《世界設定》

ゴタゴタ書いてますが、興味あるところだけで充分かと(とゆーか、読まなくても全く支障ナイです)。
まぁ要するに、こーやって書いてると自分の頭が整理されるんです、はい。

時代背景
 近未来、小惑星帯を含む太陽系全域に人類の居住区が広がり、惑星間の移動が容易になり、各惑星系の距離感は隣りの大陸に行く程度のものになっている。
 また、惑星上の各都市はそれぞれ独立国家を形成し、巨大コンツェルンや軍事勢力など『金』を握る組織がいくつかの都市国家を傘下に入れて勢力を築いている。
 限られた人間、資源の下では、いかに傘下に多くの都市を置くか、或いは高い利益を生み出す技術や人材を手に入れるかが繁栄の鍵となるため、いくつもの都市国家=コンツェルン、軍が勢力争いを繰り広げている。
 資源不足から、勝利しても征服後の都市運営に支障を来たす大量破壊兵器の開発はほぼ放棄されている。代わって戦闘の主力は、示威行動として効果の高い戦車などの大規模部隊や目立つ二足歩行兵器などへシフトしている。
 都市機能の破壊も目的とした侵略行為の時以外は、都市間に存在する何もない荒野が戦場となる事が多い(全て、資源の有効利用の為)。
 また、『決戦』と呼ばれる、衛星軌道上などに設置された特別なステージでショー的な戦いが行われる事もある。双方の合意の下に行われるこの戦闘は一般市民にも中継され、この戦いに敗北する事は、侵略戦争時に敗北したのと同じ意味を持つ。

Virtuaroid(バーチャロイド)
 とある研究所で開発された巨大な二足歩行兵器で、V−クリスタルと呼ばれる高密度エネルギー結晶体を核にしており、その為に一般のエネルギー燃料兵器に比べれば無限に近い時間、作動を続ける事が出来る。しかもその戦闘力は非常に高く、一体で一個師団を撃破する事も可能であった。
 しかし、V−クリスタルは活性化の際搭乗者の精神と同調する為、『適性』を持たない者が操縦を行えば、戦闘を行っただけで廃人となるか、或いは死亡してしまう。
 『適性』を持つ者は非常に少なく、各国家ではやむなく、能力を著しく落として汎用化したレプリカを使用している。
 各キャラと、搭乗するVirtuaroidの詳細についてはこちら

クロサキグループ
 小規模都市『AZUMA』を地盤にしている企業グループ。トップである黒崎壱哉の手腕で、小さいながら、高い技術力を持った研究所や工場、収益性の高い金融機関や商業地を持っている。
 当初は太陽系内でもトップクラスの巨大コンツェルンである西條グループの傘下であったが、犯罪すれすれの汚れ役ばかりを押し付けられる事に嫌気が差し、 『AZUMA』ごと自立した。秘書であり、右腕でもある啓一郎だけがついてきた。

独立都市『AZUMA』
 巨大コンツェルンや軍などの傘下になく、単独で自治権を保っている都市は独立都市と呼ばれている。
 独立を維持する為には、独自の資本や高い収益性、更に他勢力からの妨害活動に対抗するだけの戦力を保有しなければならず、実際には数少ない。『AZUMA』の場合は、規模が小さいものの、高い収益力と技術力で勢力を維持している珍しい例である。

AZUMA武闘団
 庇護を失った『AZUMA』には、西條グループは勿論、別のコンツェルンからの妨害工作、国際的犯罪者組織などの破壊工作が頻発した。
 治安が悪化すればコンツェルン運営にも支障を来す為、黒崎壱哉が成り行きで自衛組織を設立した。
 そのうち、市民に『正義の味方』として認知され、誰が呼ぶともなく『AZUMA武闘団』と呼ばれる事となった。 敵の無粋な戦車やレプリカの二足歩行兵器に比べ、こちらのVirtuaroidの動きがまるで舞踏のように見えたから、と言う説がもっともらしく流れている。
 一般市民には搭乗者の正体や、彼らがどこから来ているのかは全く知られていない。調べようとしても不思議に辿り着けない、『お約束』の法則が働いている為である。

ショーハウス『Crystal Castle』
 当初は戦闘に壱哉、啓一郎のみが出撃していたが、ふとした事から幸雄も適性を持っている事を知る。
 更に都市の住人全てに調査を行った結果、崇文と新が高い適性を持っていると判明する。
 彼らに莫大な借金を背負わせた壱哉は、引き換えにパイロットとなる事を承知させる。
 高い適性の持ち主は狙われる事と、何かあった場合の出動の都合から、普段同じ場所で居住する事にする。
 カモフラージュ兼壱哉の趣味として設置したのが、地下に巨大基地を備えたショーハウスである。
 壱哉の気紛れで、公演は完全に不定期な上、ショーの時間もそれ程長くはないのだが、それでも、女性、男性問わず大人気である。
 このチケット代やグッズの収入などが、武闘団の重要な資金源になっているとも言われるが、定かではない。
 ちなみに、ショーハウスで働く全員が基地の技師や通信士であったりする。

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