佐藤眼科医院は、昭和初期より眼科専門診療所として、地域密着医療に努めております。
白内障や網膜硝子体の日帰り手術をおこなっておりますが、入院設備も完備し、希望する場合には短期入院治療も可能です。
美畑町診療所は失明につながる糖尿病網膜症の手術を行う専門医療機関を目指しておりますが、今回開設いたしました銅町クリニックは、近年著しく増加し社会問題となっている加齢黄斑変性症に対する専門医療機関としての設備を整えました。難治性であり、継続的な経過観察を必要とするこれ等の疾患に対して、日常生活を犠牲にすることなく対応したいと考えております。
更に、高齢化と共に、眼科疾患はますます増加すると思われますが、ご本人を中心とした地域医療ネットワークの充実にも努力してまいります。
色々な事情で通院が出来ない方は、往診も行っておりますので電話などでお問合せください。
佐藤眼科医院 銅町クリニック 院長の佐藤さくらです。県立中央病院眼科部長の主人は、佐藤家で眼科医4代目になります。主人の祖父が宮町で開業していたご縁もあり、この度山形市銅町に開院することとなりました。
私は山形大学医学部を卒業後、山形大学医学部附属病院に勤務し、さらに大学院生として学位を取得しました(学位論文は糖尿病網膜症の分子病態)。また、眼科医の主人とともに米国に臨床留学する機会に恵まれました。この経験は、米国での先端医療に触れることができ、とても勉強になりました。しかし一方で、特に手術などの手技・技術は日本のほうが世界最高峰に位置するのではないか、ということに気づきました(日本の医療に良い点にもたくさん気づきました)。帰国後は山形済生病院に眼科部長として勤務し、山形大学医学部附属病院、県立中央病院、近隣の開業医の先生方との連携の中で、様々な疾患に対して最先端の診断・手術も含めた治療を経験しました。眼科は限られた小さな分野でありますが、医学の進歩は早く、ここ数年でも治療法の進歩には目を見張るものがあります。
この度私が開院に至ったのは、この山形の地で、元県立河北病院眼科長の神尾聡美先生とともに国内はもとより世界にも発信できる眼科医療を山形大学医学部附属病院、県立中央病院などの病院眼科と連携しながら試みようという考えがあってのことです。まだまだ若輩者ではありますが、どうぞよろしくお願い致します。