなことは気にならない。
 1階の到着ロビーを歩いて行くとすぐにピーチの搭乗カウンターが目に入ってきた。
 自動チェックイン機の付近にはピーチの職員は誰もいないのではと思っていたのに案内をしてくれる人がいたのにはびっくりした。
 LCC以外の航空会社でも自動チェックインが当たり前なので操作は全く問題がなかった。今回は荷物をあらかじめホテルに送っているのでチェックイン後は搭乗待合室に行くだけ。搭乗ゲートは空港の端に位置する一番不便な1番搭乗ゲート。でも、バス移動でもなく徒歩移動でもなくボーディングブリッジから搭乗することができる。この1番搭乗ゲートは数年前まで国際線で使用されていたもので、何となく懐かしい雰囲気だった。
 搭乗は時間通りに9時前に始まった。さすがは時は金なりのLCCだけのことはある。チェックインは、ANA・JALのような自動改札機のようなものではなくピーチ専用の端末で行うようだ。搭乗の順番は窓側の2列からとのこと。確かに先に窓側に座ればいちいち通路側の人が席を立たなくてもよいのでスピーディに搭乗ができるのかもしれない。実際にはどうなのだろう。
 LCCのシートピッチは狭い狭いと思っていたので、実際に座った感じになんら違和感はなかった。
 全員が搭乗を終えるとすぐにプッシュバックが始まる。定刻前にボーディングブリッジを離れ時間どおりに千歳空港を飛び立った。機内は7割ほどの搭乗率だった。機内サービスのうち、ANA・JALと比べると飲み物サービスがないだけなので気にはならない。むしろお金を出すと軽食も購入できるのである意味便利なのかもしれない。
 それにしても賑やかな機内だった。赤ちゃんが泣いているのは全く気にならないが、それ以上の年令になれば親がしっかりと公共の場所でのマナーを教えるべきだ。(と思う。)
 うるさくて寝ることはできなかったものの、関西空港までは2時間ほどのフライト。定刻より早く関西空港へ到着した。飛行機を降りてから空港内を徒歩で移動する。雨が降ったりするとちょっと厳しいかも知れないが、普段はなかなか歩くことができない場所なので逆にうれしかったりする。
 関西空港は第1ターミナルにも充分余裕があると思うが、LCCと既存の航空会社を差別化するためだけにわざわざお金をかけて、一見するとみすぼらしく見える第2ターミナルを建設しているようにしか見えない。
 そんなわけで、大阪市内へ向かうためにはバスにて第1ターミナルへ移動する必要がある。 
 USJまでの移動ルートは「リムジンバス」か「JR」を予定していた。リムジンバスは12:10発でUSJは13:20に到着予定で大人1500円なり。「JR」は12:02発の快速でユニバーサルシティー駅まで西9条駅での乗り換えを入れて13:20着で大人1160円なり。荷物もないのでTAKEFamilyは「JR」を選択した。
 さすがに平日の昼間だけあり、JRも空いておりのんびり座って移動することができた。当然のことながらユニバーサルシティ駅もご覧のとおり。この時期は北海道の学校だけ?がまだ冬休み中で学校を休まなくても平日の旅行が可能。
 駅を出てからホテル京阪を探してみると駅のすぐ目の前にあった。オンシーズンでは宿泊料金が高くてオフィシャルホテルに宿泊できないが、この時期は1ルーム1万円程度で4人が宿泊できるのがうれしい。それに比べるとUSJのチケットは10:00から17:00までしか開園していないオフシーズンでもオンシーズンと入場料は同じだ。まあ、実質的には空いている分、同じかそれ以上にアトラクションを楽しむことができるのかもしれない。
 部屋は22階でUSJとは反対側の部屋だった。オフシーズンの閉園時間は17:00なので3時間ほどUSJを楽しむことにした。USJの良いところは、1・5日券なるものがあって、2日券よりも割安に遊ぶことができるところだ。(1/8〜3/1は13:00から翌日のクローズまで利用可能)
 ユニバーサルスタジオへ行ってみるとエントランスンはほとんど人がいなくて有名なランドマークの周りには誰もおらず記念写真を撮り放題だった。 
 入場してまずやりたかったのが昼食を食べること。昼に関西空港へ着いてからここまで、USJへの入場を優先してきたので何も食べていない。チェリトスを発見した二人は早速購入。それにしても一本420円とはちと高い。
 旅行に来たからには非日常を満喫したいと思っているもののハンバーガーセットが1,580円には驚いてしまった。家族4人でセットを食べると6,320円。しかも単品の販売はしていないとのこと。千歳空港から関西空港までの航空運賃が3,000円と思うと、ハンバーガーはパスすることにした。
