坪田愛華ちゃんの世界より

 坪田愛華ちゃんが、「地球の秘密」を書き上げて亡くなったのが1991年12月26日、それから3年後の1994年5月7日に、高木善之氏の環境講演会が、松山で開催され、私と友人6人が゛この会に参加した。
 坪田愛華ちゃんの話を、講演の中で初めて知り、この本を買い求めて皆で何度も読みかえした。7人とも愛華ちゃんの言葉に深く感動し、活動資金を出し合って基金を作り活動を始めた。

『昨日』は大人のしたこと。

『明日』は子供のすること。

この、愛華ちゃん語録に書かれた言葉は、それまで全く環境汚染に気づいていなかった私たちにとって、とてもショッキングな事実だった。
この事実を、少しでも広く伝えて環境改善を目指そうと、仲間を集めて活動の輪を広げた。愛華ちゃんの言葉に、私たちの志を加えて、次のような標語を作った。

坪田愛華ちゃんの地球の秘密

『今は』、大人と子供が力をあわせて環境破壊を止めよう。

 愛華ちゃんの「地球の秘密」の本を購入し、松山市内の小学校に配布、また夏休みには、子供さんにアニメの「地球の秘密」を観てもらうために、テレビ局の放送時間を買い上げて、愛媛県内全域を対象に放映。
 それ以後、活動は次第に大きくなり、フロンガス対策のための「ストップフロン愛媛」を設立し活動を続けた。
 あのとき、愛華ちゃんの「地球の秘密」に巡り会っていなかったら、今の私も仲間の輪もなかった。環境意識に目覚め、保全活動を通じて、少し成長した私と仲間の今の姿はなかっただろうと思われる。この愛華ちゃんとの『ご縁』の有難さに、深く深く、感謝するのみである。
 この本は、愛華ちゃんの『命』そのものだと感じている。私が尊敬するある老師に、この本を贈呈した。愛華ちゃんの語録を、一読されて『これが真言だよ。だれにでも理解できるし、しかも、人に押し付けず、強要せず、温かく伝えている。分かりにくいお経100巻より、よっぽど素晴らしい』と感想を述べられた。

缶を捨てるのは『過去』 拾うのは『未来』。

缶を捨てる軽さと、 缶を拾う重さを考えよう。

朝日出版社刊

一人一人が気づけば全員が気づくことになります!!お時間を割いていただいて是非愛華ちゃんにアクセスしてください。愛華ちゃんのホームページとのアクセスではなく愛華ちゃんの心にアクセスしてください。

http://www.shuppanbunka.com/book/isbn3075/3075.html
http://www2.saganet.ne.jp/kasuke/aika.htm