カラーリング

さて、いよいよカラーリングですが、使用する塗料はロックエースという車の塗装によく使われるもの。
これは2液性のウレタン塗料ですので、塗料に硬化剤を混ぜるため乾きが早く、塗装面も凄く綺麗に仕上がります。

カラーリングのうんちくを話すと長くなりますが、コーティング剤に何を使うかによって、塗料の種類を合わせる必要があります。
私の場合は、ウレタンコートをコーティング剤に使用してますが、これにラッカー系の塗料をした場合には、コーティング剤と塗料があわないため、すぐに剥がれてしまいます。
ラッカー系の塗料を使用したい場合には、コーティング剤にはセルロースを使用してください。
よく、カラーが豊富だと言うことで模型用の塗料である「Mr.カラー」を使用する方が多いのですが、この塗料はラッカーでもウレタンでもないので、密着性が悪くなりますが、どうしてもこの塗料を使用する場合には、ラッカーの薄め液で稀少する方法があります。←お勧めはしません。



ちょっと価格が高いのが難点の塗料ですが、写真の塗料一缶で車が塗れちゃうほどで、色んなものに使用できますし、缶のままで10年以上使ってますから意外に経済的です。量り売りもしているとこがありますね。
ちなみに、カラーはレッド・ブルー・イエロー・ブラック・ホワイトの原色とクリヤーがあれば十分。
下手に○○レッドとか混ぜ合わせたものは、別の色と調合した際に汚い色になります。
し・・・しまった!横道にそれた。。反省。



塗装の際には、必ず塗装作業マスクをしましょう。
実は、小物塗装用の換気扇を使用していたため、マスクなしで作業していましたが、動機や呼吸困難の症状が出たため、最近購入しましたが(汗)、シンナーの匂いは全くしなくなりました。ちょっと高価ですが、絶対に必要なものです。



カラーリングの際には、ジグをグリッププライヤーというもので固定して塗ると塗りやすいです。
私が主に使用しているエアブラシはオリンポスの0.3mmのものですが、結構使いやすくて、ジグ作成ならこれ一個でできます。

カラーリングのコツは、ボカシを入れる塗料の調合にはクリヤーを混ぜて使用することと、各色塗りごとにエアブラシの洗浄をしっかりすることです。
特にエアブラシの洗浄をしっかりしないと、綺麗な色が出ないことはもちろん、ノズルの塗料が固まるとノズル部分の部品が壊れます。



カラーリング後は目を入れますが、ポンチでホログラムシートを切り抜き、先の細いピンセットで貼り付けますが、ポンチはちょっと慣れるまでコツがいる作業です。



黒目の部分は、割り箸をナイフで削り、塗料をシンナーで薄めずにスタンプをしたほうが、黒のシートをポンチで切り抜いて貼るより楽ですね。
ここでのコツは、削る割り箸の先は黒目の径より小さくして、塗料を押し付けるのではなく、のせる感じで描くと結構丸くできます。

後は、クリヤーを目止めのために全体に塗って、ウレタンコートにどぶ漬けを2回して完成です。






作り始めると面白いものです。
1ヶ月ほどで数種類のものを100個以上作れました。
これで当分、ジグは買わなくてすみそうです。


                      戻る         TOPに戻る