 でもお腹もすいているので「アズーラ・ディ・カプリ」というピザのお店に入ってみた。このシーズンで平日の木曜日、さらに14時すぎと店内は先客が3組ほどいるのみだった。値段をみればピザ1枚が1,800円から2,400円ほどとリーズナブルなプライス。
 ピザを食べて支払いをしていると、キャッシャーの方が「これからどこを見るんですか」などと声をかけてくれて「まだどこも見ていないんです」と言ったところこれからの予定を綿密に立ててくれた。「まずはこの日の最終回になる15時からの「ウォーターワールド」を見てから、その近くにある「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」、そして「ジョーズ」ではどうですか。」さらに「ウォーターワールドでは正面に座ると見やすいですよ」と座席までアドバイスしてくれた。
 そんなわけで、教えていただいたとおりに「ウォーターワールド」へ。開園時間の10分前に行っても正面の座席を確保することができた。
 ジョーズに行ってみると意外と混んでいて30分待ちとなっていた。それでもUSJでの30分待ちは多分待ち時間には入らないのかも。これで3連続ウォーター系のアトラクションなのでやはり寒い。アトラクションを楽しんでから見ると、入る前には列ができていたJAWS記念撮影間には誰も並んでいないので、早速フォトクルーに撮影してもらう。自分のデジカメでも撮ってもらい写真の確認をする。写真の出来栄えにもよるけれど、今回は記念に購入することに。
 確か1,200円だっただろうか。購入しても良いと思う料金設定かな。
 そして、スパイダーマンへ向かう途中にあるカーニバルゲームをやってみることにした。そのゲームは穴に入れるとスヌーピのぬいぐるみをもらえるゲームだ。仕組みは単純ながらもう少しというところ結局入らず。料金は、はっきりと覚えていなけれど、たしか10球で1,000円だった?(オフィシャルホテル宿泊の割引券で200円割引で800円を支払ったような)
 この時点で閉園まであと30分。でもスパイダーマンの待ち時間は0分だったので予想外に時間もまだり、スペースファンタジーにも乗ってみることにした。人気アトラクションなのにこちらも待ち時間は10分ほど。
 14時から3時間ほどの時間だったが思っていた以上にアトラクションを楽しむことができて大満足。ラスト10分で急いでショッピングタイム。と思ったら17時をすぎてもショッピングエリアでは買い物ができた。札幌ではこの時間になるとすでに暗くなっているのに大阪はまだまだ明るい。一度ホテルに戻り、夕食はユニバーサルシティーウォークで食べることにした。
 夕食はユニバーサルシティウォークのお好み焼きの「風月」にした。ユニバーサルシティウォークは閑散としていたけれどこの風月は満席だった。札幌の大丸にも店舗があるようだ。
「風月焼き 1,130円」
「ぶたモダン 900円」
 すべてお店の人がやってくれるので何もしなくてよいのだが、出来上がるまでに意外と時間がかかりお腹もぺこぺこ。その分、出来あがった後はあっという間に食べてしまった。まだまだお好み焼きを食べれそうだったけれど、たこ焼きも食べてみたかったのでたこ焼きミュージアムへ行ってみた。USJが閉園してから1時間30分ほど時間がたっているので、すでにUSJのゲストは帰ってしまったのか、たこやきミュージアムにはあまり人もいなかった。
 ここで「やまちゃん」たこ焼きと明石焼きのセットをいただくことに。「たこ焼き」は札幌でも食べることができるが「明石焼き」を食べれるところは聞いたことがない。たこ焼きの原形が明石焼き(たまご焼き)だというHPも見た。でも似ているのは形ぐらいで、たこ焼きはソース、明石焼きは薄味のだし汁に浸けて食べる。たこ焼きと食べ比べると薄味な分インパクトがないように感じるものの、このあっさりとした味はなかなかおいしい。ホテル1階のローソンで夜食を買い込みホテルにもどり、31階にある天然温泉へ。京阪ホテル宿泊の楽しみの一つはやはりこの天然温泉。宿泊者限定で料金は大人1,500円とのことだが今回の宿泊プランには宿泊日数分だけ入浴券がついていた。木曜日の宿泊だからなのか、大きな風呂に他には誰もおらず大きな貸切風呂で夜景を堪能しながらくつろぐことができた。

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