魚探センサーのインナーハル化(改良前)
トランサムへの外付け魚探センサーでは、20km/hぐらいまでは何とか映るんだけど、プレーニング状態になってしまうと映らないんで、プレーニングの状態でセンサー部分を覗き込んだら、センサーが海面から完全に浮いていました。
これはインナーハル化しかないないということで、作成してみました。
ネットで調べながら、どうすればいいのかと色々考えたけど、Neo374の船底に平らな部分が少ないんで、塩ビ管を使用して不凍液にセンサーを漬ける方式にしましたが、船尾の船底部分に取り付けるには(生け簀は二重構造で駄目らしい)、直径10cmのインスペクションハッチからの作業になるから大変そう・・・。
先ずは船底の形状をコピーするために、ワックスを塗りこんだ船底にゲルコート→FRPを3層貼り付けメス型を作りました。。(乾燥まで約2時間ほど)
完全に硬化する前に剥がしましたが、結構表面が綺麗にできました。
スタイロホーム(断熱材)を船底にあわせてカッターで削り、メス型のFRPをのせて船底と同じような状態にしました。
FRPが乾く間に買い出してきた塩ビ管類。(写真右上のものは使用しませんでした。)
直径8cmほどの塩ビ管をメス型の形に合わせて削りましたが、この塩ビ管に不凍液が入る予定。
わざわざメス型を作ったわけは、塩ビ管だけで船底に貼り付けてもすぐに取れそうなので、FRPのフチを塩ビ管に付けるためです。
メス型にワックスを塗りこんで、FRPを4層貼り付けました。(↓)
半乾きのうちにカッターで形を整えて、メス型から剥がした状態。(↓)
センサーを取り付けるために、配管パーツを利用しましたが(部品名はわからず・・?)、
下の写真のようにパーツを組み込みましたが、繋ぎの部品の寸法間違いのため上蓋を開けてもセンサーは外すことはできず、不凍液が入れれるだけの状態なので、船底への取り付けは一発勝負となりました。
作業性を考え、インスペクションハッチを外して作業しましたが、この部分がコーキングされていないことを発見。
雨水が入るひとつの原因ですね。
貼り付け個所の船底を紙やすりで削り、コーキング剤をたっぷり付けてペタ!
Neoの船底はインパラのFRPのようなんで、ちゃんと付くかは・・・・。
コーキング剤が乾くまで3日間ぐらい待とうかな〜と思いましたが、2日目で不凍液を入れました。
コーキングに関しては問題ないだろうと思ってましたが、あちゃ〜・・・。
赤丸で囲んだ部分から不凍液が滲んできました。
慌ててコーキング剤を塗りたくってみましたが、濡れた状態では漏れは止まりませんでした。
結局不凍液を抜き取り、滲んできた場所へコーキング剤を塗って、再度不凍液を入れ直しました。
残念ながら、魚探センサーを塩ビ管から外せない蓋のため、外側だけのコーキングでした。
実際の釣行で使用してみました。
上記写真は、海が少し荒れている状態の32km/hで航行しているときの画面です。
後日、90mの水深の場所にも行きましたが、表示は問題なくすこぶる快調でしたが・・・・。
一冬越して、センサーを確認したら、すべての不凍液が抜けてました。悲。。
このままでは毎回補充しなければならないので、改良しました。